アローカメラ         &我楽多屋

我楽多屋で買った  モノ・マガジン

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2012年4月

2012年4月22日 (日)

春はスプリングカメラで

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都内の桜の花はほぼ終了、、、暖かくなるのかと思いきや、昨日一昨日あたりは案外とヒンヤリしちゃってますが。

福島からご来店のKさんが、「春だからスプリングカメラ持ち出して来ました!」と。

あぁ~、ベタな振り~!? いやいや、イイ振りだと感激しました!!

こういうキッカケを作って、普段あんまり使ってないカメラを持ち出すことが大切なわけで、それをここで取り上げることで、おぉ!私も!という人も居るかもしれないわけで。

さて、右手のカメラは35㎜判、コダックのレチネッテ017。見た目からレチナでは?と思う人もいるかもしれませんが、初期のレチネッテは、このように蛇腹式でした。装着されるレンズの構成で、レチナと普及版レチネッテの区分けをしていたようです。

左手はツァイスイコンのイコンタ521/2。6×9の中判カメラ。Kさんが「このイコンタはフワッとした描写なんですよ」と言われてましたが、うららかな春の風景をあえて、フワッと撮るのもいいじゃないでしょうか。

【スプリングカメラ】 ウィキペディアによれば、「レンズをカメラボディに収納させることにより収納時の容積を減らすことが出来るフォールディングカメラのうち、収納状態から撮影準備状態に立ち上がらせる時に、バネの力でレンズを押し出すものをいう」とのこと。

2012年4月21日 (土)

二眼レフ A to Z

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かつての日本製二眼レフカメラについていたブランドネームには、その頭文字がアルファベットのAからZまで、ほとんど全部あった!とかよく言われています。

確かに、昭和20年代後半、国内には「四畳半メーカー」と呼ばれる小さなカメラメーカーがたくさんあったのは事実です。

YashicaflexやMinoltafklex、Primoflexなどは有名ですが、本当にAからZまで全部あったのかというと…、「J」と「U」と「X」が頭文字の二眼レフは無い~という説もあるし、「ほとんど全部~」という緩い表現がされることからも、さすがにアルファベット26文字全部あったわけではないみたいです。

すみません、徹底的に調べる気力はありませんでした・・・。

ここにある二台の国産二眼レフ。たまたまなのだけど、アルファベット1番目「A」のAlpenflexと、26番目「Z」のZenobiaflex。どちらも、ちょっと詳しい人じゃないと知らなそうなブランド。

Alpenflexは、八陽光学という日本光学(現ニコン)の旧塩尻工場が分離独立して設立された経緯のあるメーカー製。Zenobiaflexは、第一光学製。どちらも現存していません。

ここで、もうひとつ興味深い事実があります。昭和20年代後半、四畳半メーカーに限らず、ほとんどのカメラメーカーが二眼レフも製造していたのですが、現存しているニコン、キヤノン、ペンタックスは、二眼レフを販売していないんですよ。

二眼レフを造ったばかりに・・・というわけじゃないのでしょうが、面白い現象といえます。

2012年4月20日 (金)

「日本カメラ」の読み

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「日本」の読みって「ニホン」でも「ニッポン」でも、どちらでも良いらしいですね。

今まで深く考えたことなかったけど、ふとしたことから気になり出して調べてみたら、2009年に政府の閣議決定で、『「日本」の読み方について、「にっぽん」と「にほん」という読み方の両方が広く通用しており、どちらか一方に統一する必要はない』と、されているそうです。

そこで、我々カメラ写真人類にとって、これにまつわる一番身近な案件が「日本カメラ誌」。

皆さん、どう読んでますか?「ニッポンカメラ」ですか?それとも「ニホンカメラ」ですか?

通称「ポンカメ」が定着しているようなので、「ニッポンカメラ」が正しいのでは!と推測される人も多いでしょう。多分、正解です!!

その根拠はというと、日本カメラ誌を良く見ると、背表紙の下の方や、編集後記、大方のページの下の方に「NIPPON CAMERA」とローマ字書きされています。だから、「ニッポンカメラ」で正解のはず。

ただ、、、うちの担当営業マンさんはいつも「ニホンカメラの○○です」って電話してくる。

で、確認したところ、実際のところ編集部でもほとんど「ニホンカメラ」と発音しているらしいのですが!正式には「ニッポンカメラ」です!とのこと。

さて、本日20日は日本(ニッポン)カメラ他、カメラ写真誌各誌の発売日です。

今月の日本カメラの表紙はご覧のように東京スカイツリー。今回の表紙、私は気付いてしまいましたが、実は珍しいと思いますよ!スカイツリーの頂上部分が「日本カメラ」の「カ」の字の前に来てますから~。こういう処理がされることって、今まで無かったと思うんだけど、どうなんだろ?

2012年4月19日 (木)

ライカ定価表

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書棚の整理中に出て来た年代物の小冊子。

「ライツ ライカカメラ及び付属品定価表 満州国 昭和十三年四月版」と印刷されています。

中を見ると、「ライカカメラⅢ型 標準鏡玉「エルマア」1:3.5 F=5cm附」が510円、「ライカカメラⅢ型 高速鏡玉「ズマアル」1:2 F=5cm附」が650円。

それって、当時はどれ程の価値だったのか?と、参考になる数値を探したところ。昭和15年の大卒銀行員初任給が70円だったそうなので、現在の初任給を20万円とすれば、約2857倍!!

650円×2857=1,857,050円。これは!これは!たいそうな金額!!

ライカで家が一軒買えたってのも、迷信じゃないようです。当時の土地や建物の値段まで調べてませんが~。

この定価表、他にもフードは「日除け」と称されていて、標準鏡玉用が4円50銭也。

前述の通り、レンズは「鏡玉」と表記。単体の値段は、標準鏡玉「エルマア」が135円、高速鏡玉「クセノン」は476円。レンズ名は「ヘクトオル」「エルマア」「ズマアル」「クセノン」「タムバアル」「テリヰト」と記されてます。

フイルターは、10~20円くらいが相場だったようです。

「速写鞄」と称する速写ケースは、「ライカに標準鏡玉を附したるもの用」で24円30銭。

定価表の中に、いくつか赤線が引かれていました。多分、当時の持ち主が購入を検討していたか、購入したモノなんでしょう。しかし、当時、ライカを買えた人ってのは、そうとうなお金持ちだったであろうことが、この定価表を見て再認識出来ました。

2012年4月18日 (水)

MIKRON(ミクロン)

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私自身は双眼鏡のことは詳しくないのですが、カメラ好きな人の中には双眼鏡まで守備範囲を広げている人も多いようです。田中長徳先生もその一人ですよね。

今日取り上げる双眼鏡は、同じく双眼鏡も守備範囲にしているお客さんのHさんの私物。

かなり「きったねぇ~系」(失礼)なんですが、「MIKRON(ミクロン)」と記されています。ミクロンといえば、ニコンの双眼鏡に付けられたネーム。

ニコン(旧日本光学)はもともと1917年に軍需用望遠鏡や距離計などの製造目的で造られた国策会社。

その後、第一次世界大戦後の軍縮傾向の中で民需品の製造も始めました。ミクロンはちょうどその頃(1921年)に登場した双眼鏡。

以後、第二次世界大戦後の1948年に再販されて1974年まで継続製造。また、1997年に復刻版も出た人気モデル。

ここにあるミクロンは、刻印されたマークから最初期のミクロンであることが分かります。何故なら、いわゆる「富士山マーク」と呼ばれる日本光学と記されたマークではなくて、「光」の文字をデザインしたマークが記されているからです。

ということは90年くらい前のもの!!!!になるわけで、これはその程度に関係なく、貴重な逸品と言えそうです。

2012年4月17日 (火)

青空色のパンダ

Pan
この1~2年、千葉工大写真部の学生さんが数名、よくうちの店に立ち寄ってくれます。

フィルムで撮影し、暗室作業をして…という志に、四谷系銀塩情報発信地としては、ついつい応援したくなってしまいます。

先日も我楽多屋2階移転時のちょっとかさ張る処分品をまとめて引き取ってくれました。

その時に部員さんのクルマで引き取りに来てくれたのですが、そのクルマが、ご覧の「フィアット・パンダ」。イイですね!10余年落ちの中古車らしいのですが、程度はとても良好。で、なんといってもマニュアルミッションを操って乗っているところもいいのです。

最近の若者はクルマに興味がない…と言われてますが、こういう趣味性の高いクルマに乗っている若者をみると、なんか嬉しくなります。

このパンダのオーナーさんに、「最近、ニコンEMを手に入れたので、ワインダーを探していて~」とリクエストされましたが、残念ながらうちの店の在庫に今ありませんでした。

その彼、普段はペンタのデジイチを持ち歩いています。そのボディカラーがブラウン。こんな所にもこだわりが感じられますね。

さて、その千葉工大写真部の皆さんの写真展が行われます。会場はアート本と美味しいコーヒーが楽しめるブックカフェだそうです。

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  • Team CIT presents  Photo Exhibiton
  • 2012年4月21日(土)~4月28日(土)
  • 11:30~23:00 水曜休
  • TREASURE RIVER Book Cafe
  • 千葉市中央区登戸1-11-18第2潮ビル(千葉駅・千葉みなと駅から徒歩10分)

2012年4月16日 (月)

貫禄と偽貫禄

N336
先日の貫禄アイピースに反応して、Bさんがご自慢!?のGRDを持参されました(正確にはいつも携行されてるので「見せてくれた~」か)。

GRDにいつも装着しているという、コシナフォクトレンダー製28mmファインダーの接眼部他の塗装剥げ具合が貫禄アイピースに近いでしょう~と。

ご本人曰く「カメラバッグでガチャガチャにはしていないので、ドンケバッグの硬い生地との擦れやメガネとの接触が原因なのかなぁ、、、」と、傷ついた眼鏡も見せてくれました。

確かに、いい具合に剥げてホントの貫禄出てますよね。剥げていない塗装面の劣化具合も、古いライカ製みたいな(変な表現ですが)雰囲気出てるんです。

さて、ここで上の画像を見て、もうひとつ反応しないといけない部分があるのですよ!気付かれましたか?

かつて、このブログでもエプソンR-D1で話題にしたのですが、普通はGRDをいくら酷使しても、こんな風に真鍮色の地金は出て来ないんです。ボディ外装はアルミニウム合金製なので~。

ファインダーはホントの貫禄でしたが、ボディ本体は実は、金色のペイントマーカーで塗って遊んだ「偽」の貫禄なんですねぇ。

2012年4月15日 (日)

てつどう

N338
常連MDさんから、写真展開催の案内をいただきました。

会場は私も一度訪れたことがある中野の「tokinon 50/1,4」、カメラ・写真好きが集まるトンカツの美味しい居酒屋さんです。

失礼にはあたらないと思うので言ってしまうと、私なんかがお邪魔するには恐れ多いと思ってしまう程、マニア度の高い~というか、本当にカメラ・写真好きの方が集まっているお店なのです。

だって、そこにカメラ屋の人間が居たら、皆さん話しづらくなりそうじゃないですか(笑)。

MDさんからDMをいただいた時に「てつどう」というタイトルを見て、あれ?鉄ちゃんだったかなぁ?と思ってご本人に尋ねたら、「このDM(上の画像)に使ったカットが一番鉄道らしいくらいで、、、」と。

えっ!?

「他は車内に落ちてるゴミのカットだったり…で、いわゆる鉄道写真じゃないです。。。」とのこと。

これ以上は聞かないで、実際の展示を見るまで楽しみにとっておいた方が面白そう。

  • 「てつどう」 まえだだいすけ写真展
  • 2012年5月1日~5月26日 日祝休 18:00~23:00
  • 「tokinon 50/1,4」 
  • 中野区中野5-47-6  ℡03-388-2996

2012年4月14日 (土)

フィルム収納ボトムグリップ

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もう半月くらい前から店にあるでしょうか。。。ボトムグリップみたいですが、正確には三脚用のパーツかと思います。

入ってきた時から、ちょっと長めだけど…ボトムグリップ系が好きな方が買って行かれるだろうな~と予想していました。が、いまだに陳列中(やはり、ちょっと長いのか・・・)。

底が外れることは当初から気付いていましたが、改めて見ていたら、この中にフィルムがちょうど入るんじゃないの~?とヒラメキ!即、試行。

見事に35mmのパトローネが2本入って、ほとんどガタつきません。

「これは使えるんじゃないの!フィルム派のあなた!」というわけで!

「正確には三脚用パーツでしょうがボトムグリップみたいな、コレ」は、本日から「フィルムが2本入る、ちょっと長めなボトムグリップみたいな、コレ」として販売します(笑)。

2012年4月13日 (金)

SIGMA PANTEL レンズ

N326
我楽多屋のジャンクレンズの中から、常連 I さんがシグマの変哲もない外観のレンズを指さして、「このレンズ、わりと珍しいですよ~!」と言われました。

SIGMA PANTEL 135mmF2.8というレンズ。

パンフォーカス撮影をウリにしたレンズで、望遠レンズとしては最小絞り値が一般的なモノよりも1~2段小さく「64」まであります。被写界深度を深くしているのです。

実際に鏡胴のメモリを見ると、絞り値を64(64と一緒に「PAN」と併記されてる)にすると、4m余り~∞(無限大)までが、フォーカスエリアに入ります。

ちなみに、同じ焦点距離のミノルタMC135mmF3.5の被写界深度目盛によれば、最小絞り22で「10m余り~∞(無限大)」がフォーカスエリア。

比較すると、ピントの合うエリアにずいぶんと差があることが分かります。

調べたら、このシグマのパンテルレンズ、パンフォーカスの「Pan」と、テレフォトの「Tel 」を結合した造語らしいです。で、製品としては135㎜と200㎜と300㎜の3種類があったそうです。

「ちょいカビ」で安い値付けをしていましたが、これを知って値上げするのもズルい気がして、そのまま陳列に戻してあります。