呼び呼び!大呼び!
カメラ趣味の低年齢化を何度か話題にしてきましたが、先週、1人でライカ3台持ってきた中学生がいたかと思ったら、今日は3人の中学生が、それぞれ渾身の!?1台を首や肩から提げて来店してくれました。ちなみに、左からキヤノンF-1、ライカⅢG、ペンタックスLX。
ⅢGの彼は、「まだ早いかなぁ…と思ったけど、とあることのご褒美に親から買ってもらった…」とのこと。私はいいんじゃないかと思います。いいモノを大事にジックリと使い込んでいくのも。
ただ、私も含め不惑の年齢以上の人にしてみたら、「未成年者がそんないいカメラ持って~!」とビックリしてみたり、「自分らが子供の頃はそんな贅沢は~!」と羨ましいような、不思議な感情を持つのも事実かと思います。
でも、今、フィルムカメラの多くは、必ずしも当時ほど高額なものでは無くなっています。ニンテンドーDSやPSPなどのゲーム機、それ用のソフトを買うような値段で、入手出来る銘機もあるわけで、子供の趣味に十分成りうるのです。
そうはいっても、趣味性の高いモノにはまだまだ高値のモノも多数あり(一番上の画像内にもありますが…)、子供が持ち歩くのに少々危険を感じたりもしてしまうわけです。
しかし、今日の話題は毎度ではありますが、今から説明する「呼び」ネタの方がメイン。
3人組の来店の後に、実はまだ未成年だけどベテランの域に達してしまった感のあるH君と、上の画像2点を見ながら、カメラ趣味の低年齢化について話をしていたところ、アローカメラに買取りのお客さんがご来店。
買取り成立後、その品物を見てビックリ!!呼び呼び、大呼びだったのです!!下の画像が買取らせていただいた品物の一部。
まずは、一番上の画像「ライカ3台」の中で、ライカモーター付きに装着されている存在感たっぷりなレンズと同じ、ズマレックス85mm/F1.5が入って来たのです。このレンズ、1940~50年代に4000本余りが生産されただけですから、かなりなレアモノ。完全に呼んでます。このレンズ、その専用フードが立派なことにもビックリ。
つぎに、二番目の画像でライカⅢGに付いているレンズはズミタールなのですが、その持ち主の彼に「これのフードないですか?」と質問されて、「今は無いな・・・」と返事をしたばかりだったのに、ほんのタッチの差で入ってきました。ズミタール用のフードは角型で、折りたためるものの、これもまた随分と立派というか大袈裟な出で立ちです。彼にはちょっとタイミングが悪かったけど。大呼びです。
たくさんの皆様から、いろいろな品物の買取り依頼があるからこそ、こうやって、呼ぶ機会・確率もあがるのでしょうが、ここまでビシッと呼ばれると、正直、テンションが高くなって、こんな取りとめもないブログを更新してしまうわけです。