少し前に我楽多屋でキエフを買って行かれたお客さんから、その翌日に電話がありました。
「カメラに入っていたスプールが市販フィルムのパトローネに入ってるスプールで、フィルムの先を引っ掛けられないですけど...」と。
その状態でうちの店にやってきたもので、うっかり!?私も気付かずにいました。
でも実際、元のスプールが無くなったキエフはボチボチあって、市販フィルムのスプールにフィルムをテープで留めて使っている人も案外多いはずなんです。
とはいえ、自分が気付いていなかった不手際と、店の中を探せばどこかに転がってるかもしれない~という思いから、「数日お時間ください」とお客さんにお願いしました。
が、探しても無い...。ちょうど翌日ががらくた市だったので、長徳先生トークショーに集まったお客さんに「もし家のどこかにキエフのスプールが余っていたら譲ってください!特別に普通の販売値くらいで買取りますから~」なんてお声掛けしました。
此処に集まっている人の中には、スプールだけ余計に持っているような人が居そうな気がしたのですが、数日経っても反応無し…。なので、ネットオークションで使えそうなスプールを探したんですけど、金額も含めて適当なのが見つかりません。
参ったなぁ~と思っていたところへ、物々交換で持ち込まれたカメラやカメラアクセサリーの中に壊れたエクサⅡaがあったのです。
そうそう!エクサのスプールがキエフで使えるんだよな~と思って、フィルム室を明けたら~幸いスプール入ってました!!
念のためキエフをご持参していただきたい旨、お客さんに連絡をして、現物合わせで確認してスプールをお渡ししました。「お代は?」聞かれましたが、お手間もお掛けしたので勿論サービスいたしました。
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一昨日のブログで紹介した、巻き上げレバーに〈E・P〉マークのあるペンタックスSVを見て、即日ご来店いただいたお客さんがいらっしゃいました。
以前もペンタックスに関するブログで急ぎご来店くださったことのある、ペンタックスのコレクションをされていらっしゃる方です。
「本当は朝一で来たかったのですが、子供の運動会があって…」と夕方のご来店でした。幸い〈E・P〉マーク付きのSVは残っていて、お買上げくださいました。
で、「こんなのを持っているんですけど~」と同じペンタックスSVを見せてくださったのですが、なんと、そのSVの巻上げレバーにある〈E・P〉マークは刻印された向きが違うのです。
こうやって比べてみると、お客さんがご持参された横向きに記されている方がシックリきますよね。
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昨日6月1日は写真の日でした。
そんな日に常連さんから頂戴した写真がこれ。
少し前にその常連さんが、ローライコードⅠa(タイプ2)でテスト撮影したポジを見せてくださいました。その時に私が気に入ったのが、このカットでした。
被写体の面白さや、光の加減、描写などに惹かれました。それを覚えていてくださって、大伸ばしして「写真の日」に持って来てくださったのです。
この写真には、印象に残る要素がさらにあるのです。
被写体は私が酉年だから気になったのかもしれませんが、酉に似た空想の鳥。プリントの裏に記されていた撮影日が偶然にも私の誕生日の5月16日。撮影機材は前述のようにローライコードなんですが、付いているレンズはトリオター7.5cm/4.5。ここにも「酉(トリ)」が入っていました。
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〈E・P〉マークは「Exchange Post」の略で、「PX」とも呼ばれた米国陸軍の駐頓地にある売店向けに戦後出荷されたものへ、物品税の免税識別のために刻印されたものだと言われています。
まったく同じ説明をしたことが過去にもありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/02/ep-bc20.html。
その時のファーストフレックスに記された〈E・P〉マークの位置も変なところにあるなぁ~と思いました。赤窓の蓋を開けた時と閉めた時で、マークの見え方が変わってしまうんですからね。
今回のペンタックスSVの場合も、ちょっと不思議な場所にあります。巻き上げレバーの先の方に、えらい小さいサイズで〈E・P〉マークが記されています。
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この手のことを頻繁に言ったり強く言ったりすると、注文の多い中古屋...とか思われてしまうことはよく分かっています。
でも、店の姿勢として一線を持っていたいですし、それがカメラやレンズなど品物を想ってのことであることも理解していただきたいのです。
数日前に我楽多屋へご来店された若いお客さんが、入店後5~10分くらいの間に数点の品物を手に取り確認のための操作なのか…(スミマセン、その時点では興味本位なのかとも思ってしまいました)、その品物のいじり方がとても気になってしまったのでした。
で、今思えばちょっとキツめな言葉で言ってしまいました。「すみません、品物の扱いに少し気を遣っていただけませんか。少し扱いが雑です。その品物を探している方のためになるべく良い状態を保っておきたいと思っているので」と。
「少し雑」が余計でした、すみません。
以前にネット上の何処かで、私がその場の気分で~とか、人を見て言ってる~とか書かれたことありますが、それは無いです。
私自身の中で扱いが雑だと判断する基準線みたいなのは当然設けているつもりですし、その基準線だって、日に何人ものお客さんが来られる中で、皆さんの扱い方の平均線などから出来上がったものです。
でも、ジャンクを扱う他のお店よりは厳しい目で見ているかもしれません。ジャンクだって品物です。それを欲して買って下さる方がいるのですから!
話しを戻しまして、その若いお客さん。その後もしばらく品探しをされて、値札に訳アリのコメントを記したジャンクカメラを2台、レジカウンターに持って来られました。
「先程はすみませんでした。使えなかったとしても、部屋の飾りになりますので」と言われました。
こちらも恐縮して「ちょっと厳しく言ってしまったかもしれません」と詫びました。
そのお客さんが退店された後、店に居合わせた写真家の飯田鉄さんが「良く出来た若者ですね」と言われました。
飯田先生、私がそのお客さんに注意した時点ではまだいらっしゃってなかったので、実は私がこんなことを言ってしまったのもあるんだと思います、と説明しました。
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常連Hさんが、我楽多屋でレンズのフロントキャップを入れてあるカゴの中を物色されながら、こんなことを言われました。
「こうやってキャップを買わせていただいて自宅へ帰ると、カミさんに言われるんですよ。『キャップばかり買って来て、そんなに付けるもの(カメラやレンズ)があるの?』って。この返事に困るんですよね。」と。
さすがに私もこの時点で常連さんが言わんとしていることを察しました。
買い集めたりしているカメラやレンズの実数など全体像は、きっと内緒にされているんだと思います。なので、たびたび買って来るキャップと同じ数のカメラやレンズがあることがバレるのはマズいので「ハイ」とは答えられない。でも、「無い」と答えれば、余計なものを買って来ているとか、変わった趣味にハマっている...なんて思われる可能性もあるわけで、どっちともハッキリ答えずらい~ってことなんです。
いま、こんな返答法を思い付きましたが…「珍しいサイズのキャップなので、これが合うレンズを入手出来た時のためにキャップを確保したんだ」。これはカメラ好きには通じる正当な理由かもしれませんが、そうでない人には通じないですね(笑)。
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「ミノルタα-303si」は、25年程前の普及版AF一眼レフカメラ。
こじんまりとして嫌味の無いデザインが個人的にお気に入りでしたが、私用するようなことはなかったものの、当時から動作チェックなどで何度となくファインダーを覗いていました。
今回、ファインダーを覗いていて左端にシャッタースピードの数字が縦に表示されるのに、異様な違和感を覚えました。こういうのって気にし出すと気になって仕方ないもの。
絞り値の「5.6」は数字が横に並んでいますが、
シャッタースピードの1/125秒は
「1
2
5」
と数字が縦に並んでいます。
これで思い出したのは、封筒に住所を縦書きで記入する時はなるべく漢数字で書いた方がいい~と、どこかで指導されたことがあることや、読みずらいなら数字で書くのもありだが、二桁以上の場合は縦に書くのか!?横に並べるのか!?、いまだにどれがいいのか分かっていないこと。
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昨年末から我楽多屋にて販売しております、「木製アクセサリーシューカバー」。
いくつかの機種別にタイプがあるのは、作成者がご自身お手持ちの機種に合わせてフィット感を微調整されたためです。この中にあなたが合わせたい機種が無くても合う場合もありますし、無難にJIS規格に沿って作成されたタイプも準備しています。
今回新たに、SONY α7Ⅱと、発売されて間もないリコーGRⅢに合わせたタイプが出来上がりました。
リコーGRⅢ用は今までのものに比べて少し凝った形状になっているので、従来タイプ(1,300円)より少し高い価格設定になってしまうのですが、初回限定数分だけ2,160円でのご提供が可能になっています。
また、他にも試作品ということで、巻き上げレバーの指当て部(画像はニコンF2)や、ミノルタαの特殊な専用シューに合わせたものも試作品として見せていただきました。
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