リコー 126C-FLEX
昨日紹介した「リコー・EE ラピッドハーフ」に続いて、リコーの変り種をもう1機種。
ラピッドシステムは、フィルムメーカーのアグファが開発した新システムでした。そのラピッドシステムより1年前にコダックが発表していたのが、インスタマチックというシステム。
このシステムに対応したカメラも各社から製造されることになります。
ラピッドに比べると、インスタマチックの方が成功と言えたようで、リコーさんは数機種を製造販売、ついには一眼レフタイプまで展開させちゃいました。
それがこの「126C-FLEX」(1969年発売)です。
インスタマチックの一眼レフというのは他にはほとんど存在せず、国産ではこれ1機種のみしか作られていません。
パッと見た目、微妙に小振りなのに立派な一眼レフスタイルをしているので、目を引く一台です。
交換レンズもあったようですが、今回見られたのは標準レンズのみでした。
でも、このインスタマチックも決して長続きはせず、システム自体が消えていく運命となりました(→https://www.ricoh.co.jp/camera_lib/library/1965.html)。
参考記事:海外にはこんな素敵なインスタマチックの一眼レフも存在しています→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2011/04/sl26.html
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