我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2009年9月 3日 (木)

Fボタン

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オリンパス35DCというカメラがあります。我楽多屋へカメラを探しに来られた、フィルムカメラ初心者系の人に何度か勧めたことがあり、そのたびに後から、描写の良さに喜ばれた経験をしています。

カメラとしては、フィルム感度を設定して、ピントを合わせるだけで良い、至って簡単なカメラです。ただ、本当の初心者系の人にはフィルムの入れ方、巻上げ巻き戻し方、ピントの合わせ方から教えないといけませんが。。。

このカメラはレンズが良いのでカメラ好き、カメラマニアにも好まれる傾向にあります。そこで問題です。底面にある「F」と書かれたボタンがどういう役割をするボタンかご存知ですか?このカメラを持っている人でも意外と知らない人が多いみたいです。ちなみに、後期!?のモデルにはボタンがないものもあります。

答えの前に、このカメラの概要を、、、

1971年に発売されたプログラムEEの距離計連動カメラ。レンズはF.ZUIKO40mm/F1.7。シャッターは1/15秒 F1.7~1/500 F16。当時の価格は28,800円。

1969年に発売された「35SP」が初心者には使いずらい・・・ということで生れたモデルが「35DC」らしい。スペック重視の傾向からレンズは「35SP」と同じ明るさのF1.7が付いている。

ファインダーから右横へ少し離れたところにある「BLC」ボタンは逆光補正用の露出+1.5補正ボタン。1974年にはファインダー左横にバッテリーチェッカーが付く。

で、「F」ボタン。分かりましたか?

このボタンは強制的にシャッターを切る強制レリーズボタン。フィルムを入れたときにフィルムを空送りするために使います。キャップを付けたまま空送りをしようとすると、レンズの脇(キャップをすればキャップに隠れる部分)にある露出計の受光部は低照度と判断し、シャッターがロックされてしまいます。それを回避するためのボタンらしいです。その名は「ロックフリーボタン」。

2009年9月 2日 (水)

PENの本ワークショップ!

明日3日(木)19時から行なう「田中長徳 PENの本」発売記念ワークショップ、皆さんのご都合はいかかですか?ホントに急なお知らせでしたが、お時間お身体ともにご都合の付く方は是非お越し下さい。

このワークショップ、9月5日(土)発売の「田中長徳 PENの本」が付いて、先生の話が聞けて、サインももらえて、1680円!これって、本の値段と一緒ですよ!!

会場(アローカメラ3階)が狭く、来場者多数の場合は混雑が予想されますが、1階我楽多屋も3日は20時半まで営業しますし、2階に談話室・・・といっても、かつての「かめら我楽多館」の抜け殻(跡地)ですが~も用意しています。長徳先生のトークも19時から20時半の間で約15分ずつ3回くらいに分けて行ないますし、出入りも自由に可能です。なので、気軽にご参加いただけるかと思います。

参加ご希望の方は、夕方(18時くらい)以降、1階我楽多屋にてワークショップ参加費として1680円をお支払いください。引き換えに「田中長徳 PENの本」をお渡ししますので、その本がワークショップ会場への入場券代わりになります。

今回の企画主催のインプレスジャパンさんの告知サイト→http://www.impressjapan.jp/readers/2009/08/-pen.html

田中長徳先生ご自身のブログでの告知→http://chotoku.cocolog-nifty.com/blog/2009/08/post-9796.html

 

GF670雑感

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その発売前から何度か話題にしてきた富士フィルムのカメラ「GF670 Professional」の現品をじっくりと触る機会が出来たので、再び取り上げてみようと思いました。

このカメラの発売は今年の春。かなり反響があったため、注文後に入手するまでにかなり待った人も多かったようです。ここへ来て、メーカーが抱えていたバックオーダーもほぼ解消し、これから製造する分については、順次店頭に並ぶようです。ただ、もともとが限定数生産のカメラ、残り台数は当初の予定の1/5を切っているとの声もあります。

生産が追いつかなかった理由は、その生産体制にもあったようです。今の時代、この種のカメラを造るのは大変らしいのです。蛇腹や、レンズ出し入れのスプリング部分など、、、製造工程で手作業に近い部分も多く、日に造れる台数もかなり限定されていたようです。

カメラの性能やデータ、レンズの描写については、多くの雑誌やサイトで語られているでしょうから、ここでは、私どもの勝手な雑感を、、、

買取名人は、ブラックじゃなくてシルバーの金属ボディーが良いんじゃないの?という第一印象。フィルムカメラ、金属カメラということで、よりクラシカルなイメージを求めているのでしょう?

他にも、巻上げをノブにするならもう少し大きいノブで、ギザギザももう少しあった方が良いんじゃない?とか、グリップ部分は樹脂とかじゃなくて、革張りでいいんじゃない?とか。。。

私はまず最初に、シャッター音の小ささに驚きました!慣れていないと切れたのか不安になるくらいの静かさ。それと、金属ボディとはいえ、あんまり良い質感じゃないな・・・(見方によってはプラスティックっぽく見えてしまう)と感じました。

追加生産があるのか、Ⅱ型や広角バージョンなどの派生モデルが出るのか未知な部分ですが、いろいろと勝手なことを言いながら、それが富士フィルムさんの耳に入ってくれれば幸いなのであります。

ブラックボディの中で唯一チタンカラーに輝くレンズ開閉ノブをアップで撮っておいたのですが、後から気付いたら、同じく富士フィルムの35mmコンパクトカメラ「NATURA(ナチュラ)」のこの部分となんとなく似てる・・・。

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2009年9月 1日 (火)

引伸ばし機 値下げ 2

先々週からお知らせを始めた引伸ばし機4台、大きな機体がまだ我楽多屋に居座っております。

ということで、値下げ第2弾!

画像及び程度は前々回のブログで確認してください→こちらです。

  • フジ A450 開始価格40,000円 → 36,000円 → 32,500円
  • フジ FD-690 開始価格30,000円 → 26,800円 → 24,000円
  • LPL System7700 PRO 開始価格24,000円 → 20,000円 → 18,000円
  • フジ N690MF 開始価格9,800円 → 8,500円 →  7,800円

お買い上げいただく条件は、今までと同じ。中古品ですので、ご来店の上、現物を見てお買い上げいただける方。お持ち帰りも極力、クルマなどをご用意いただいて自力でお願いいたします。赤帽などの手配や、極めて近所の方の場合は配送もご相談に応じます。

田中長徳 PENの本

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9月5日(土)にインプレスジャパンさんから発売される「田中長徳 PENの本」の出版記念ワークショップが、アローカメラ&我楽多屋で開催されます。

そうなんです!うちの店で開催されるのです!!

日時は、9月3日(木)午後7時~午後8時半。とても急ですが~、実際もう、企画自体がゲリラ的に発生した模様で、長徳先生及び出版社さんから、うちの店に打診があったのは先週半ばのこと。

長徳先生はがらくた市のシドニートークショーの臨時集会!?とも言われているので、お集まりいただける方は是非どうぞ。

  • 「田中長徳 PENの本」出版記念ワークショップ
  • 2009年9月3日(木) 19時~20時30分
  • アローカメラ3階特設会場
  • 参加費:1680円
  • 詳しくはインプレスジャパンさんのサイトで確認してください。

2009年8月31日 (月)

カメラの電池蓋

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内蔵する露出計などのために電池を必要とする金属製カメラの多くは、ボディの底面に電池室を持っています。その電池蓋のほとんどが、コインなどで開け閉めする形状になっています。

ご存知の方も多いと思いますが、このタイプの電池蓋を開ける時はなるべく1円玉を使うことをオススメします。

何故なら、ただでさえキツく締めてしまうと開けるのに力を要する電池蓋。長い間放置されたり、電池が液モレを起こしたりすると、ますます開けるのが困難になります。力あまって手を滑らせると、電池蓋やボディにキズを付けてしまうことになります。

そんな時、1円玉なら他の硬貨よりも柔らかいアルミニウム製なので、電池蓋やボディに傷を付けにくいわけです。当然ながら、ほとんどの場合、カメラボディや電池蓋よりも1円玉の方が柔らかいですし。

例えば、あなたが中古のカメラ屋さんでカメラの動作確認をしたくて、電池蓋を開けるような機会があるかもしれません。その場合は「電池確認していいですか?」と声を掛けて、サッと1円玉を出して電池蓋を開けると良いと思います。「私は気を遣ってますよ」と店員さんにさり気なくアピール出来ることでしょう。まあ、なるべくなら、店員さんにやってもらう方が良いとは思いますが。

2009年8月30日 (日)

石川直樹さんご来店

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七大陸最高峰登頂を達成している写真家の石川直樹さんが、一緒に取材中ということで田中長徳先生とご来店されました。

カメラマガジン(エイ出版社)のNo.10(2009/6/30発売)に写真が掲載されていたのではない、もう一台のプラベルマキナ670を肩から提げられていました。以前、長徳先生のトークショーで、石川さんはマキナのボディを2台持っているけど、フードは1個しか持っていない・・・という話を聞いていたので、ちょうど我楽多屋のウインドウに並んでいた専用フードを案内したところ、即、お買い上げいただけました!ありがとうございます。

写真家とはいえ、冒険家でもある石川さん、決して大柄な身体ではなく、物静かな印象の方でした。ご自身のプロフィールに「人類学、民俗学の領域に関心を持ち、行為の経験としての移動、旅などをテーマに作品を発表し続けている」とありました。これだけではちょっと分かりづらかったですが、作品名やウェブで見られる作品から、非常に惹かれるものがあったので、改めて作品を見させていただきたいと思っております。

石川さんの経歴をもとに、ちょっと知識を深めてみました(みましょう)。

「Pole to Pole」:カナダの冒険家マーティン・ウィリアムスが企画した、北極点から南極点へスキー、自転車、カヤック、徒歩など人力で踏破するプロジェクト。石川さんは2000年の日本代表として、4月5日~12月31日の9ヶ月間で達成。

「七大陸最高峰」:アジア大陸「エベレスト」8,848m、ヨーロッパ大陸「エルブルス山」5,642m、北アメリカ大陸「マッキンリー」6,194m、南アメリカ大陸「アコンカグア」6,959m、アフリカ大陸「キリマンジャロ」5,895m、オーストラリア大陸「コジオスコ」2,228m、南極大陸「ヴィンソン・マシフ」4,892m。石川さんは2001年に22歳で七つすべてに登頂し、当時最年少記録を作った。現在(2007年)は、18歳(女性)が最年少記録。

実は取材には、福田和也さんもご一緒だったようでした(あとから送信された長徳先生の画像から知る。。。)

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2009年8月29日 (土)

21世紀フィルム主義

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「只今より、四谷系銀塩情報を発信します!」

「21世紀フィルム主義」という富士写真フィルム株式会社(現:富士フィルム株式会社)発行の冊子を入手しました。写真・解説は上野隆さん。

小冊子とはいえ、オールーカラーで31ページもあるので、簡単に説明することは出来ませんが、以下の12テーマで書かれています。

「フィルム主義宣言」「スローフォトライフのすすめ」「デジタル一眼レフのすすめ」「リバーサルを楽しむ」「リバーサル使い分け術」「フィルムカメラの魅力再考」「ブローニーフィルムの魅力」「モノクロ写真の魅力」「カラーネガを見直す」「プリントの重要性を考える」「これからの写真フィルム」「これからもフィルムで撮ろう」

各テーマ2ページずつで深い解説まではありませんが、フィルム主義が主張されていて読み物として楽しめます。

いくつか気に入ったフレーズを抜粋してみます。

  • 撮る、待つ、見る このプロセスがたまらない それがフィルムの楽しさ
  • 私がフィルム派である一番の理由、それは「フィルムカメラが好き」
  • 機械式のフィルムカメラ、趣味の道具として一生使える
  • プリントこそが「写真」 だから、カメラやレンズのようにこだわりたい
  • 「周りが皆デジタルに移行しているから」「今時フィルムカメラだと恥ずかしいから」「デジタルだとお金を気にせずシャッターが切れるから」などという理由でデジタルカメラを使うくらいだったら、私は写真なんてやめたほうがマシだと思っています。

12というテーマ数から想像出来る方もいらっしゃるかもしれません。この冊子は、日本フォトコンテスト(現:フォトコン)2005年1月号から12月号までの連載を抜粋したものだそうです。

もともと非売品の冊子です。ごくわずか入手しましたので「欲しい!」という方は、我楽多屋に急ぎご来店の上、何かお買い上げ後(笑)、「21世紀フィルム主義が欲しい!」と申し出てください。先着順、無くなり次第終了です。

*「カメラ・ライフWeb Site」内の上野隆さんのコラムも面白いです。

2009年8月28日 (金)

やってくれました!ペトリ

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タイトルに「やってくれました!」と書きましたが、実際はもう50年も前に「やってくれていた!」のですが、、、

ペトリ7の説明書を発見。その中に「家中で楽しめるペトリ7」という記述があります。お手頃価格で高性能的なことを表現するのに、4人家族での使用例みたいなのを書いているのです。内容を要約すると以下のような感じなのですが~!それよりも、原文の表現が面白すぎ!?画像でも読み取れますよね?

「ベテランのパパ」も満足できる描写、露出を気にせず作画に専念できる!

「しろうとママ」は操作が簡単で必ずよく写るカメラがいい。ファインダーを覗いて指針を合わせるだけでOK!

「おしゃれな姉さん」がアクセサリー感覚で使うのにも、新鮮なデザインでデラックス感もプラスされてバッチリ。

「乱暴なボク」が雑に使っても頑丈なボディで大丈夫。

それから、保証書も一緒にあったのですが、「保証の内容」を見てビックリ!「保証期間」がお買い上げ後1年なのは今も一般的。しかし、「保証の金額」は3千円未満だそうです。当時はこれが普通だったのでしょうか!?ちなみに、昭和36年発売のペトリ7、当時の新品価格は12,500円でした。

異名コワシ屋もいる4人家族で酷使したら、1年以内に3千円以上かかる故障をしないのか心配になってきました、ペトリさん。。。(笑)

2009年8月27日 (木)

レンズフード

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レンズフードとは、レンズの前に付けて画角外から入射する光を防ぐアクセサリー。何故なら、それらの光は内面反射やフレアの原因となるから。また、レンズ面に付くゴミや雨滴を防いだり、衝撃から守る役割も果たします。

今までにフードのことを何度か話題にしようかと思ったことはあったのですが、意外と奥が深いので簡単には扱えず、触れずにきていたネタです。

フード病と呼ばれるくらい、フードに関心を寄せたりこだわる人が多いのは、昔のフードにはそれに見合う魅力があるからです。デザインが凝っていたり、金属製でシッカリ作られていたり、内面に反射防止用の溝が切ってあったり・・・。

そして、体裁的には大きな特徴はなくても、希少性ゆえにカメラが買えるくらいの高値で売り買いされるフードがあれば、その作りやデザインが秀逸なので高値なフードもあります。

ただ、それら高価なフードの多くは、銀座などにある一流品を扱う中古カメラ店のウインドウなどで鑑賞することが可能です。だから、、、あえて話題にしなかったというのも原因の一つ。実際、アローカメラで買取りをしていますと、レンズとセットだったり、収集家のコレクション処分などで、ニコンSシリーズ用のレンズフードや、キヤノンの0.95用フード、プラベルマキナ用フードなどなど、うちの店を通過はしています。

今回、いよいよ取り上げることに踏み切ったのは、このフードのせい。「Super Takumar-zoom 1:4.5 70~150 100~270mm」とあります。もとのレンズ自体、高価なものではありませんが、今ではあんまり見かけないレンズ。それ用のフードなのです。

このフードの形が何とも気になったのです。レンズ側のフィルター径は67ミリ、反対側の外径は83ミリと、外側に向かっておよそ16ミリほど拡がっていくわけですが、拡がり方が段々畑のように3段階に拡がっていくデザインに目が留まったのです。

一言で言えば「あんまり見かけない拡がり方」。まぁ、それだけのことなんですがね。。。普通はテーパー状に徐々に拡がっていくとか、一段階でパッと拡がるものが多いかと思うんですが。。。

それから、我楽多屋にあった魅力的なフードを2つを披露しておきましょう。左はKenko製のフード。レンジファインダーカメラでファインダー窓を覗いた時にフードでフレームがケラレないように穴を開けてあるもの。右はフォクトレンダー製のフードで、そのカタチ、色艶ともになんとも美しいフードであります。

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