今や1円玉何千枚分
カメラ本体の現存数が少ないですから、この小さなフードもかなり希少です。
大きさや形はとってもちっぽけなフードに見えるかもしれませんが、我々業者やマニアからすれば、まず希少という色眼鏡で見てしまうし、素材もメタルなので、そのサイズ以上に大きな存在に感じてしまいます。
でも当時の定価は160円程。
当然に今とは物価が違いますが、ペンD用のもう少し径が大きくて、被せてねじ止めするフードが500円だったことを考えると、これはずいぶんと安い価格設定だったことになります。
それが今では中古市場の販売価格が何千円(それも両手で数えるレベル)ですから、何十倍にもなってます。ちなみに1円玉だと、今の相場は何千枚分に相当するわけですね。
上の画像で一緒に置いてる1円玉はスケール見本として置いただけじゃないんですよ、実は。この1円玉に刻印されてる製造年「昭和三十九年」は、ペンWが発売された年でもあるんです。