我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2021年5月 7日 (金)

前期後期

【臨時休業のお知らせ】緊急事態宣言発出に伴う東京都からの休業協力依頼の対象店舗に該当するため、我楽多屋は『2021年4月27日(火)~5月11日(火)』臨時休業いたします。よろしくお願い申し上げます。

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古い時代のカメラの場合、カメラボディ自体に機種名が記されていないことが多々あります。私の場合、真っ先に思い付くのは「バルナック型」のライカ。

日本製のカメラでも、戦後15~20年くらいまでのカメラに多いと思います。ミノルタの二眼レフカメラ「オートコード」もその部類。

オートコードは1955年発売の初号機(Ⅰ型)から、1965年発売のⅢ型までの間に7~8バリエーション存在します。

その中で、1961年発売の「RG」と呼ばれるモデルまでと、1962年発売の「Ⅰ型の後期」モデルからでは名板に違いがあって、それで見分けることが出来るというのです。ただし、露出計内蔵の「CdS」型は除きます。

前期のオートコード(Ⅰ、L、RA、RG)の名板には、楕円の枠の中に「Minolta AUTOCORD」と記されていますが(上の画像参照)、後期のオートコード(Ⅰ後期、Ⅱ、Ⅲ)の名板では、楕円の上部が一部切れていて、その部分に「minolta」の文字が飛び出していて最初の文字も小文字になる)、その下に「AUTOCORD」と記されています(下の画像参照)。

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この見分け方で、ざっくりと前期なのか後期なのかを判別出来るのです。

ただ、それ以上に詳細な型の判別をするためには、もっと別の部分も見る必要があるわけで…、私は今まで名板のことはそんなに気にしたことが無かったのが事実です。

 

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