我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年4月

2009年4月 4日 (土)

ペンEED

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フジテレビ開局50周年記念ドラマとして、先月、「黒部の太陽」というドラマが2夜連続で放送されていました。私は2夜目の最後の方を15分くらいしか見ていないのですが・・・気になるシーンがありました。

完成した黒部ダムで記念撮影をするシーンがあり、三脚にオリンパスペンEEDがセットされています。続いて、ドラマなどでよく見かける~あたかもカメラのファインダーを覗いているような画面になり、シャッター音とともに一瞬画像が止まりました。その構図がヨコ位置だったのです。

カメラはハーフ判のペンEED。上の画像のように三脚にセットされているから、構図はタテ位置に撮れるはずなんですけど。。。下の画像参照。

まぁ、こんなツッコミを入れたくなるのは、なんだか知ったげ風であまり感じ良くないですが~。

ついつい書き込んでしまったのは・・・、私自身しばらく気になっていたので、誰かがどこかでツッコミを入れてるかな?なんて思ってネット検索してみたら、タテ位置ヨコ位置以外のことでツッコミが入っていました!

wikipedhiaで「考証不足な点」があると。「集合写真撮影の際に使用された、オリンパスペン EEDは、1967年3月以降の製造であるにもかかわらず、香港ブロバーコーブ導水路トンネル工事(1961年11月着工)以前を示唆する会話がなされている」

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2009年4月 3日 (金)

飯田先生の写真展

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昨日(4/2)から始まっている飯田鉄先生の写真展「古いひかり 上野の記憶」に行って来ました。会場はうちの店から15分足らずで歩いても行ける距離、新宿御苑のそば。

「シリウス」さんの広い会場に40~50枚程のモノクロプリントが展示されていて圧巻という印象でした。1960年代後半から1980年代前半にかけての上野を見ることが出来ます。

ある作品にヨドバシカメラ上野駅前店の看板が写っていて。。。この頃もう、上野にヨドバシさんがあったんだ?と、私がどうでも良いような話をしたことから、、、飯田先生が面白いことを言われました。

ヨドバシさんのポイントカードの裏面に書かれている店舗名の数で、カードの古さが分かると。ちなみに、私のカードは下の画像ですが、明らかに飯田先生より表記店舗数が多く、見事に負けてしまいました。。。

店に戻って、アルバイトのポイントカードを見せてもらったところ、なんと!ひとつも書いていません。きっと、店舗数が増えて書ききれなくなってしまったのでしょう。こちらの勝負では私の勝ち。

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ペンタックスのデジイチ

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毎日飽きずに!?フィルムカメラや機械式カメラなどにまつわる情報を発信していますが、このブログ用に使うカメラは9割9分9厘くらいコンパクトデジカメ!です。まさに、道具として使っております。でも今まで、デジイチ(デジタル一眼レフカメラ)は使ったことがありません。

が、ここへ来て、ペンタックスのデジイチが急速に欲しくなってきました。そのキッカケは我楽多屋に並べるレンズの中でちょっと気になるレンズが出てくると、そのほとんどがM42スクリューマウントのレンズだから。

まぁ、アローカメラで買取したレンズの中には、他にも魅力的なレンズがたくさんありますが、市場性のあるいいレンズはすぐに業者に転売してしまいますから、使おうとか、試してみようという時間がありません。

今まで、フィルム一眼レフはずっとニコンを使ってきたので、そのうち、ニコンのデジイチを・・・とはおぼろげに考えていました。しかし、ニコンのデジイチでM42マウントのレンズを使おうとすると、通常のマウントアダプタでは、無限遠が使えなくて近接撮影専用になってしまいます。レンズ付きで無限遠が出るマウントアダプタもあるのですが・・・レンズを介してしまうと。。。

そういうわけで、ペンタックスのデジイチが急浮上なのです。

そんな話をお客さんにしていたら、「いろんなレンズを試すというのが目的なら、ボディーはキヤノンEOSがいいんじゃない!」と言われました。もちろんそうでしょう。よ~く分かってます。でも、私の頭の中にはM42がメインだし、キヤノンの一眼って使ったこと無くて、なんとなく抵抗が・・・。阪神ファンが読売ジャイアンツを避けるように、トヨタ党が日産の車に乗らないように~なんて言ったら、「カメラ屋さんが好き嫌い言うのは違うでしょ!?」って笑われました(笑)。

そしたら、早速、ペンタックスとキヤノンのデジイチの買取り依頼がありました!「ペンタックスK10D GRAND PRIX PACKAGE」と「キヤノンEOS 5D MarkⅡ」どちらも、元箱付き、未使用に近い状態・・・。こんな状態良いモノは私には向いてませんし、手が出ません。こういう市場性があるものは、必要としている人の元へ届くように、ちゃんと業者ルートに乗せました。そうするのが買取り専門店であり、好条件の買取り値を付けられるシステムだから。

というわけで、適当なペンタックスのデジイチを求める日が、いましばらくは続きそうです。

2009年4月 2日 (木)

アンパンマン

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「アンパンマン」。今ではかなり知名度の高いキャラクターですが、私が最初に出会ったのは、幼稚園の頃、30年以上前にさかのぼります。

何でこんな話題かというと、本屋で偶然見つけた「MOE」という雑誌の表紙がアンパンマンだったので、思わず買ってしまったから。これがふつうの絵本だったら、さすがに買わなかったと思いますが、、、いい歳して・・・(笑)。

その本の記事によれば、最初の絵本が発売されたのが1973年なので、私が出会ったのはその直後だったようです。幼稚園の卒園記念か何かで、気に入った絵本をもらったのが「あんぱんまん」だったのです。最初は「ひらがな」表記だったのです。

また、作者のやなせたかし先生が、うちの店の近くに事務所を構えていて、お客さんだったこともあり、その後に直筆のアンパンマンとサインをもらったこともありました。それ以後ずっと、私の中では「アンパンマン」はヒーローの1人でした。テレビアニメ化された1988年には、既に成人直前でしたが、それでも、気付くと少しずつアンパンマングッズが私の自室にたまるようになったりしてました。

改めて、古い絵本を2冊読んでみましたが、バイキンマンなどその他のキャラクターは一切登場しないシンプルなストーリーで、やなせ先生のあとがきには「本当の正義というものは決して格好いいものではない。捨身、献身の心なくしては正義は行なえない。僕もアンパンマンに負けないようにお話を書き続けます」とありました。

私も、下手な文章、甘い切り口かもしれませんが、フィルムカメラや写真の楽しみを提案するべく、このブログを書き続けようと思います!(笑)

うちの店の近くにアンパンマンショップがあるのはご存知ですか?四谷三丁目交差点とうちの店の中間点くらいです。アローカメラ&我楽多屋への来店ついでに、お子さんやお孫さんのお土産にアンパンマングッズを買って行くのもありですよ!

  • やなせたかしの店「アンパンマンショップ」
  • 東京都新宿区舟町7
  • TEL03-3226-8180
  • 営業時間12:00~18:00 年中無休
  • www.anpanmanshop.co.jp 

2009年4月 1日 (水)

中判熱

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まるで「若者に負けてはいられない!」というかのように、常連Bさんがご自身の「中判熱」を報告してくれました。

ドンケのバッグに収めたブロニカ(時には3台も収納されてる!)のサブ機にと思って手に入れた「マミヤ6」の具合がとても良い!とのこと。

実はこの「マミヤ6」。我楽多屋のセンターテーブルの上に難アリで並んでいた個体です。以下はBさんからのメールです。

先日購入させていただきましたマミヤシックスⅣ型(1950年製?)は、レンズ分解クリーニングとシャッター給油でよみがえり、ズイコーレンズのすばらしい描写にびっくりしました!

こんなコンパクトで高性能な6×6が終戦直後に存在したとは・・・。バックフォーカシングの操作性もよく最高です!現在、ブロニカDのサブとしてジャケットのポケットに入れて活躍しています。

中判の深みにはまっている常連Bより

後日、来店いただいたBさんにうかがったところ、クリーニングも給油もご自身でやられたとのこと。それも意外と簡単な作業だったようで、復活の喜びもひとしおという感じでした。

 

バックフォーカシングとは・・・?

一般的に多くのカメラは、被写体にピントを合わせるのに、レンズを前後させることで行なうのですが、レンズ位置は固定したままフィルム面を前後させることでピント合わせをする方法をバックフォーカシングと言います。この時代のマミヤ6は折りたたみ式の為、レンズは蛇腹の先に付いています。精度を考えた場合、稼動部分の先にあるレンズで行なうより、固定されたフィルム面で行なう方が誤差を抑えられるという発想と思われます。