大ネジ小ネジ
カメラの底面にある三脚ネジ穴は、ずいぶんと昔からサイズがほぼ統一されています。
大ネジ小ネジで言えば、小ネジの方で。
じゃあ、大ネジの方は?というと、、、それより昔のことになるわけですが、正確にいつから統一しました~ってことでもないので区切るのは難しそう。例えば、1954年に登場したライカM3の初期は大ネジが存在しています。
まぁ、M3の場合、底蓋を変えてしまえばそれだけのことなんですけどね。一説によると、輸出先ごとに大ネジ小ネジを変えていた...という話もありますが、よくわかりません。
ところで、この三脚のネジを見ると、「なんだ~大ネジしか使えないのか!」と一瞬思ってしまいますが、よく見ると、下の方に小ネジが見えています。
どうするのかというと、3本の脚をほぼ180°反転させてしまうのです。
この発想の転換というか、大胆さ凄いなぁ~と思いませんか!?
この三脚、「HANZA」って刻印されているので、国産品。時代はもしかしたら戦前?かもしれないくらい、そうでなくても、確実に昭和20年代のものと思われます。
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