我楽多屋で買ったモノマガジン更新
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第160回目のテーマは「千円札一枚で大満足 我楽多屋「ジャンク市」の獲物」です。
*閲覧は2013年5月初旬までです。
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第160回目のテーマは「千円札一枚で大満足 我楽多屋「ジャンク市」の獲物」です。
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先日、Facebookページに枻(えい)出版さんから発売されたばかりの、「極上カメラ100」をアップしました。
私、個人的な偏った意見として「ペトリカラー35が載ってない・・・」なんて書き込んだところ、以下のようなメールが常連Sさんから届きました。
「小生も早速、書籍購入しました。
ローライ35の説明文行間にペトリカラーに代表されるメイドインジャパンの脅威にシンガポールへ生産移転を余儀無くされた~、言うなれば ドイツを揺るがすペトリカラーがシークレットの極上カメラの一機に他ならない。と確信しました。
ペトリカラーの似て非なる、その機構内部構造など小生の物欲が刺激されてきて、いささか危ない予感です。 」
ペトリカラー35ファンの私にすれば、実に涙ぐましいくらいの解釈をされていて嬉しくなりました。
ローライがドイツ本国での製造から、生産拠点をシンガポールに移したのは、経営悪化や時代の流れが理由と解釈していましたが、その原因を作ったのは、日本のカメラ産業の発展であったと言って過言ではないのだから、ローライ35を意識して造られたというペトリカラー35が、影の極上カメラという判断はあながち間違いじゃないかもしれませんよね。
あぁ念のために補足しておくと、、、ローライは一眼レフでコケた・・・という解釈もされていますけど、、、
カメラ本体の現存数が少ないですから、この小さなフードもかなり希少です。
大きさや形はとってもちっぽけなフードに見えるかもしれませんが、我々業者やマニアからすれば、まず希少という色眼鏡で見てしまうし、素材もメタルなので、そのサイズ以上に大きな存在に感じてしまいます。
でも当時の定価は160円程。
当然に今とは物価が違いますが、ペンD用のもう少し径が大きくて、被せてねじ止めするフードが500円だったことを考えると、これはずいぶんと安い価格設定だったことになります。
それが今では中古市場の販売価格が何千円(それも両手で数えるレベル)ですから、何十倍にもなってます。ちなみに1円玉だと、今の相場は何千枚分に相当するわけですね。
上の画像で一緒に置いてる1円玉はスケール見本として置いただけじゃないんですよ、実は。この1円玉に刻印されてる製造年「昭和三十九年」は、ペンWが発売された年でもあるんです。

アローカメラで買取らせていただいた品物の中に、ちょっと珍しい2眼レフがあったので、後でジックリ見よう~とチェックを後回しにしていたこの1台。
他が片付いたので、「さて、いよいよ!」と思って見始めました。
「DELMONTA」というこの2眼レフ、MADE IN GERMANYです。
立派な見た目のわりには、プラスティック系の素材を多用しているからか、、、手に取ると思いのほか軽いし質感なども、ちょっとチープな感じが・・・。ちょっとガッカリ・・・。
ところがところが、先日のフォクトレンダーBRILLANTに続く、ビックリ級の発見が!
ボディ右側面下方にある丸くて黒いノブ状のもの。2眼レフ的な感覚からすれば回して何かする~ってところですが、この黒いのスーッと手前に抜けました。
なんと、そこはフィルム(ブローニーフィルム)の収納スペースだったのです!!
それこそ、先日のBRILLANTの時に、さすがにそんなスペースはない・・・なんてコメントしていたのを聞かれていたかのようにです。
実際、これは便利ですよね。
何でこのスペースを確保出来たのかというと、装填するフィルムの位置を後方にして、フィルムの送りを直進式にしている為(マミヤのC330なんかもこの仕組み)。
その分、カメラ本体のカサは増してしまうのだけど、これにはフィルムの平面性を保つ長所があるのです。その恩恵で前方よりに予備フィルムの収納スペースを設けられたわけです。

昨日のこと、我楽多屋でお買物をされたお客さんに、このカメラの余生のお願いをされました。
「縁あって手にしたカメラなので、なんとか直して使いたかったのだけど、何軒かの修理先でギブアップされたので、出来ればこちらで多くの人に見て触って楽しんでもらう余生をお願い出来れば~」と。
高級コンパクト機のコンタックスTVSとはいえ、こういう電子カメラはメーカーが部品を供給してくれなくなると淋しいものです。
マニアの中には、コレクション用に、観賞用に、改造用に、部品取り用に~とまだ欲する人はいらっしゃると思いますが、日頃からうちの店のブログやFacebookページをご覧いただいている方からの直々のお願いですから、このTVSの余生は、橋渡しという形ではなくて、うちで引き受けることにしました。
とりあえず、我楽多屋の天井にぶら下げてます。
天井からぶら下げたカメラの中に、この手の高級コンパクト機はまだないので、ちょっと贅沢な展示になってます。

この2つの物体、カメラに詳しくない人が見たら~、同類のモノと思ってしまうでしょうね。
そのくらい、全体のバランスが似ているし、部分的にも酷似しているところがあります。ともに、1950年代後半の製品。
しかし実体は、左がただの露出計、「CANON METER」。キヤノンのレンジファインダーカメラの軍艦部に載せて、シャッターダイアルに連動させられるようになっていたりはします。 (参考記事)
で、右は16mmフィルム使用のカメラ、「MAMIYA-16 AUTOMATIC」。これだけで写真まで撮れちゃいます。露出計を内蔵しているので、キヤノンメーターと似ている部分があるわけですね。 (参考記事)
で、改めて身の回りを確認したら、iPhoneとメモ用に使ってるフジのデジカメも並べてみたら、こんなに良く似ていました。

かたやカメラでしかありませんが、かたやカメラが付いてて電話やネットまで出来てしまいます。
今も昔も同じようなことはあるんですね・・・(笑)

このカメラ、そのスタイルが奇をてらい過ぎているというか…変わり種過ぎて、ちょっとくらい変な部分があっても、逆にあまり驚けない、もうそんなレベルです。
イギリス製の「PURMA SPECIAL」というカメラで、使用フィルムは127。カメラを上から見ると、菱形っぽいスタイルです。
まず、レンズキャップを外そうと引っ張ったら外れない。。。ねじ込み式になっているので回したら外れましたが、バネか何かの反発力で、キャップ外した途端にポンッとレンズが出て来ました。
逆に言うと収納する時は、レンズをキャップで押さえつけて、ネジって仕舞うのです。
シャッターチャージはレンズ上方にあるレバーを矢印の方向に回転させて行ない、シャッターレリーズはボディ上面に大きく窪んだ中にあるボタンを押します。フィルム巻き上げは至ってノーマルな感じで、ノブを回して行ないます。
冒頭に言ったように、このくらいの変わった操作では驚きません、私は。
ところがこのカメラ、シャッタースピードを変えられるのだけど、どこにもレバーやスイッチがないのです。
なんと、カメラを構える向きで速度が変わるっていうんですよ!
普通にカメラを横位置に構えると(撮影フォーマットはスクエア)、標準なシャッタースピード。
そして、ファンダー覗き窓の両サイドに「SLOW」「FAST」と記されていて、「SLOW」側が上にくるようにカメラを縦位置に構えると低速シャッターで、「FAST」側が上にくるようにカメラを縦位置に構えると高速シャッターなのです。
これにはビックリ!!
どうやら、重力を味方にしてシャッタースピードを変化させているのだそうです。

フォクトレンダー「BRILLANT」のボディ左側面には扉があって、そこを開くとちょっとした収納スペースになっています。
だからといって、予備のフィルムを入れられるほどのスペースがあるわけでもなく。扉裏面にレンズフィルターをハメられるような丸い突起があるくらいです。
今回入って来たBRILLANTには、そこに不思議なフィルター形状のものが収納されていました。

フィルターといっても透過性はほとんどなくて、これをテイクレンズ(撮影用のレンズで、ふつう下方にあるレンズ)に付けて撮ったところで、ほとんど何にも写らないでしょう。で、ビューレンズ(ファインダー用のレンズで、ふつう上方にあるレンズ)に付けて、ファインダーを覗いてビックリ!!
ご覧のような目盛が確認出来ました!

そう、これは光学式の露出計でして、これで確認した情報を収納スペースに貼られた露出換算表と照らし合わせて露出を読むのです。
要は、被写体に向けてファインダーを覗いて、1~17のどの番号の丸印まで見えるかを読取り、その番号で露出換算表を読むのですね。
この「BRILLANT-BELICHTUNGSMESSER」。現存しているモノは少ないと思います。また、これだけ出て来ても何に使うモノか分からなくて廃棄しちゃうパターンもあるかもしれませんし。。
これはお宝モノ級の発掘でした。
【アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ】では、このブログ情報以外にも小ネタをちょこちょこアップしています。よろしかったら合わせてご覧ください。http://www.facebook.com/arrowcamera
画像でどれ程に伝わっているのか気懸かりですが、シルバークロームボディの上にそのまま筆で黒く塗ってしまったような荒わざ。前面の「Nikon」の文字は白く書かれているものの、ぐにゃりの「N」でもなく、、、手書き感満点。
あるお客さんが「これ、ホンモノ?粘土細工とかじゃなくて・・・!?」と言われた程。
さて、これは何貫禄と名付ければ良いのでしょうか???
いつ頃に誰がこういう細工をされたのかまったく不明です。ただ、現状は触っただけでも、時々、塗装が剥げ落ちてくる状態。

レンズはツァイスのビオゴン35㎜F2.8が付いていて豪勢なんだけど、これが外れない・・・。もう専用ボディになっちゃってます。。。いや、専用レンズか。。。
でも、レンズはまずまずキレイで、シャッターもそれなりに動いているので、これの評価の仕方が微妙~。
ビオゴン代にニコンS代を普通にプラスするのは、この組み合わせを欲しい人には良いかもしれないけど。そういう人ばかりじゃないだろうから、、、。
迷うところです。

ほとんどのレンズで、レンズフィルターはレンズの被写体側最前面に付けるものですが、中には、まったくその逆で、後ろ玉のボディ側に付けるようになってるミラーレンズや超広角レンズがあったり、鏡胴根元付近に専用フィルターを落とし込む(ドロップイン式)超望遠レンズなんかもあります。
このシグマは、フィルターを鏡胴内に内蔵しているタイプ。その名を「シグマフィルターマチック」。
レンズの中に4枚のフィルターが組み込まれていて、回転させることで任意のフィルターを選べるようになっています。
4種のフィルターの内訳は、モノクロ用イエロー(YT-48)と、同じくモノクロ用オレンジ(O-56)、色温度変換用ブルー(LB-180)、スカイライトのL-1A。
フィルム全盛時代には、常用フィルターとしてそれこそスカイライトフィルター全盛の時代もあったんですけどね。最近のデジタルユーザーには、スカイライトフィルターを敬遠する人もいらっしゃいますが、それでも、選ばないといけないのです。
最後のひとつは、ガラス無しか、完全無色のプロテクターでも良かったんじゃないか~とも思うんですけど。
あと、この個体の場合、レンズ自体にはカビもクモリも出ていないのだけど、少しくもってるフィルターがあって、少々厄介なことになってます。