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★本日第2火曜日、明日水曜日は我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
「25 Anniversary」のプレートが貼られたニコンF2です。
これは、アメリカでニコンカメラの販売を始めてから25周年経った販社がその記念に独自販売したカメラなんだそうです。当時はフォトミックファインダーAがセットされて、4000台限定で売られたんだとか。
私はそれについて知識が無かったので、常連Yさんからこのカメラを見せられた時に「こんなプレート貼っちゃって勿体ない…」くらいに思ってしまいました。だって、ボディ自体もセットされたアイレベルファインダーも超綺麗な状態だったので。
なお、マニアックな常連Yさん的には、このカメラにセットしたレンズがコシナ製フォクトレンダーのウルトロン40mm/F2であることにもアピールポイントがあったのです。
コシナがフォクトレンダーブランドのカメラやレンズを販売初めてから来年で25周年になるので、その「25th」もボディに貼られたプレートとネタ的にかぶせているわけです(^^)
田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。
第288回目のテーマは「幻の一眼レフ頭脳カメラのペンタプリズムがとんがった系譜を受け継ぐヤシカペンタJ」です。
こちらより、お楽しみください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/monomagazine3.html
*閲覧は2024年1月初旬まで。
キヤノンのデジタル一眼レフカメラに付けられる機種名には、ほぼ全機種(Kiss Digitalを除いて)に「D」が含まれていて、最初の2機種を除くと「D+数字」か「数字+D」という組み合わせの機種名になっています。
なお、最初の4機種についてはフィルム一眼レフのEOS1-Nをベースにしているのと、これから述べる「D」の文字のボディへの表記の仕方が明らかに違うので除くこととします。あと、フラッグシップの1D系も同様です。
上記を前提に、機種名が「D+数字」にあてはまるのは、D30とD60の2機種のみ。この2機種の「D」はこんなデザイン。これを使ったのは僅か2~3年。
そして、機種名が「数字+D」にあてはまるのが、D30とD60以降の22機種。これらの「D」はこんなデザイン。これは20年近く使い続けています。
ま、ただそれだけの話なんですが、キヤノンが「D」を後ろに置く機種名に変更した理由がちょっと気になったりします。それを機に「D」の文字のデザインまで変えてるし。
ライバルメーカーと機種名がダブるのを嫌ったのか?!勝手な想像をいろいろとしてしまいます。
昨日のお客さんカメラ「ペンタックスK-01」。
もう11年も前に発売されたカメラなんですね。調子が良くないので、四谷にあるPENTAXクラブハウスへメンテナンスの相談に行かれるのだそうです。
手に取って改めて見させてもらいましたが、独特なデザインは古さを感じさせませんね。ただ、使い勝手は…だそうです。
マウントアダプターを介してM42マウントのペンタックスレンズが装着されていましたが、そのレンズに付いているフロントキャップに見覚えが~。
「もしかして、うちの店で買ってもらったキャップですか?」と聞くと、そうとのこと。
何年か前に、どういうわけか鏡胴を銀色に塗ってしまったタクマーレンズが数本、買取りアローカメラから回って来たことがあって、それと一緒に同じように塗られたフードやキャップが余計にあったので売り物にしたことがありました。それを思い出したのです。
目立つからか?お客さん曰く「無くさなくていいんです」とのこと。
★本日7日(土)、我楽多屋は都合により午後4時半に閉店時間を繰り上げさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
なお、8日(日)・9日(スポーツの日)は通常営業します。閉店時間は日祝定時の午後5時です。
昨日の午前中、PLフィルターのコーナーに既に売り物として並べてある数十枚のPLフィルターのチェックをしていました。
中古品なので値付けは個別に行なうため…多少のバラツキが出てしまうのは仕方ないのですが、最近になって安めな値付けで並べたものに対して、前から残っているものとの値付けの整合性を少し気にしておかないと、買う側のお客さんを惑わせてしまうこともありますからね。
ものによっては1~3割くらい値を下げたのもありましたし、もともと検品して並べたものでも在庫中に変質してしまうものも時々あるんです、PLフィルターの場合。
上の画像がその例。2枚とも円周部の一部に変な部分がありますよね。2枚のガラスの間にある偏光膜が明らかに変質しているんです。あとは何となくぼわーんと曇った感じになってしまうものもあります。
そして、ムムム?と思ったのは、下の例。
PLと記したケースの中にサーキュラーPLが入ってました。もともと私が書き間違えたのか?とも思いましたが、サイズも違うんですよね…。さすがにそこまでのミスはしないと思われ…。
すると、数枚のフィルターの中身を確認したお客さんが入れ間違えた可能性が高そう。時々いらっしゃるんですよね、1枚1枚確認すればよいのに一度に2枚とかそれ以上ケースから出して確認している人が~。「戻し間違えないように気を付けてください」と何度か注意したこともあります。
しかしながら、このパターンだと普通のPLをサーキュラーPLのケースに間違えて入れて買って行かれたことになり、本来より高い値段で買ったことになります。サイズもワンサイズ違うので、これも高くなっていた可能性あり…。残念でしたね。
実はですね…最初は逆を疑ってしまったのです。サーキュラーPLを安く買おうとして、故意に普通のPLのケースと入れ違えたのか!?と。
デジタルカメラのバッテリー充電器に付いている「CHARGEランプ」については、何年も前に一度その不満を話題にしています。
ランプの色が緑のと橙のがあって、点いている時が充電中なのか充電完了なのかが分からないうえ、同じメーカーのほぼ同時期に発売されていた機種なのに統一されていない…と。
その時は書きませんでしたが、点滅なのか点灯なのかで意味が違う場合もあったりします…。ホントに面倒です。
過去に買取った品物の中には、充電器にテプラとかで自分なりに覚え書きを貼って対処しているパターンを何度か見たことがあります。
その点、今日の充電器は分かりやすいんですよ。CHARGEランプの点滅の仕方で充電レベルが分かるのです。で、点灯し続ければ充電完了。それをCHARGEランプの横にちゃんとイラストで記してくれています。
えっ!?このイラストでも分からない人います?「CHARGEランプ」が2回点滅して間をおいてからまた2回点滅する時は50%までチャージが出来ている状態。3回点滅して間をおいてからまた3回点滅する時は75%までチャージが出来ている状態。点灯したままだと100%チャージ完了です。
使用バッテリーから判断して10数年前のものなんですが、キヤノン純正の充電器。使用カメラは5D,50D,40D,30D,20D,10D,D60,D30,Kiss Dあたり。
東京都写真美術館ニュース別冊「ニァイズ」をご存知ですか?
2011年1月から毎月、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都写真美術館から発行されている全4ページの小冊子です。内容は東京都写真美術館の展覧会以外の業務やスタッフさんたちの素顔が紹介されています。なお、バックナンバーはウェブから見ることも可能です。
実は我楽多屋では発行当時から、この別冊「ニァイズ」を店内での配布用に毎号送ってもらっているのです。
で、バックナンバーを整理していたら、第17号から最新152号まで~途中4号だけ欠品があるものの各1冊ずつ揃えることが出来ました。この131冊セットを1名様に差し上げようと思います。
ご遠方の方にもチャンスをお与えしたいので、今回は「ご来店早い者勝ち」ではありません。
本日水曜日は、我楽多屋の定休日です。よろしくお願い申し上げます。
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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、店の近所。
8月のことでした、私が何となく…SNSにアップした我楽多屋から程近い場所で撮った画像に対して、今は山陰にお住まいですが東京にお住いの時に店をご利用くださっていたKさんから「ここの近くかしら?」と、Kさんが2000年に撮った画像を添えて質問が届きました。
かなり近い場所であることは間違いないのだけど、Kさんが撮った場所と同一ではないので気になっていました。
それから約1ヶ月経った先週の水曜日。商店会の用事で四谷へ来たついでに、その場所を特定したくて散歩をしていました。
で、Kさんが写真を撮ったのと同じ場所を見つけることが出来ました!
2枚を並べてみると、遠くに見えるものの一番の目印になる新宿のドコモタワー以外にも、いくつか同じ建物が確認出来ます。お墓に関しては、その数がかなり増えているうえに改葬もされているのか…同じ墓石までの特定が出来ませんした…。
そこまで見て気付いたのは、Kさんはもう数メートル右寄りの場所から撮っていたようです。
今日は当ブログ始まって以来の衝撃画像になるかもしれません…。
お隣り買取りアローカメラから少しまとめてカメラが回って来ました。その中にあった「キヤノンⅡD改」。
貼り革が浮いていたり、巻き上げノブに錆が見られるなど…かなり状態のよろしくない個体で、まずシャッターを確認すると不動品でした。
でも、この手の機種は部品取りに探している方もいらっしゃるので、見えるところは簡単に清掃しようと思いながら底蓋を見るとかなり腐食もしている感じ…。底蓋を外そうにも固着していました。
なんとか外すと、ボディ内部から「サーッ」と白や灰色の粉のようなものが落ちて来ました。
フィルムが装填されたままなので取り出そうとすると、パトローネは簡単に取り出せました。すでに内部でフィルムは切れてしまっていたのです。
送られたフィルムはスプールに巻き付いるのですが、これも固着していました。少し難儀しながらスプールを抜き出すと、フィルムが変色劣化して巻き付いていました…。
後半の2枚の画像はちょっと衝撃画像かもしれません。もし気分を害された方がいらしたら、申し訳ありません。
見た目の汚れや損傷などが激しいカメラは時々あるものですが、あえて話題にするようなことはあまりありませんでした。ただ今回のように悪条件での放置などがこういう状態を招く可能性があることをお知らせしたくて、カメラにとっては少し残酷な画像ですがあえてアップしてみました。