つつましやかな?ロシア
かつて、異様なまでの人気を得たロシア製のコンパクトカメラ「ロモLC-A」。
最近の当ブログ的な流れで言えば、ついには日本も真似される側になった~的な代名詞でもあります。
このカメラは、日本製カメラ・コシナCX-2のコピーと言われていますからね!
さて、今回話題にしたいのは、そのロモLC-Aの通称「ウィーン・バージョン」とかいう、ソ連邦崩壊後に再生産されたモデル。
ボディ正面のレンズバリアに、「ロモ蔵」のイラストとレンズ名・スペックが書かれています。
撮影時にレンズバリアを開くと、当然ながらどちらの表記も見えなくなるのですが、レンズバリアを開閉してる途中で、「MADE IN RUSSIA」の表記が見えるのです。一瞬です。
この妙なつつましやかなところに反応してしまいました。
ただ、この控えめな生産国表記は、「ウィーン・モデル」の名称からも分かるように、再生産を推進した団体がウィーンを中心に活動している人々だった。。。からで、ロシアがつつましやかなわけではないのかもしれません。
そして最後のオチは、このロモLC-Aの所有者は、真似された側のコシナ研究会の会長さん。
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