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このブログにアップする画像のために毎日のように使用している、パナソニック製のコンパクトデジカメの調子がおかしくなりました。
液晶画面が異常に暗くなり、ほとんど何も見えない状態。。。いちおう、撮影行為をしてみて、パソコン画面で確認したところ、撮影はちゃんと出来ているのだけど。
撮影済み画像を液晶画面で確認出来なくても、いっそ、フィルムカメラの如く使えばいいか!と思ったけど、ボディーにファインダー自体がないので、フレーミングすることが出来ません。。。
しかし、面白いもので、この異常に気付いた時に「え~っ!壊れた~!こんな急に壊れるものか!」と口走っていました。
かつてのフィルムカメラ(特に金属製機械式カメラの時代)と違って、デジタルカメラは使い捨て品に近いものであることは知っています。壊れたら、買い換えです。
また、たくさんの中古カメラを扱っていますから、機械モノが壊れることも知っています。当たり前だけど、壊れる直前までは使えていて、壊れた途端に使えなくなることも・・・。
しかし、ずいぶんと呆気なく、突然に壊れたものだから、ビックリ、ガックリ、不信感・・・と感情が推移したわけです。だって、落としたり、ぶつけたりした覚えが全然ないものだから。
昨日のブログは、上の画像で壊れたコンデジと一緒に写っているニコンクールピクス5000で撮りました。今日は携帯で撮った画像です。
「キヤノンセール」の告知ではありませんので悪しからず・・・。
今、うちの店に歴史的なカメラ(それは言い過ぎか・・・)が一台あるので、紹介しようと思いました。昭和14年から昭和20年8月までの間に、1600台ばかりが生産された「キヤノン最新型」またの名を「キヤノンS型」です。昭和11年に発売されたキヤノン標準型(別名「ハンザキヤノン」)に続く、キヤノンの市販第2号機。ちなみに、当時、「キヤノン」はカメラに付けられて名称で、会社名は「精機光学工業」という名称でした。
純国産の高級35ミリカメラとして販売されたこの最新型に組み合わされたレンズは3種あり、すべてニッコールレンズ(日本光学・ニコン製)。画像の50ミリF2.8付が480円、50ミリF2付が560円、50ミリF3.5付は390円でした。それでも、ドイツ製の高級カメラであるライカⅡ型の半額だったとのこと。当時エリート職業といわれた銀行員の初任給が70円くらいの時代の話です。
レンズマウントは専用の内3爪バヨネット式で着脱可能だけど、互換性は無し。ボディーの特徴は、二重像合致式距離計内蔵のファインダーと、通称「ビックリ箱」とも呼ばれるポップアップ式の逆ガリレイ式ファインダーの2種のファインダーが装備されていること。
画像の中でカメラ後方にある「キヤノンセール」の垂れ幕は、たまたま、昨日入荷した他の品物と一緒にあったものなのですが、面白いので一緒に撮ってみました。そうかそうか、このカメラ、実は預かりモノなのですが所有者さんの意向で興味のある人がいれば、商談可です。なので、後ろの垂れ幕もあながち無関係では無いのですね。。。
面白い、いや、インパクトのある写真が撮れました。
見てください!2台の宣伝カーを!かたや本の買取りで有名な「BOOK OFFさん」、かたやカメラの買取りで有名な!?(カメラマニア限定でかな・・・)「アローカメラ」。会社組織の大きさを表すかのように、そのクルマの大きさは見事に違いますが、偶然にもボディーのメインカラーは同じ黄色。
BOOK OFFさんの場合はこのクルマで出張買取りにも出たりするんでしょうかね?そうでなくても、きっと店舗間の品物の輸送に使うのかもしれないから、大きなトラックが必要になるのでしょう。
うちの場合は、あくまでも宣伝がメイン。このクルマで買取りに出ることはありません。買取り先の玄関前にこのクルマを停めてしまうと、とっても目立ってしまうので、人によってはご近所さんとかの目を気にされる方もいらっしゃいます。だから、出張買取りには使わないのです。それにこのクルマ、全然荷物が積めないんです。
上の画像撮影に至るまでのエピソードを。。。BOOK OFFさんの車、最初はうちの店のすぐ前に停まっていたんです。そこへ買取名人が外出先から、宣伝カーで帰ってきました。面白いから、あのクルマの後ろに付けて一緒に写真を撮ってしまおう!と企んでいるうちに、BOOK OFFさんの車がユルユルと発進してしまいました。しかし、数十メーター先で再び停車(駐車スペースを探していたようでした)。ならば!と、うちの宣伝カーも追っかけて行って、並べて駐車。相手の運転手さんにお断りしてから、シャッターを切りました。
下の画像は、その追っかける際のもの。
10月31日は「ハロウィン」です。ハロウィンとはキリスト教の伝統行事の一つで、起源や由来には諸説あるようなので、詳しくは割愛させてください。私が子供の頃はハロウィンと聞いてもピンっとこなかったと思いますが、ここ10年くらい、日本でもよく耳にするようになりましたね。
で、ハロウィン一番の象徴といえるのが、カボチャをくり抜いて中にロウソクを立てたジャンクランタンと呼ばれるもの。最近は街中の至るところで、よく見かけますよね。
このように、起源や由来など全然分かっていないのに、表面上の文化だけを導入してしまうのは日本人の特徴ですが、、、今年はうちの店でも、ついついヤッてしまいました!
名人の故郷、瀬戸内小豆島では、カボチャの大きさを競う「日本一どてカボチャ大会」が毎年開かれているそうで、そのツテでカボチャが三つ送られてきたのです。それを受け取った瞬間に思いついたイタズラが、上の画像です。。。
「ジャンクカメラの中に埋もれるジャンクランタン」。今週のアローカメラ&我楽多屋は「ハロウィン」ならぬ「アロウィン」です。
*ちなみに、今年の「日本一どてカボチャ大会」で優勝したカボチャの重量は530.9キログラム!
常連さんがこんな話をしてくれました。
数日前に新宿の某中古カメラ屋に行った時のこと。あるお客さんが、キヤノンFTb、キヤノンAE-1、ペンタックスMEのジャンク品を探しているのだ~と店員さんに話していたらしいのだけど、その店には在庫が無かった模様。
それを傍らで聞いていた常連さんは、我楽多屋なら在庫のある可能性が高いだろうな・・・と思い、その探し人に教えてあげようとしたのだけど、なかなか店を出る様子もなく、まさかその店の中で我楽多屋を紹介するのも失礼かと・・・。結局は時間なく先に店を出てきてしまったらしいです。
なんかとてもいい話だと思いませんか?探しモノをしている同志に情報を提供してあげようかという気持ち、我楽多屋を紹介してくれようかという気持ち、某中古カメラ屋さんへの気遣い、どれも、常連さんの暖かい気持ちそのもので!
で、その話を伺った後に我楽多屋店内の在庫を確認したら、新宿の某中古カメラ屋で探されていたカメラが3機種とも全部ありました~!どれも、なんとか動作している半ジャンク状態で。
昨日のがらくた市もおかげ様で楽しく開催することが出来ました!
アローカメラの買取りで当日入荷したライカ関係の品物を、特別に(通常は業者へ転売するような市場性の高い品物を)がらくた市限定のプライスを付けたところ、運良く購入された方が数名いらっしゃいました。
いっぽう、田中長徳先生は撮れないカメラ(オリンパス・デジカメの展示用見本)を4台まとめて購入されご満悦でした。これが、撮れないカメラの販売に勢いをつけてくれたようで、しばらく店に並んでいた「オリンパスOM-2」の原寸大貯金箱もめでたく、他のお客さんにご購入いただきました。
それから、昨日一番のニュースは、以前のブログでも紹介している現役高校生の常連さんH君の進学が決定したニュース。N大芸術学部写真学科への入学が決定したとのこと!素晴らしい!!!!そして、長徳先生カメラライブトーク後の懇親会は、進学お祝いの会にもなりました(下の画像)。
それともう一つ、わたし的にちょっと嬉しい出来事がありました。金曜日のブログでがらくた市の予告をしましたが、そこに我楽多屋店内の画像を2点アップしていました。これは、写っている品物にひかれて来店される方がいるのでは~!?という企みでした。
今朝一番に来店されたお客さん曰く「ブログで見つけて、昨日もこちらに伺ったのだけど、迷った挙句に買わずに帰りました。でも、どうしても気になって・・・」と。キヤノンF-1のちょっと訳ありセットをお買い上げいただきました。ここで、勝手に書くとお客さんに失礼なので、ご本人の前でハッキリ言わせていただきました(笑)、「思うツボです!」と。いやいや、お買い上げ誠にありがとうございました。
店のクルマが4度目の車検を向かえ、普段から利用しているクルマ屋さんに車検を依頼しました。このクルマ屋さんとの付き合いは10年を超えます。
そことの付き合いのきっかけは、10数年前に飛び込み営業でやって来た営業マンさん。最近は電話やメールなどの営業が増えたためか、飛び込み営業マンが店にやって来ることも減りましたが、その当時はまだ、ちょくちょくといろんな営業マンが飛び込んで来ました。
店に入って来るなり、その雰囲気で「もう帰って!」と言いたくなるような営業マンさえいるのに、彼はとても好印象でした。今思えば「モノを売りに来た」というより、「自分を売りに来た」そんな印象が彼にはあったのかもしれません。その時、うちの店ではクルマを入れ替える予定などまったく無かったし、彼にもそれは告げていました。それでも以後、時々、店に顔を出してくれました。
それから、約一年後、クルマが致命的なトラブルを抱えるようになり、入れ替えを検討しなければならず、まず初めに頭に浮かんだのは、彼のこと。結果、私たちの目に狂いはありませんでした、安心して任せることが出来ました。
しかし、諸事情あって、その時のクルマは数年で入れ替えることになり、次のクルマも彼に依頼することになるのですが、その時点で、彼には強力なライバル!?が出現していたのです。同じクルマを扱う他のディーラーの社長(じきに退き、相談役になろうかという方)が我楽多屋のお客さんにいらっしゃったのです。しかし、我々の選択は揺るぎませんでした。
カメラとクルマ、大きさも値段も違うし、それが新品か中古かという違いもありますが、モノを買うことには違いありません。でも、モノを買うときに、あの店で買いたい!あの人から買いたい!モノを売る時にも、あの店に任せたい!そんな思いがとても重要な気がします。そう思わせてくれる営業マンさんと出会えたと思うだけでも、ハッピーな気持ちになれます。
彼とは赤坂にある「ニュートヨ」というトヨペット系ディラーの渡辺さん(画像の左)。私より少し歳下だったはず・・・でも、彼の真面目さや心には刺激を受けることが多々あります。お客さん相手に変にへりくだることなく、仕事に自信が感じられるところが安心出来るところ。また、そういう営業マンさんを抱えているニュートヨさんの他とは違うサービスも、画一化しているクルマディーラーが多い中、素晴らしいと思います。
「キヤノン オートボーイLite2」、1988年発売なので、既に20年ほど前に造られたコンパクトカメラです。特に人気があるわけでもなく、動作していても悲しいかな・・・ほとんど価値の無いカメラです。。。
今日、品物の整理をしながら何気に気付いたのが、ファインダーの右横3~4センチメートルの所にある「4・3・2・1」と印字された4段階スライド式のボタン。至って普通のコンパクトカメラなので、今までは注意を払って見ることもなく、全く意識していませんでした。
このボタンが何だか知っている人は別として、この画像だけで、何用のボタンか分かる人が居たら、それはかなりスゴイ!と思います。私の場合はカメラを手に取って操作をしていたので、程なく理解できたのですが。
答えは、1回のシャッター操作で可能な、連続撮影枚数の予約ボタンなのです。「4」の位置にしてシャッターボタンを押すと、「カシャ、カシャ、カシャ、カシャ」と4枚連続撮影が可能です。「2」の位置なら2枚連続撮影。
不思議なのは、変哲も無いこのコンパクトカメラにこんな機能が付いていること。果たして、どれだけの人が、どんな使い方をしたのか知りたいものです。