アクセサリーシュー用アダプター
初期のニコマートのボディ(FT,FS,FTN)にはアクセサリーシューが装備されていないので、フラッシュなどをセットするためには、専用のアクセサリーシューを別途入手しないといけませんでした。
でも、現在、中古市場で見掛ける初期のニコマートの大多数には、既にこのアクセサリーシューがセットされているものの方が多いかと思います。
なので、より意識することもなかったのだろうけど、ニコマートのアクセサリーシューにⅠ型とⅡ型があることを、このたび初めて知ることになりました。
ファインダーの接眼部にハメて固定する台座部分と、上に乗っているアクセサリーシュー部分の間に、板バネ状のものがあって少し背の高い右側のⅡ型と、それがない左側のⅠ型です。
どうも、かなり早い時期にⅡ型が登場しているようなので、圧倒的にⅡ型の方を良く見かけます。
これ、どうして仕様変更されたのかというと、、、
ニコンF用のフラッシュはボディへの取り付け部分が、Fの独特なアクセサリーシューに合わせて作られています。そのフラッシュをニコマートに使おうとする場合にⅡ型であれば、そのまま装着できるようになっているのです。
そして、ここがニコンらしいというのか、、、気が利きすぎているというのか、、、Ⅰ型のアクセサリーシューでも、ニコンF用のフラッシュを付けられるようにするアダプターが存在していたのです。その名を「アクセサリーシュー用アダプター」。アクセサリーシューⅠ型に、このアダプターを付けることで取り付けが可能になります。
そもそも、アクセサリーシューにⅠ型とⅡ型があることに気付いたきっかけは、この小さなアダプターでした。これを何に使うのか調べているうちに、判明したことでした。
ニコマートを軸にしてウダウダ書きましたが、見方を変えれば、ニコンF用のストロボにこのアクセサリーシュー用アダプターを付ければ、他のカメラの一般的なアクセサリーシューにも使える~というわけです。
*ただし、シンクロ接点はないので、ホットシュー扱いはできません。
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