回るカメラ
間もなく東日本大震災から3年になります。あまり思い出したいことではありませんが、様々な教訓も残していかないといけません。
さて、カメラをたくさん所有されていらっしゃる方の場合、その保管の仕方によって、それぞれの地震対策を講じられていらっしゃるのではないでしょうか。
ここでその保管の仕方について、一から論じていくと大変長いことになってしまうのでしませんが、うちの店で311の時に気付いたことがあるので1点披露します。
初期のミノルタ1眼レフボディは、揺れに対して踊りやすい・回りやすい傾向にあるようなのです。
底面の画像を見てください。三脚穴の部分がまわりの底面より僅かですが突出しているのです。個体差もあるので、すべてのボディでこうなっているのかというと、そうでもないのだけど、かなりな確率で出ています(ホントに僅か1㎜とかそれ以下ですけども)。
そして、三脚穴は底面のほぼ中央部にあります。よって、ガラスなど平滑な面の上に置いていると、地震などの揺れで三脚穴を軸にして回転しようとするのです。
置いてある面が少しでも凹凸があったりして抵抗があればいいし、レンズを付けていればそれだけで大丈夫かもしれませんが、ボディだけで置いておくと、回りますのでご注意ください。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。