我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2020年8月28日 (金)

リサイクル店のカメラ

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常連さんからの報告です。

「ニコンFアイレベル付きボディ」に「35㎜/f2レンズ」が付いたジャンク品を某リサイクル店で2,000円でGETした!と。

値札にレンズ名らしきものしか表記されていないので、レンズだけの値段と思ったらボディも付いていたとのこと。

お店の側で「ジャンク」と表記されていたようなので、それ以上の状態については改めて常連さんに私からは聞きませんでした。

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ただ、常連さんからの追加情報で「フィルムが装填されたままだったので、動作確認さえされていないのでは~」と。

この報告を受けて、常連さんが良いお買い物をされたことは喜ばしいことなんですが、私はカメラ屋として悲しく思いました…。

カメラと言っても、中古市場における市場性は様々でいろいろなカメラがあります。それこそ、動作していても値付けがほぼ出来ないカメラだって中にはあります。でも、カメラを買取って売る行為の中で値付けまでしているのに、動作確認を全くしていないとしたら…カメラ屋じゃないよなぁ~と悲しく思ったのです。

中には、バッテリーが無かったり、それを準備する手間の方が金銭的な負担になるので、あえて動作確認をせずにそれに見合った値付けをする場合もありますが、このカメラはそういう範疇にない市場性のある「ニコンF」です。

が、落ち着いて考えてみたら、これはカメラ屋じゃなくてリサイクル店での話でした。とはいえ、店舗によってはカメラもそこそこ扱っているリサイクル店。やはり、カメラ屋としてはやり切れません。

見方を変えれば、カメラを買うマニアからしたら安いんだからそれに越したことはない~という見方も出来ますけど、その前段階でこのカメラを手放した人は、味噌も糞も的な買われ方をされてしまった可能性が十分にあるわけです。

 

*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、および ブログ「カメラ買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。

 

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