中判熱
まるで「若者に負けてはいられない!」というかのように、常連Bさんがご自身の「中判熱」を報告してくれました。
ドンケのバッグに収めたブロニカ(時には3台も収納されてる!)のサブ機にと思って手に入れた「マミヤ6」の具合がとても良い!とのこと。
実はこの「マミヤ6」。我楽多屋のセンターテーブルの上に難アリで並んでいた個体です。以下はBさんからのメールです。
先日購入させていただきましたマミヤシックスⅣ型(1950年製?)は、レンズ分解クリーニングとシャッター給油でよみがえり、ズイコーレンズのすばらしい描写にびっくりしました!
こんなコンパクトで高性能な6×6が終戦直後に存在したとは・・・。バックフォーカシングの操作性もよく最高です!現在、ブロニカDのサブとしてジャケットのポケットに入れて活躍しています。
中判の深みにはまっている常連Bより
後日、来店いただいたBさんにうかがったところ、クリーニングも給油もご自身でやられたとのこと。それも意外と簡単な作業だったようで、復活の喜びもひとしおという感じでした。
バックフォーカシングとは・・・?
一般的に多くのカメラは、被写体にピントを合わせるのに、レンズを前後させることで行なうのですが、レンズ位置は固定したままフィルム面を前後させることでピント合わせをする方法をバックフォーカシングと言います。この時代のマミヤ6は折りたたみ式の為、レンズは蛇腹の先に付いています。精度を考えた場合、稼動部分の先にあるレンズで行なうより、固定されたフィルム面で行なう方が誤差を抑えられるという発想と思われます。