我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年8月23日 (火)

パノラマのデータ化

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三重県在住のお客さんがSNSにアップされるパノラマ写真の影響を受けて、私も1年半ほど前にロシア製パノラマカメラ「ホリゾント」を入手しました。

でも、状態がイマイチなのでリハビリと称して、しばらくフィルムを装填せずに空シャッターを切ることを続けたりしていたのですが一向に良くなる気配が無し...。我楽多屋まわりでホリゾントの修理をされた方の話を聞いて、私も修理調整に出しました。

昨秋以降はボチボチと撮影をしているのですが、ネガカラーで撮っていると現像はどこでもしてもらえるとしても、プリントは手焼きになるのでえらい高くつきます。また、データ化をしてもらえるところが近くに無いのです。

だからと言って~フラッドヘッドスキャナーを買う勇気や予算は無く、スマホやデジタルカメラでネガを複写してから、無料ソフトでネガポジ変換するのも大変だったり満足出来るレベルで無かったり...。

そんなこんなで悩んでいたら、東京在住でホリゾントを使われているお客さんから良い情報を教えてもらいました。

九州熊本にある「トイラボ(https://www.toylab.jp/)」という会社が現像後データ化してくれます。CDに焼いてもくれますが、データだけを受け取ることも可能です。

撮影済みフィルムを送ると、東京からだとポスト投函後最短で3~4日後にはデータを受け取ることが出来ます。料金はデータ化するサイズで料金が変わりますが、35ミリ1本で1,100円~。

下の画像は作業後に送られて来たネガ(プリントメニュー付き)。これを受け取る3日前にデータはネット経由で受け取っていました。次回利用時に使える宛名ラベルも付いてます。 

*この業者さんは私が個人的に利用した結果で勝手に案内しております。トイラボさんと我楽多屋の営業上のつながり等はありません。

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2022年8月22日 (月)

ライカ狙い

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オールドデジタルカメラ遊びをされているお客さん。先日は「カールツァイス狙い」で3台のソニーのカメラを見せてくださいました。

今回は「ライカ狙い」で2台のパナソニックのカメラです。

ご覧の通り、バリオ・エルマーというライカレンズが付いてるんですよね。

後ろのDMC-FZ1はLUMIXの初号機で2002年発売。お客さん曰く「十分に良く写りましたよ」とのこと。手前のDMC-LX1は2005年発売。

前回のカールツァイスレンズが搭載されたソニーも、今回のライカレンズが搭載されたパナソニックも、詳細は聞いてませんが…全部3桁円で入手されている模様ですよ。

どういうお店で、どういう売り方をされていたモノを入手されたか~。これはある程度お話聞いていますが伏せておきます。こういうのは買う側の楽しみなんでしょうから。

 

 

2022年8月21日 (日)

タクマー200/5.6の優秀なところ

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実は中古カメラ屋って、カメラやレンズなどに付属品が付いているのを案外と嫌がるパターンもあるのです…。

店頭に品物を並べる時のことを想像してみてください。

例えばカメラの場合、専用ケースが付いていると一緒に並べるのは商棚の上で邪魔になるし、ケースを置くなら他のカメラを並べたい~とか思ってしまうわけです。

例えばレンズの場合、専用フードが付いているとフードをレンズに付けた状態で商棚に並べたとして、高さが増してしまったり、レンズ径よりスペースを取ってしまったりして...レンズを綺麗に並べずらくなるのです。

その点で、今日の画像のレンズ「アサヒペンタックス タクマー200mm/F5.6」はずいぶんと長い専用フード付きなのに優秀なのです。

レンズ本体の長さの半分以上もある長いフードなんですが、フードの径がレンズ本体の径とほとんど変わらないうえに、携帯時にはフードを逆向きにしてレンズ本体にスッポリと被せることが出来きます。なおかつ、その状態で程よくレンズ鏡胴にフィットしているので、ちょっと持ち上げたくらいではフードがガタついたり外れないのです。さらに、フロントキャップはその状態でもキッチリと被せることが出来ます。

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これ、陳列する際にはかなり助かるのです。

このレンズに限らずF値が暗めな望遠レンズの場合は、比較的これに近い傾向のレンズがありますが。

かなり勝手なことを言ってると思われるでしょうね。これは中古品を売る立場での問題点や感情面で述べていますから、お許しください。

なのになのに、中古カメラ屋って品物を買う立場になると~付属品が揃ってないと、それを査定のマイナスポイントにしてしまうような傾向もあります。我ながら~ちょっと勝手ですね(>_<)

 

 

2022年8月20日 (土)

コダカラ-VR

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本日20日(土)、我楽多屋ではコダックの期限切れフィルムを差し上げるサービス(https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2022/08/post-7721.html)を予定していますが、これから話題にするコダックのフィルムはまた別の話。

「トライアル・パック」と記されたコダカラー4本パックです。12枚撮りのISO感度違いで100/200/400/1000の4種。有効期限が1984年なので、40年近く前に売られていたものでしょう。72ページもある撮影ハンドブック付き。

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驚きは、その値段。カメラのきむらの値札の雰囲気からして、当時の売価と思います。

『1,400円』

今と比べると、安~〜っ!!ですね。

実はこのトライアル・パック、何年も前に常連さんに買っていただいたものなんです。あれ?でもうちの値札が無いので、もしかして入荷直後のを買ってもらったのかな…。

それが里帰り?したのです。100と200と400は既に撮影されたのでパッケージだけ。1000はさすがに厳しい〜と思って使用を躊躇されたのでしょう、未開封のパッケージに中身が入っています。

 

 

2022年8月19日 (金)

写真を撮る道具なんだから

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先日、ペンタックスMXの巻上げ感がカスカス〜という話題をしました。

そのリンクを貼ったFacebookページへ頂戴したコメントには、共感のコメントとともに、フィルを入れれば巻上げ感が良くなる〜というコメントもありました。

そうでした!そうでした!巻上げレバーの感触を語るうえでは、フィルムを装填した状態での感触も確かめないといけないのでした。

もう9年も前のことですが、ミノルタXEの巻上げ心地について、フィルムが装填されている状態とそうでない状態の差について話題にしていたのです。

ということで、まだ店にある3台のペンタックスMXにそれぞれフィルムを装填してから巻上げレバーの感触を試してみました。

確かにカスカス感はかなり薄れましたが、中には妙に重い感触になってしまう個体もありました。

カメラは本来、写真を撮る道具。空シャッターや素振りの状態だけで判断してはいけませんね。

 

 

2022年8月18日 (木)

8月20日、フィルムあげます!

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最初に言っておきますが、差し上げるのは大幅に期限切れしたフィルムですからね。

実は2週間前に「ホトグラ。」との連携企画をした時のフィルムがまだ残っているので~8月20日(土)に再び『フィルムあげます!』企画をしようと思います。

  • 『Kodak GOLD100 24枚撮り 業務用カラーフィルム』 
  • 2010年3月に有効期限が切れてます!
  • ご来店のうえ「フィルムください!」とご発声いただくのが条件です。お1人様1本、上記のフィルムを差し上げます。
  • 用意しているフィルムは数に限りがありますので、ご了承ください。

 

2週間前に差し上げたフィルムを使って撮影をされた方から結果報告をいただいておりますが、「かなり味付けが濃くなってました」とのこと。インデックスプリントも見せていただきましたが、かなり青みが強めでした(これはプリントするお店や機械によって差が出るので一概に言えないかもしれませんけど)。

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2022年8月17日 (水)

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本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、お台場海浜公園。

4年前に同じ場所で撮った写真に対して田中長徳先生からお褒めの言葉をいただいたりしたものですから、以後も気にしている場所なのです。その時の写真はコチラで→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2018/09/post-eb77-1.html

この場所は延期開催された東京2020オリンピック・トライアスロンの会場準備~開催~撤収のために、結局2年ほど正常な状態ではなかったので、4年といっても…同じ景色だったのは2年ほど。

以前、新聞を読んでいた男性と同一人物で、紙の新聞からスマホでウェブニュースを見るのに変えたのかな?と思ったりしましたが、別人のようでした。

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2022年8月16日 (火)

FLとRの共用

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます

 

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キヤノンの一眼レフ用フード、金属製です。

「FL-R 35mm 1:2.5」という表記は珍しいのでは??と思いました。

今まであんまり意識していないのでちょっと自信ないですが、「FL-R」じゃなくて「FL」だけ記されたものや、「W-60-A」と記された同型のフードを見た記憶はちょいちょいあります。

このフード、FL-Rってタイプのレンズ用ではなくて、FL35mm/f2.5とR35mm/f3.5の兼用という意味の表記ですね、多分。まぁ、それだけのことなんですが。

 

そして、「FL-R」で思い出したのが「FL-W」ってレンズフィルター。

デジタルカメラになって使わなくなってしまいましたが、フィルムカメラで白色蛍光灯下の撮影時に発生する色調が緑がかってしまうのを補正するフィルター。 

 

 

2022年8月15日 (月)

京セラって~

「コンタックス」といえば、「京セラ」をイメージする世代が多くなっているような気がします。

こういう話をすると、年寄りが古い知識を〜とか思われてしまうのかもしれませんが…。

戦前に始まるドイツ本国製のコンタックスは別扱い出来る世代でも、日本製のコンタックスブランドの使用を始めた(1974年にカール・ツァイスと提携)のが、「ヤシカ」というカメラメーカーであったことを知らない…人々もいらっしゃるようです。

そのヤシカが1983年に京セラに吸収合併されたのです。京セラは旧社名が京都セラミックという社名であったように、元々はセラミック製造の会社。その後、いろいろな分野へ進出していきますが、カメラ事業からは2005年に撤退しました。

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先日お客さんから教えてもらったのは、空調服の有名ブランドである「BURTLE AIRCRAFT」のファンとバッテリーが京セラ製であるということ。

そのお客さん的には、カメラメーカーだった京セラが今はこういうモノを製造している〜という捉え方をされたようでしたが、年寄り的には京セラは元々カメラメーカーじゃないしねぇ~というギャップ。それで今日の話題にしてみようと思ったのです。

ハーフ判カメラとして名を残した京セラの「サムライ」でしたが、その後、サムライの商品名は京セラ製の太陽光発電器に転用されたのも興味深い話です。

 

 

2022年8月14日 (日)

K?PK?KR?KPR?

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トキナーのAF400ミリのカビ玉ジャンクが少し前からありました。

先に言い訳をすると、このレンズは業者ルートでやって来たジャンク品。キャップに貼られていたシールに「PK」と書かれていたので、それをはなから信じて値札に「PK」と書いてしまいました。

そのカビ加減は酷く、それゆえに付ける金額もAF作動がOKかどうか以前のレベルだったので、ボディへ付けて確認をする作業を省いてしまったのも原因。

一昨日そのレンズに興味を持ったお客さんから「これ、PKって書いてますけどニコンですよね?カメラに付けて確認して良いですか?」と声をかけられました。

キャップを外してマウントを見ると、どう見てもPKマウントではなくてニコンFマウントなので「すみません、間違えです。どうぞ試してみてください」と。

お客さんは状態等も納得いただけたようで、「これ、おいくらになりますか?」と。一般論からPKマウントよりニコンFマウントの方が高くなる〜と思われたんでしょうね。

どのみちかなりのカビ玉だし、間違えていたのをご指摘いただいた申し訳なさ(恥ずかしさ)もあるので「値札のままで良いです」と答えてお買上げいただきました。

ただ、二コンFマウントにPKマウントのリアキャップがとりあえず付くとしてもそのままでは悪いので、バックヤードからニコンFマウントのリヤキャップを見つけ出して、それを付けてお渡ししました。

 

そういえば、数ヶ月前にネット上でニッコールレンズをペンタックスのデジイチに付けて写真を撮ってみた~的な話題を続けて見た記憶があります。もちろん、最近になって突然付くようになったわけではなくて、元々そうなんですけど私がそれを良く知らなかったゆえに、たまたま目に留まったのが数ヶ月前だったのです。その時にそれを話題にしなかったのは、ニッコールレンズをペンタックスのボディへ確実に装着出来るわけではないし、ちょっと邪道!?と思ったのでカメラ屋が話題にするのは危険...と思ったのでした。

 

お客さんがお帰りなった後、もともとトキナーに付けていた残されたリアキャップを見ると「KR」と型押しされています。PKマウント用のサードパーティー製リアキャップには「PK」や「K」って書かれているものですが、「KR」とは何でしょう?

あぁ~、シグマのSAマウントとKマウントの共用リアキャップには「KPR」って書かれてるけど、あの「R」と関連あるのかな?リコーの一眼レフもKマウントだから、まさか「リコー(RICOH)」の「R」???