我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2024年11月

2024年11月30日 (土)

ジュピター-12のリアキャップ

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ロシアレンズの「ジュピター(JUPITER)-12」は35mm/F2.8の広角レンズで、後ろ玉が剝き出しなうえに大きく突出しているのが特徴です。カメラによっては後ろ玉が干渉してしまうものがあるそうですが、正確に把握していないので…ここでは触れません。

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このレンズのリアキャップ(上の画像でレンズと並んでいるのはオリジナルのキャップです)が案外と無いので、皆さんいろいろ工夫されたりしているようです。

キャップが無い場合に一番安心な方法は、ボディをリアキャップ代わりにしてしまうこと。保管する際はそれで解決します。でも、ボディ1台で外に持ち出した時にジュピター12を外して他のレンズに付けかえる場合に困りますね。

なので、やっぱりリアキャップの代わりになるものがあれば良い訳で~。

以前、話題にした時にフィルムケースがキャップ代わりになる~話をしましたが、今日はどのフィルムケースがいいのか?を試してみました。

画像の4つのフィルムケースは、左から「フジ」「コダック」「コニカ」「?(不明)」です。

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この中でバッチリなのは「コニカ」でした!イイ感じのテンション掛かって奥まで入るので、ケース側を持っても外れません。

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「フジ」は奥まで入らないうえ、テンションも掛かりません。「コダック」と「?」は奥まで入るのですが、同じくテンションがかかりません。なので「コニカ」以外は置いたレンズに被せておくだけならホコリ除けにはなりますけど、持ち出した際にカバンの中に入れたりすると簡単に外れてしまったりすると思います。

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*フィルムケースおよびレンズとも世代による形状の差があるかもしれないので、この検証が絶対とは言えません。ちなみに、レンズについてはシリアルナンバーから判断して1984年19887年1988年製造の3本で試してみました。この点をご考慮のうえ参考にしてください。

 

 


 

2024年11月29日 (金)

第一関節と第二関節の間

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ニコンF3用モータードライブ「MD-4」は長年中古カメラ屋をやっているので、相当数のMD-4を手に取る機会がありました。

でも、正直なところ~MD-4を付けたF3で写真を撮ったことはありません。

今日話題にしたいのは、MD-4でシャッターを切る時に右手人差し指の第一関節と第二関節の間が当たるMD-4の角の部分、そこに滑り止めのラバーが貼られていること。

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改めてその部分をよく見ると、口悪く言えば...後から取って付けたみたいな感じがしなくもない...。

大ニコンさんの製品なのに、ここは実用重視に完全に振ってデザイン面は二の次になったのかな??なんて勝手に想像してみたのです。

 

 

2024年11月28日 (木)

シャッターボタンに惹かれる

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このブログ、上の画像の「アイレス35ⅢC」というカメラについては過去に何度が話題にしています。ライカM3に似ている~と言われることもありますが、わたし的には惹かれるポイントがいくつかあるからなんです。

何度か話題にしているのは頻繁とまではいかなくても、ちょいちょいと出て来るカメラである証拠でもあります。

 

それに対して、今日の「アイレス レーダーアイ」はベースは同じボディなんでしょうが、35ⅢCに比べると出現率の低い機種だと思います。

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今回知ったのですが、レーダーアイの発売年1960年にアイレスは会社が倒産しています。

このカメラの気になった、いや、気に入ったポイントがシャッターボタンの形状。

僅かにドーム状になったシャッターボタンが軍幹部上面のラインから微妙に出っ張っている加減が何とも言えないのです。って、かなりフェチっぽい発言ですかね!?

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2024年11月27日 (水)

山の上ホテル

本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、神田駿河台にある「山の上ホテル」です。

囲いがされている右側の建物がそれで、建てられたのは戦前。現在は休館中ですが隣接する明治大学が買取ったそうなので、再整備されて営業を再開する予定とのこと。

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2024年11月26日 (火)

ペンFで大相撲


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先週半ばにお客さんから聞いた話。

大相撲九州場所のテレビ中継を見ていたら、タマリ席に居る和服を着た女性が写真を撮っているのが度々映し出されたのだそうです。

よく見ると〜フィルムカメラで撮っていて、それがオリンパスの一眼レフの方のペンらしいので「何型かな?」と思って、さらによく見ようとしていたら、2回巻き上げをしているので「ペンF」であることがすぐに分かった〜という、お話。

カメラ好きはついついそういう所まで気になってしまうものですよね。

そんな話を聞いた数日後に、カメラ整理をされていらっしゃる常連さんから届いた段ボールの中にペンFが入ってました。

ただ残念ながら、不動品ゆえ2回巻き上げを試すことが出来ませんでした…。

 

 

2024年11月25日 (月)

AX1に付いていた吊り金具

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昨日に引き続き、今日もフジカのネタです。フジカAX-1に付いていたストラップ用の吊り金具について。

ボディへキズを付けないための樹脂部分に「FUJICA」と記されているので、新品当時に付属されていたものであろうと思います。

ストラップを外してカメラの動作チェックを始めると、吊り金具が変な状態であることに気付きました。一瞬「壊れた!?」と思ったのですが、直ぐに理解しました。

金具自体にある通し穴と、金具を覆う樹脂部にある通し穴の両方にストラップを通すことで、吊り金具としてシッカリ機能する作りになっているタイプだったのです。

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ストラップを外すとご覧のような感じになって、ボディのアイレットから外すことも可能になるのでした。

 

 

2024年11月24日 (日)

フジカAX系の電池蓋

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少し前に不動品のフジカAX-5が入って来ました。電池蓋を開けると外れてしまうので、値札にその注意書きをしました。

その後、同じく不動品のフジカAX-1が入って来たら、これにも電池蓋が外れてしまう症状がありました。

フジのフィルム一眼レフカメラの後期シリーズであるAX系はもともと流通量が少ないので、今となってはより見掛けることも少なく、「あぁ、この部分が弱点なんだろうな」くらいに思ってました。

似たような電池蓋を持つキヤノンのAE-1の場合も、扉のように開閉する電池蓋が欠けたり割れたり外れたりしているケースがちょいちょいあるので、安直にそう考えたわけです。

そして、また1台、フジカAX-1が入って来ました。同じく、電池蓋を開けると外れてしまうのです。

さすがに「もしや?」と思うわけです。

で、電池蓋とボディが接する部分をよく見ると、どうやら…フジカAX系のこの電池蓋はそもそも扉のように開閉するタイプではないみたいです。これら全3品とも電池蓋は無問題のよう(^^;)

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2024年11月23日 (土)

🎞Kodak!

本日23日は第4土曜日なので、午後2時から恒例の全品1割引きサービス行ないます。

なお、土曜日ですが祝日なので閉店時間は日祝定時の午後5時です

 

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昨日のブログに出て来たコダックのフィルムパトローネが見慣れないデザインだったので、色味的に黄色い部分が多い~と書き込んだところ。「初見です」とコメントくださった方がいらっしゃったので、今日はその話題をしてみます。

店のバックヤードに散在しているコダックの古いフィルムパトローネを探し集めてみました。わりと最近のものが多くて残念ではあるのですが、ズラリ並べました。

一番手前のが昨日のフィルムパトローネです。その後ろに並んでいるのは、カラーやモノクロ、ネガ・リバーサル混在しています。

こうしてみると、黄色の割合が多いデザインのものが他にもあることに気付きました。でも、パトローネの上下蓋にあたる部分はほぼすべてが真っ黒で、黄色と黒の2色のものが1つ、白いものが1つ。この部分の色が与える印象が強かったのでしょうね。

 

 

2024年11月22日 (金)

イエロー

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リコーオートハーフの初号機です。

実にシンプルなデザインのうえ、色もモノトーン(当時のカメラはほとんどそうですが)なので、これはモノクロ画像で撮っても変わらないな…なんて思ったりしていました。こんな感じ ↓ 。

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そう感じたのは、これ以降の機種ではボディ前面の化粧板に柄が描かれたり、オーダーメイド的に任意のデザインが施されたものも存在しているので、余計にそう感じたんだと思います。

ところが、一緒にあった付属品にモノクロ撮影用のイエローフィルターがあり、動作チェックや掃除をしようと思って背蓋を開けたら、古いコダックのフィルムが装填されたままで、そのパトローネが私が持つコダックのイメージより黄色い部分が多い(黒い部分が少ない)デザインでした。

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最初に感じたモノトーンのイメージなところへ強烈にイエローが割って入って来たので、ちょっと面白いな…と思った〜という、それだけの話なんです。

 

 

2024年11月21日 (木)

ニコンFの

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長年に渡って集めた趣味など私物の整理をされていらっしゃるお客さんがお持ち込みされたものです。

なんと、ニコンFの形をした陶器。

ずいぶんと前に若い作家さんから買ったのだそうです。その時の入手金額を聞いてしまったこともあって、カメラ関連とはいえ…カメラとは違う価値があるものでしょうから、これは物々交換の査定には含めませんでした。

こうして話題にさせていただくこと、これを欲しいという方がいらっしゃったら無料でお譲りすることを前提にお引き取りしました。

そういう経緯なので、お譲りする条件を付けさせてください。たまたま今日のブログを見て~という人よりは、何度か実際に我楽多屋をご利用くださっている人。なかなかご来店いただけていなくても、いつもこのブログを見てくださっている人。もちろん安易に転売などせずに大切にしてくださる人。ご来店いただいてそういうことや欲しい理由などをちゃんと伝えてくださる人。

上記のような人に限定させていただきます。そのうえで欲しい方は遠慮なくお声掛けくださいませ。よろしくお願い申し上げます。

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