我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年9月

2009年9月 5日 (土)

ペンデジ台風

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え~、もう一昨日のことになってしまいましたが、3日午後7時前から、四谷荒木町近辺に上陸した「ペンデジ台風」は2時間ほど、猛威をふるって去っていきました(笑)。

というのは、うちの店で開催した「田中長徳 PENの本」発売記念ワークショップのこと。告知から3日というゲリラ企画にも関わらず沢山の人にお集まりいただきました。

お集まりいただいた皆さんの顔ぶれを見ると、我楽多屋銀塩組および、シドニー同志は全体の1~2割くらいで、、、新しい顔ぶれが多かったように思います。そのほとんどの人がペンデジ(オリンパスE-P1)を持参されていて、ちょっと不思議な雰囲気でもありました。

上の画像は3分割のワークショップの合間に、1階店先で即席サイン会になってしまった模様です。私自身、ワークショップ会場に足を踏み入れられない程の見事な満員状態だったので、残念ながら内容報告は出来ません。「田中長徳 PENの本」の発行元、インプレスジャパンさんのサイトで報告がされているので覗いてみてください。→http://www.impressjapan.jp/readers/2009/09/pen.html

私としては、今回のような素晴らしい企画の会場として、うちの店を提供できたことがとても光栄であります。そして、今回お集まりいただきました皆様、うちの店を会場にご指名いただいた長徳先生、インプレスジャパン関係者の皆様に心よりお礼を申し上げます。

そして、本日5日が「田中長徳 PENの本」の正式な発売日です。本は我楽多屋でも販売しておりますので、ご興味のある方はどうぞ。

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2009年9月 4日 (金)

変な?ストラップ

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まだ一週間も前の話ではないと思います。がらくたを整理中のアルバイトに「このストラップはどうしますか?」と聞かれました。

画像のように左右の端が違う体裁なのです。片方には金属系のものが付いていて、吊り金具に直接引っ掛けられるようになっています。もう片方には金属系のものはなく、ストラップを折り返して留めるようになっています(←文字で説明するの難しいですが、画像で分かりますよね?)。

アルバイトの問いに私は「う~ん、なんか左右違って不完全だから処分していい」と答えました。

で、昨日、愛知県から届いた買取り依頼の品物の中にコニカの一眼レフカメラ「FS-1」がありました。動作確認等の検品をする前に、装着されたストラップを外していて「アッ!」と口走ってしまいました。先日、アルバイトに処分を命じたストラップと同じものが「FS-1」に付いていたのです。

何で左右の端が違うストラップが装着されているのかは、下の画像をご覧下さい。見えにくいので片方は鏡に写していますが、、、ボディ自体に付いているストラップの吊り金具が、右と左で違う形をしているのです~。

吊り金具の形状については、ちょっと前にブログネタでも少し触れました。そちらも参照してみてください。「FS-1」の吊り金具は、片方(画像内赤丸の部分)はストラップをそのまま通せる形状の吊り金具、もう片方(画像内黄丸の部分)は三角リングなどを必要とする吊り金具なのです。

このように左右別々の吊り金具に対応する為に、「FS-1」専用ストラップはこんな体裁をしているのですね。

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*コニカ FS-1/1979年発売。コニカミノルタのサイト内「コニカの歩み」によると、「世界で初めて、フィルムの自動装填(オートローディング)および、自動給送機構(オートワインディング)を内蔵した一眼レフカメラ」らしいです。ちなみに、FS-1の前後に出ているコニカの一眼レフを見ても、吊り金具が同様な機種はない模様。

2009年9月 3日 (木)

Fボタン

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オリンパス35DCというカメラがあります。我楽多屋へカメラを探しに来られた、フィルムカメラ初心者系の人に何度か勧めたことがあり、そのたびに後から、描写の良さに喜ばれた経験をしています。

カメラとしては、フィルム感度を設定して、ピントを合わせるだけで良い、至って簡単なカメラです。ただ、本当の初心者系の人にはフィルムの入れ方、巻上げ巻き戻し方、ピントの合わせ方から教えないといけませんが。。。

このカメラはレンズが良いのでカメラ好き、カメラマニアにも好まれる傾向にあります。そこで問題です。底面にある「F」と書かれたボタンがどういう役割をするボタンかご存知ですか?このカメラを持っている人でも意外と知らない人が多いみたいです。ちなみに、後期!?のモデルにはボタンがないものもあります。

答えの前に、このカメラの概要を、、、

1971年に発売されたプログラムEEの距離計連動カメラ。レンズはF.ZUIKO40mm/F1.7。シャッターは1/15秒 F1.7~1/500 F16。当時の価格は28,800円。

1969年に発売された「35SP」が初心者には使いずらい・・・ということで生れたモデルが「35DC」らしい。スペック重視の傾向からレンズは「35SP」と同じ明るさのF1.7が付いている。

ファインダーから右横へ少し離れたところにある「BLC」ボタンは逆光補正用の露出+1.5補正ボタン。1974年にはファインダー左横にバッテリーチェッカーが付く。

で、「F」ボタン。分かりましたか?

このボタンは強制的にシャッターを切る強制レリーズボタン。フィルムを入れたときにフィルムを空送りするために使います。キャップを付けたまま空送りをしようとすると、レンズの脇(キャップをすればキャップに隠れる部分)にある露出計の受光部は低照度と判断し、シャッターがロックされてしまいます。それを回避するためのボタンらしいです。その名は「ロックフリーボタン」。

2009年9月 2日 (水)

PENの本ワークショップ!

明日3日(木)19時から行なう「田中長徳 PENの本」発売記念ワークショップ、皆さんのご都合はいかかですか?ホントに急なお知らせでしたが、お時間お身体ともにご都合の付く方は是非お越し下さい。

このワークショップ、9月5日(土)発売の「田中長徳 PENの本」が付いて、先生の話が聞けて、サインももらえて、1680円!これって、本の値段と一緒ですよ!!

会場(アローカメラ3階)が狭く、来場者多数の場合は混雑が予想されますが、1階我楽多屋も3日は20時半まで営業しますし、2階に談話室・・・といっても、かつての「かめら我楽多館」の抜け殻(跡地)ですが~も用意しています。長徳先生のトークも19時から20時半の間で約15分ずつ3回くらいに分けて行ないますし、出入りも自由に可能です。なので、気軽にご参加いただけるかと思います。

参加ご希望の方は、夕方(18時くらい)以降、1階我楽多屋にてワークショップ参加費として1680円をお支払いください。引き換えに「田中長徳 PENの本」をお渡ししますので、その本がワークショップ会場への入場券代わりになります。

今回の企画主催のインプレスジャパンさんの告知サイト→http://www.impressjapan.jp/readers/2009/08/-pen.html

田中長徳先生ご自身のブログでの告知→http://chotoku.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-9796.html

 

GF670雑感

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その発売前から何度か話題にしてきた富士フィルムのカメラ「GF670 Professional」の現品をじっくりと触る機会が出来たので、再び取り上げてみようと思いました。

このカメラの発売は今年の春。かなり反響があったため、注文後に入手するまでにかなり待った人も多かったようです。ここへ来て、メーカーが抱えていたバックオーダーもほぼ解消し、これから製造する分については、順次店頭に並ぶようです。ただ、もともとが限定数生産のカメラ、残り台数は当初の予定の1/5を切っているとの声もあります。

生産が追いつかなかった理由は、その生産体制にもあったようです。今の時代、この種のカメラを造るのは大変らしいのです。蛇腹や、レンズ出し入れのスプリング部分など、、、製造工程で手作業に近い部分も多く、日に造れる台数もかなり限定されていたようです。

カメラの性能やデータ、レンズの描写については、多くの雑誌やサイトで語られているでしょうから、ここでは、私どもの勝手な雑感を、、、

買取名人は、ブラックじゃなくてシルバーの金属ボディーが良いんじゃないの?という第一印象。フィルムカメラ、金属カメラということで、よりクラシカルなイメージを求めているのでしょう?

他にも、巻上げをノブにするならもう少し大きいノブで、ギザギザももう少しあった方が良いんじゃない?とか、グリップ部分は樹脂とかじゃなくて、革張りでいいんじゃない?とか。。。

私はまず最初に、シャッター音の小ささに驚きました!慣れていないと切れたのか不安になるくらいの静かさ。それと、金属ボディとはいえ、あんまり良い質感じゃないな・・・(見方によってはプラスティックっぽく見えてしまう)と感じました。

追加生産があるのか、Ⅱ型や広角バージョンなどの派生モデルが出るのか未知な部分ですが、いろいろと勝手なことを言いながら、それが富士フィルムさんの耳に入ってくれれば幸いなのであります。

ブラックボディの中で唯一チタンカラーに輝くレンズ開閉ノブをアップで撮っておいたのですが、後から気付いたら、同じく富士フィルムの35mmコンパクトカメラ「NATURA(ナチュラ)」のこの部分となんとなく似てる・・・。

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2009年9月 1日 (火)

引伸ばし機 値下げ 2

先々週からお知らせを始めた引伸ばし機4台、大きな機体がまだ我楽多屋に居座っております。

ということで、値下げ第2弾!

画像及び程度は前々回のブログで確認してください→こちらです。

  • フジ A450 開始価格40,000円 → 36,000円 → 32,500円
  • フジ FD-690 開始価格30,000円 → 26,800円 → 24,000円
  • LPL System7700 PRO 開始価格24,000円 → 20,000円 → 18,000円
  • フジ N690MF 開始価格9,800円 → 8,500円 →  7,800円

お買い上げいただく条件は、今までと同じ。中古品ですので、ご来店の上、現物を見てお買い上げいただける方。お持ち帰りも極力、クルマなどをご用意いただいて自力でお願いいたします。赤帽などの手配や、極めて近所の方の場合は配送もご相談に応じます。

田中長徳 PENの本

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9月5日(土)にインプレスジャパンさんから発売される「田中長徳 PENの本」の出版記念ワークショップが、アローカメラ&我楽多屋で開催されます。

そうなんです!うちの店で開催されるのです!!

日時は、9月3日(木)午後7時~午後8時半。とても急ですが~、実際もう、企画自体がゲリラ的に発生した模様で、長徳先生及び出版社さんから、うちの店に打診があったのは先週半ばのこと。

長徳先生はがらくた市のシドニートークショーの臨時集会!?とも言われているので、お集まりいただける方は是非どうぞ。

  • 「田中長徳 PENの本」出版記念ワークショップ
  • 2009年9月3日(木) 19時~20時30分
  • アローカメラ3階特設会場
  • 参加費:1680円
  • 詳しくはインプレスジャパンさんのサイトで確認してください。