「V」と「A」が入れ違っているうえに…
以前紹介したお客さんカメラ「Ferrania Euralux 44」に乗せられていたビューファインダーが、見慣れないユニバーサルファインダーでした。
その時はカメラ本体のネタが濃すぎて、このファインダーには触れずにいました。
変倍式ではないユニバーサルファインダーの代表格はライツのイマレクトかと思います。それを模したものも多数存在していますが、そのタイプのファインダーは内部で切り込みの入った2枚の板が動くことで、視野を広めたり狭めたりしている構造になっているはずなんです。指でこんな風にしているのと同じイメージかと。
それに対してこのファインダーは、その外観や側面の作りから想像も出来るかと思いますが、6サイズの視野枠が開けられた筒状の輪が、中で回転することで視野が切り替わるようになっているみたいなのです。
ところで、このファインダーには「SPIRATONE」というブランド?と、「UNIVERSAL FINDER」という品名?が刻印されているのですが、その出所はよく分かりません。
上から二番目の画像をよ~く見ていただけると分かりますが、「V」と「A」の位置が入れ違っているうえに、天地が逆にもなっているんです(>_<)
それと先程は6つの視野枠と書きましたが、実際のところ「50NO」「50WA」「50TE」の違いと「44NO」「44WA」「44TE」の違いがほとんど分かりません。
いろいろと謎が残ったままのユニバーサルファインダーであります。
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