マミヤ35 メリット
久々に「これいいな!」と思ったカメラです。あくまでも、個人的な好みでですが~。
1962年発売の「マミヤ35EEメリット」といいます。
そのとてもシンプルなデザインが気に入りました。巻上げレバーやシャッターボタンなど、必要最低限のものしか付いてないうえ、それらの部品が強い自己主張をしていない。
唯一、洒落てるなと思ったのは、ボディの向かって左肩が少し傾斜して下がっているくらい。それもほんの僅かだけ。
あと、以前一度話題にしたことがある、この時代のマミヤ製品の貼り革がこのカメラにも貼られています。マミヤの頭文字「m」が小さく型押しされていて、その「m」がビシーっと並んでいます。良く見ないと分かりづらいですよ。
カメラ機能としては一般向けの簡単カメラという位置付けで、シャッタースピード優先のEEカメラ。いちおう絞りのマニュアル操作も可能です。
ピント合わせは、3段階のゾーンフォーカスで、「クローズアップ」「グループ」「シーン」とレンズ部分に表示されているだけで、実に大雑把。3段階の区切りが、どこらへんの距離なのかイマイチ分かりづらい。。。まぁ、この時代のカメラによくあるパターンではあります。
ただ、ひとつだけ強烈なインパクトを与えてくれたことがあります。
逆算式のフィルムカウンターが「0」になると、ファインダーの中央に「END」の3文字が表示されること。まるで、映画か何かを見終えた気分です。でも、アルファベットが縦書きに表示されることに違和感がなくもないけど・・・。