我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年8月

2009年8月 4日 (火)

日食

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日本では半世紀ぶりの天体ショー!と話題になった7月22日の皆既日食から、早2週間が過ぎようとしています。

「皆既日食の時間が長い」とかなり話題になった悪石島は、悪天候のために残念な状況だったようですが、硫黄島から送られてきた映像では見事なコロナを見ることが出来ました。

うちの店のお客さんからも、日食の撮影に成功した知らせが届きました。ニコンF2使いの小学校6年生改め、今年の春からニコンF2使いの中学生 I 君から、地元埼玉で撮影した部分日食です。最大に欠けた時は雲がかかってしまったそうで、これはその直前だそうです。

送られてきたのは焼き増しのコピーでした(上の画像)が、その撮影データは「NikonF2 Tokina400mm/f5.6 Nikonテレコン2× 自作段ボールフィルター」とのこと。自作段ボールフィルターに興味津々ですが、、、

ところで、私が普段からブログ用に使っているコンパクトデジカメの液晶画面にはいつも「コロナ」が見えています!?(下の画像参照)

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このデジカメ、半年以上前のことですが、「こんな状態のデジカメは買取ってもらえませんよね?」と持ち込まれたものなのです。こんな状態って、、、液晶画面に直径1センチちょっとの黒い真ん丸があるのです。たしかに、この状態では買取り値を付けるのは難しいです。実際、そのお客さんも他店で断られたようでした。

ただ、ブログ用に適当なカメラを探していた時だったので、特別にお気持ち差し上げて引き取らせていただいたのです。お客さんにも喜んでいただけましたし、実際、記録画像に「コロナ」が写ってしまうわけではないので。。。

*コロナ:太陽の周りに見える自由電子の散乱光のこと。皆既日食の時は肉眼で見ることが可能。また、専用の望遠鏡を使えば常時見ることも出来る。

2009年8月 3日 (月)

アルバム作り

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カメラや写真において、フィルムとデジタルの違いを語るときに話題になるのが、形として残るかどうか・・・ということ。

フィルムの場合、たとえプリントしなくても、現像後にネガなりポジなり、形として残ります。

デジタルの場合、プリントしないと、記録媒体の中でデータとしては残りますが、目に見える形として残りません。そして、その保存性などについて、デジタルデータの危うさを訴える人も多いです。

とはいえ、デジタルで撮影したものでも、バックアップを取って保存性を高めることで危うさを軽減できたり、プリントにして形に残せば、その問題は解決できます。

そこで、アルバム作りの重要性というか、必要性が見直されてもいいのではないかと思うのです。実際、写真屋さんでフォトブックを作成できたりして、そういう流れも既に出来始めています。

前置きが長くなりましたが、今日、皆さんにお伝えしたかったのは、こんな手法で手作りアルバムを楽しむことが出来るのだぁ~!ということ。

しかし、ほんのカケラ程度の話ですが、、、

お客さんが「デジタルで撮ったものも極力プリントするようにしている」という話をされました。ちょっと出掛けた時に撮った画像もプリントアウトして、アルバムっぽい体裁にしておくと、人にも見せられるし、見てくれると。

例えば、二つ折りにすることを前提にA4サイズに画像をレイアウトしてプリントアウト。それを折って貼りあわせれば、簡単にA5サイズのアルバム状になります。画像をレイアウトする際に、小さめの画像を並べるページ、余白を残すページ、1カットを見開きでドーンと載せるページなど、バリエーションを考えるのも楽しいし、出来上がった際の見た目も良くなります。

で、上の画像は、1カットを見開きページにした例です。たしかに、広角系のレンズで撮影した画像であるのも事実なのですが、また、構図もいいのですが、見開きページで1枚の画像が中折りされることで、余計に広がりが感じられるようになっているのです。

これは面白い!折ることでこんな効果が出ることもあるのですね!なんか、無意味にプリントを折ってみたくなる衝動に駆られました(笑)。

2009年8月 2日 (日)

我楽多屋の品物には

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「我楽多屋さんの品物には気が宿っている感じがする・・・」と言われたお客さんがいらっしゃいました。

また、「我楽多屋さんの品物は安心して買える・・・」と言われたお客さんもいらっしゃいました。

今でこそ、ジャンク品を扱う中古カメラ屋さんも増えてきていますが、我楽多屋がオープンした頃には、非常に稀な存在でした。中古カメラ屋というと、高級機の中古品や状態・程度の良い中古品を扱うばかりでした。

そういう時代にはジャンク品やがらくた品を扱っているというだけで、我楽多屋の存在価値があったように思います。

しかし、ここ数年でジャンク品を扱う店が増えてきました。中には言葉は悪いですが廃棄物を扱うかのように雑な扱いをしたりするところもあるようです。(確かに「junk(ジャンク)」はもともと「廃品」という意味合いの言葉ではありますが・・・)

また、この1年くらいはフィルムカメラの需要が下がったことから、フィルムカメラ関連の品物の中に大幅な値崩れが起きている品物があるのも現実です。「フィルムカメラは売れないから・・・」と、市場性の低い品物はまだまだ使えるものでもジャンク品扱いをして、価格を下げ、扱いも悪くなり。。。という傾向にもあるようです。

今、あえて我楽多屋では、品物の値付けにあたり、簡単なチェックを心がけるようにしています。現状で使用が可能なモノまでジャンク扱いせず、使えるものは使えるものとして値付けをするようにしたいと。だからといって、厳密な整備点検まではしていません。そこまですると、その手間代がかさんでしまい、手頃な価格設定は出来なくなります。

使用に問題があるようなジャンク品でも簡単なチェックと外観の清掃くらいは行なって、見た目のキレイなもの、部品取りが可能なものなど、それぞれそれなりの価格を付けるようにしています。

そんなところを感じていただいたお客さんから、冒頭のようなメッセージをいただけたのだと思います。

8日と16日の営業について

8月8日(土)の閉店時間を17時30分とさせていただきます(通常土曜日は19時閉店)。

また、16日(日)は休業とさせていただきます。

誠に勝手ながらよろしくお願い申し上げます。

2009年8月 1日 (土)

新宿クラシックカメラ博

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今月19日(水)~24日(月)、新宿高島屋で「新宿クラシックカメラ博」が行なわれます。サブタイトルは「歴史的モデルや逸品と出合う6日間」。

これは、昨年まで(2001年から)銀座松坂屋で開催されていた「銀座・中古カメラ市」が場所を新宿に移して行なわれるものです。

私も「ほほぅ」と思いましたが、その名称に「んっ?」と反応されたお客さんのWさんからもメールをいただきました。「~博」というと、ずいぶんとたいそうな雰囲気が漂うからでしょうか。。。

調べてみると、「博覧会」には、「種々の文化財・生産品などを陳列して人々に観覧させ、産業や文化の振興に役立たせようとする催し」(by三省堂の国語辞典)とあります。たしかに、その通りかもしれません。現行品がほとんど無くなってしまったフィルムカメラ、それも古いものを中心に扱うのだから、まさに文化財といえます。

ただ、博覧会というと展示中心というようなイメージが強いような・・・。だからでしょうか?「新宿クラシックカメラ博」の案内には、「即売」という文字が併記されています。

ちょっと意地悪な見方をしてしまったかもしれませんが、実際はこういう催しがフィルムカメラの存在価値を盛り上げてくれるのですから大歓迎です。

私どもは「新宿クラシックカメラ博」の参加店ではありませんので、「市」から「博」になったことで、どうイメージチェンジされるのか知りませんが、とても期待しております。

期間中の催しとしては、22日(土)23日(日)には、マニュアルレンズ・クリーニング受付(有料)や、ジャンク品コーナー、カメラ好き著名人トークショーがあるそうです。

  • 「新宿クラシックカメラ博」 即売/入場無料
  • 新宿高島屋11階催会場
  • 2009年8月19日(水)~24日(月)
  • 連日午後8時まで開催(最終日は午後6時閉場)
  • 主催:写真機商振興会 企画協賛:株式会社ワールドフォトプレス
  • http://www.camera.jp/