炭酸ガスでJET
これも先日と同じ、日本のコーワ製で米国グラフレックス・ブランド品。「グラフィック35JET」と言います。
そのカメラ名に由来する、ウンチクがあります。
この個体は後期型でその機能は付いていないのですが、初期型には炭酸ガスボンベを装填することが出来て、その圧縮ガスを利用してフィルム巻上げを行なうようになっていたのだそうです。
その痕跡を見つけようとカメラを見まわしたところ、底面に怪しい部分を発見。
目隠し蓋のようになっていましたが、先の細いドライバーでこじったら開きました。この大きな穴から炭酸ボンベを装填したようです。推測するに、参考に一緒に写した単三電池よりもいくらか大きめの炭酸ボンベだったようです。
*↑ ここ、いちおう「炭酸」と「単三」をひっかけてます!(笑)
また、検索したところ、ココが普通に開閉できるようになっている個体の画像も発見出来たので間違いナシです。
しかし、この炭酸ガス巻上げ機能が無くなった後期型でも、それっぽい「JET」という名称は継続されたわけです。
このカメラ、フォーカスの仕方を変わっていて「バタフライ式」って言うんでしょうか、、、レンズの上部両サイドにあるボタンをシーソーのように操作して合わせます。
そして、なんといってもその大きさが立派!
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