漆キヤノン
一昨日のがらくた市に、田中長徳先生が持参されていた「キヤノンL3」。
ボディのブラック塗装は後塗りなんだそうですが、この頃のキヤノンレンジファインダー機の黒帯部分(上下カバーとボディの境目部分)って、なんと漆塗装なんだそうです。
初めて知りました!
言われてみれば、この部分の塗装は強いかもしれない。。。
1956年登場の「VT」型を造る際に、設計者川田氏が自ら京都や奈良へ出向いて職人から教えを受けた~という情報が残っています。
ただ、何でそこまでこだわったのかは分かりませんが、漆塗装は熱や湿気、酸やアルカリにも強いらしい。あと、デザイン的に日本古来の伝統美を意識している~とも言われています。
それを知って、ちょうど手元に置いておきたいライカマウント機を物色していたので、その候補にキヤノンが急上昇です、、、
シルバーボディの方が、漆塗装の黒帯部分が分かりやすいですね。
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