キヤノンAL-1の「QF」
キヤノンAL-1のボディに貼られた「QF」のバッジ。これは、フィルムカメラ時代のキヤノンのカメラに多く貼られていた「QL」バッジとは違います。
「QL」はクイックローディングでフィルム装填ミスを防ぐキヤノン独自の機能で、「QF」はクイックフォーカスのことです。
多くのフィルムカメラにオートフォーカス機能が採用される前の過渡期のシステムの一つです。いわゆるフォーカスエイド機能ってやつですね。
レンズのフォーカスリングは手で回さないといけないのだけど、ファインダー内の中央にある鍵括弧状の測距フレーム内の被写体にピントが合った状態だと、ファインダー内下部に緑色の合致ランプが点きます。ピントが外れている時は、合致ランプの左右にある赤い三角形のランプが点きます。
AL-1がこういうカメラであることは、このブログでも7年前に一度案内したことがあります。それをすっかり忘れていて、最近お客さんと話をしている中で思い出しました。
問題なのは、ここ数年で我楽多屋に並べたAL-1が何台あったか記憶していませんが、その中で動作品として売ったものがあった場合、私は「QF」機能のチェックをしていなかった可能性が高いってこと。
これからは、忘れずにチェックしなければと肝に銘じました。
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