確実にそれなりのすき間がある
買取りアローカメラの買取職人が以前よく「参ったタヌキは目を見りゃ分かる」と言ってましたが、昨日のその瞬間わたしは多分そんな目をしていたんじゃないかと思います。
持ち込まれた物々交換の品物の中にあった、画像の「SMC PENTAX-DA 18-55mm/F3.5-5.6 AL」。デジタル一眼レフ用の標準ズームとしてたくさん出回っているレンズです。
交換査定のためにサッと見た時に「特に問題ナシ」と判断しました。
お客さんが帰られてから、改めてチェックして販売用の値付けをしようとしている時のこと。後ろ玉に少し付いている埃を飛ばすのとレンズ表面を拭くために、「ふぅ~、はぁ~」としてから軽くレンズを拭いてレンズの中を見たら、凄いくもっていました。「えっ!」ってくらい…。
自分の目を疑って、後ろからLEDライトで照らして見たら確実にくもってる。「え~?」と思いながら、どこら辺のタマがくもってんだろうなどと見続けていると、端の方から少しずつくもりが減っていくんですよ。
もしや?と、再び「はぁ~」ってしたら、またくもる。レンズの表面じゃなくて、中の方のレンズです。こんなの初めて。どこか隙間から、私の吐いた息がレンズの中の方に入って行っちゃうでしょうね。
今までに何本もこのレンズで同様のチェックをしているので、このレンズ全部が~って話じゃないです。この個体特有の状態・症状。
しばらく放置してクリアになってからデジイチでテストしてみたら、撮影画像は綺麗に撮れてます。
最後にちょっと話変わりますが、店に並んでいる商品のレンズを見る時に勝手に「ふぅ~」ってしている人がいらっしゃいますが、唾など飛ぶことあるのでやめてください。さらには勝手に「はぁ~」ってしてから自分のハンカチや服の袖とかで拭こうとする人がいらっしゃいますが、これはもう論外…あなたのものじゃなくて商品ですからね。
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