我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2014年6月12日 (木)

キヤノン三様

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1955年以前のキヤノンレンジファインダー機は、ライカでいうバルナック型のような軍艦部のデザインをしたもの。そのどれもが、フィルム巻き戻しの形状はノブ式でした。

1956年にVT型が登場して、フィルム交換が底面取り外し式から裏蓋開閉式に変わると、軍艦部のデザインもバルナック型を卒業します。

しかし、フィルム巻き戻し部の形状については、以後10年弱の間に3種ほど型違いが存在しました。その3種がちょうど揃ったので画像のように並べてみました。

  • 手前が、VT型などの埋め込み型ポップアップ回転ノブ式。
  • 中央が、P型などの折り畳み上部回転クランク式。
  • 奥が、7型などの上部回転クランク式。

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上部回転クランク式は、明らかに後期モデルに採用されていますが、他の2種は前期のモデルに併用されていました。

併用の理由は、最初期のVT型はノブだけども、後から出て来た上位機種にはクランク式、普及機にはノブ式みたいな時期があったからみたいです。

 

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