我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2022年8月13日 (土)

ビューファインダー付き!

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昨日ご来店の常連さんが肩から提げていたカメラは「タナックⅣ-S」。このカメラも十分に希少なカメラではあるのですが〜、それより注目はレンズ。

L39スクリューマウントの「オリンパス ズイコーC 4cm/2.8」です。

お客さん的にはネットで買った、ジャンク品まとめて一箱の中にこのレンズが紛れ込んでいたそうで、喜びのお裾分けで見せに来てくださったのです。

わたくし二代目もいちおう中古カメラ屋を30年近くやっているので、珍しいレンズとはいえ何度か見たことがあります。

ただ、このレンズとセットのビューファインダーはお初にお目にかかりました。

側面には、オリンパスのマークと4cmの数字か刻印されています。

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お客さんの話によると、レンズとビューファインダーが一緒に収納出来る皮ケースに入っていたそうです。

このビューファインダー、上側にはアクセサリーシューがあるのでフラッシュガンでも載せることを想定しているのでしょうか。

いいモノを見せていただきました!ありがとうございます!

 

 

 

2022年8月12日 (金)

MXのカスカス感

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先日Facebookページで、ペンタックスMXの巻上げレバーの操作感についてちょこっと触れたところ、多くの共感コメントを頂戴しました。

私が思うにここ数年で出会ったMX、そのほとんどが巻上げレバーを操作した時にカスカス感があると~。

個人の表現差なので実際は同じ症状を言ってるのでしょうが、わたし的には「スカスカ」じゃなくて「カスカス」。

ペンタックスMXが販売中だったり、その後10年やそこいらの間はもっと好感触で巻けていたはずなんです。ただし、高級機ではないから極上の~感触ってことでもないんですけど。それを今となっては思い出せないのが残念なとこ。そして、当時の状態を保っている個体が非常に少ないと思うんですよね。だから巡り合えない。

 

さて、巻上げレバーの感触でいうと日本の名機ニコンFも決して好感触というわけではありません。あっさりと「スー」という感じ。だからといって不安感は一切ありませんけど。その点でいうと、ほぼ同時期の国産一眼レフ、トプコンREスーパーは滑らかな好感触があるんです。「ぬめぇ~」って感触。

何年か前、我楽多屋に状態の良いREスーパーの在庫があった時に何人かのお客さんとその話題になりました。写真家の中藤さんともこの感覚で盛り上がったことがあります(参考ブログ記事→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2017/05/post-bbcf.html)

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2022年8月11日 (木)

マニアックな品物

本日8月11日(海の日)、我楽多屋は夏季休業とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

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物々交換の中にあった品物です。

パッケージに入った状態だったので話題に出来ますが、このアイカップが裸で出て来たら~どこ製なのか何用なのかも分からないままでしょう。

ROWIとはドイツのメーカーで、レンズフィルターやクランプや卓上三脚など撮影用具にROWIのネームを時々見ることがあります。そういう流れでアイカップもラインナップされていたのでしょう。

パッケージに貼られたシールに「2178 ZENIT」と記されています。

ロシアカメラ用のアイカップまで作っていたとは恐れ入りました。

ドイツのカメラ事情が分からないのでビックリするわけですが、日本と違って多分ある一定数のロシアカメラの流通量があったのでしょう。ロシアカメラ販売の正規代理店みたいなのもあったのでしょうか?

これを持っていること自体がかなりマニアな方だなぁ~と思うのですが、このお客さんは「自分はマニアではない」と頑なに言い張るカメラ好き?な方なのです。

 

 

2022年8月10日 (水)

下水道展へ行った不純な理由

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。

また、明日8月11日(山の日)は夏季休業させていただきます

よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、東京ビックサイトです。

お昼過ぎまで別の用事があったので、到着を遅くなってしまったのが残念でなりません…。

東京ビックサイトで開催されていた「下水道展」へ行きました。その方面の業者ではありませんので、目的は実にミーハーでして...、会場で特別販売されるという「トイレの最中」(https://www.ohkuramochi.jp/item/e06/)という和菓子のもなかを買うため。

便器の形をしたもなか皮の中に餡子を詰めて食べるのだそうです。

しかしながら、その日の販売分を売り切った~とのことで購入出来ず…💩

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2022年8月 9日 (火)

物々交換のとある楽しみ方

本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。そして、明後日山の日は夏季休業させていただきます。8月9.10.11日と3連休しますので、よろしくお願い申し上げます。

 

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もう長いこと我楽多屋のサービスの一つとしてやっている「物々交換」。上の画像内にも書いてありますが、詳細はこちらでご確認ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/butsubutsu.html

その物々交換をこんな気持ちでご利用されている方がいらっしゃるのだなぁ~と嬉しく思った話です。

ここ何年か継続して物々交換をご利用くださっているOさん。使わなくなった不用品や整理品を時々ご持参されて「次の時までに見ておいてください」と言われます。お任せいただけるので私もそのまま受け取ってしまいます。

初めての方だったり、ちょくちょくご来店いただけない方、もちろんですがお任せいただけない方の場合にはそういう訳にはいきませんけどね。

次回ご来店の際(その前にメールでお知らせすることもありますが)に、交換査定額をお知らせしますが、その時に何かお買上げがあっても、お知らせした交換査定額をご利用されない場合があるのです。

どうやら、ちょっと大きめな金額の見っけモノをした時にそれを使う~みたいな感覚をお持ちのようなのです。

直近3回分のご持参品の交換査定額が小一万円になりました。その後のご来店時にほぼその金額に近いお買い物をされたのですが、「半分は現金で払いますので、交換査定分の半分は残しておいてもらえませんか?」と言われたのです。

「交換査定の残額があると、それを計算しながら買い物をする楽しみがあるんです~(^^)」とのこと。

こちらが意図していない楽しみ方をされていたのにビックリしましたし、楽しんでいただけていること自体が嬉しい限り。

画像の大福帳は、物々交換の査定額をお預りした場合に私が記帳しているもので中身をお見せすることはありません。これはもう完全に信用取引きですね。

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2022年8月 8日 (月)

謎ゾナーからゾナーコピー

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先月、お手持ちの「謎ゾナー」を見せてくださったOGさんが、今回は同様な謎ゾナーやロシア製のゾナーコピーなどを見せてくださいました。

参考文献とともに案内をしてくださったので、私も勉強になりました。

が、謎の部分が多い遠い昔のレンズですし、一度聞いたのに既に少しずつ忘れて来たりしているので、私がここで知ったかぶって解説するようなことは避けたいと思います。

カメラ屋の言い逃れの一つ、我々の知識はどうしても浅く広くになりがち~お客さんの方が興味ある分野に深く入り込めるので知識ではお客さんに敵いません…ってやつです。

今回見せてくださったのは全部L39スクリューマウント。

まず、OGさんのライカM6に付いているのゾナー5cm/F1.5はツァイス製(と思われる)のオリジナル。下左はロシア製初期のゾルキー 3Kネームの5cm/F1.5、下中はロシア製ジュピター3 5cm/F1.5、下右はツァイス製ゾナー 50mm/F2。

OGさんのライカM6がパッと見ためで、自分のM6に近い気がしたのでシリアルナンバーを確認したら、製造年は1年差くらいでした。

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すると~というか、そういえば私のM6に付いているレンズもゾナー系でした。ロシア製ジュピター8 50mm/F2。

何の解説にもなっていませんが、少しくらい皆さんの目を楽しませることが出来たら幸いです。

 

 

 

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

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田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第274回目のテーマは「カメラジャーナルの全巻揃い-1を手に入れる」です。

こちらよりお楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine1.html

 

*閲覧は2022年11月初旬まで。

 

2022年8月 7日 (日)

ジャンクの楽しみ方

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フィルムカメラのジャンク品でよくあるのが「スローシャッターねばり有り」。1秒や1/2秒、1/15秒くらいまでのネバリなら気にしない~って人もいらっしゃいます。そういう人は皆「だって、そんなスロー使わないもん」とか言われます。

あと、「セルフタイマー不良」の場合は「セルフなんて使う?」って逆に聞かれちゃったりします。

レンズのクモリやカビについては、神経質な方も多いので私も事前に厳しく状態のチェックをするようにしていますが、「そのカビやクモリが描写に及ぼす影響を、どうせ自分の目で見抜けないから~」と言う大らかな人もいらっしゃいます。

こういう人々はジャンクカメラやレンズを大いに楽しめる部類と思いますから、我楽多屋向きだと思います(^^)

今まで一番傑作!?だったのは、シャッタースピードが1/125秒あたりの一定速でしか切れず、距離計の二重像が不良のカメラを田中長徳先生が買って行かれた時に、「シャッターはそのスピードが切れていれば十分だし、ファインダー覗かないから、私にとっては十分に実用品~」って言われたこと。

 

さて、今日の画像は物々交換で持ち込まれたニコンF3。

私が品物のチェックをする以前にお客さんの方から、背蓋を開けるために巻戻しクランクを引き上げる時、一緒に操作する黒い小さなレバーが欠品していることを告げてくださいました。

下の画像のように、本来なら黒い小さなレバーがある部分にちょこっと見えている金属板みたいなのを、先の細い精密ドライバーか何かで横にずらしながら巻戻しクランクを引き上げれば、背蓋は開きました。

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フィルム交換する時だけこのちょっと面倒くさい操作をすれば、それ以外は普通に動いています。

フィルム撮影数が減っている人ならば...例えば月に1本しか撮らないような人なら、月に1回だけこの操作をすればいいだけのことですよ(^^)

最後に、今日の内容はジャンクカメラを現状使いすることをお勧めする内容ですが、以下の点もご理解ください。不具合のある個所や不具合の状態によっては、そのまま使用を続けることで不具合がさらに悪化したりする場合もあり得ますので、ご注意ください。

 

 

2022年8月 6日 (土)

ホトグラ。

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インターネットマガジン「ホトグラ。」をご存知ですか?

サイトが立ち上がってから4ヶ月ほど、カメラや写真・デジタルガジェットなどの情報と様々な分野で活躍する人々のコラムを展開しているインターネットマガジンです。

編集されている代表者はカメラマンの大浦タケシさん。我楽多屋には長く足を運んでくださっています。このブログでも何度か話題にさせてもらっています。

そして、今日8月6日(土)。

我楽多屋ではその「ホトグラ。」と連携企画を行なっています。

このブログを読んだ方も、「ホトグラ。」の記事を読んで、その内容に従っていただければその資格はありますので、こちらをご覧ください。

 →https://photogra.jp/photography/3908

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2022年8月 5日 (金)

窮屈な操作は仕方なし…

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ミノックス35GT-Eの専用ストロボ付きです。

カメラ本体が小さいから、相対的にストロボが大きく見えちゃいますね。

カメラ、ストロボともに電池を装填して動作や発光チェックをしていて気になることがありました。

シャッターボタンを押そうとすると、ストロボが案外と邪魔になります…。

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ストロボが無ければ人差し指の腹あたりで普通に赤く小さなshutterボタンを押せるのですが、ストロボを装着していると指の腹というよりは指の先の方で押さないといけない感じなので、慣れない操作でちょっと不自然になります。もし、爪を伸ばしていたら、もっとやり難そうです。

コンパクトが売りのカメラですから、操作が窮屈になるのはある程度仕方ないのかもしれません。そういえば、ボディ前面にある電池蓋を開ける際もコインで回そうとすると、レンズが邪魔になったりします。

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