がらくた整理で出て来たポラロイドカメラ。
フィルムが無いからどうにもならないけど、このホワイトボディは魅力的。白いカメラって、何故か惹かれるものがあります。
色だけでなくて角が取れた左手のグリップ部や、レンズ周りのキラキラとガラスっぽい処理がされているあたりも素敵!?
最初のインスタント用カラーフィルムが登場した時(1963年頃)、若い世代向けにも入手しやすいカメラとして発売されたのが、この「POLAROID SWINGER」らしいです。
「SWINGER」ってどういう意味かと調べたら、活発で現代的な人、時代の先端をいく人、性的に自由奔放な人、フリーセックスをする人・・・と。後半の方の意味ではカメラの名称としては行き過ぎですな...(>_<)。
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少し前に我楽多屋にポラロイドのフィルムが数本出ましたが、期限が切れて10年程経っているので「これはもう無理だろう…」という気持ちが大半でした。
今まで聞いた情報の中に、期限が切れて長期経過したポラロイドのフィルムは色がどう…描写がどう…というレベルではなくて、まったく何にも写らない…なんて話もあったからです。
でも、お持ち込みされた方が「常時空調が整った場所で保管をしていた~」と言われていたのと、実際パッケージの痛みもないので、数パーセントの確率に賭けられる人に買っていただければ!という思いで値付けをしていました。
今売ってるインポッシブルのポラロイドフィルムの1本じゃなくて、1枚分くらいの値付けをしていました。
そのフィルムを1本買ってくださったのは、学生時代からご来店くださっていて、もう卒業してかれこれ7~8年は過ぎているんじゃないかと思う常連さんでした。一昨日、撮った結果を報告に来てくださいました。
画像の手前の2枚がそのフィルムで撮ったもの。後方の2枚は現行品期限内のフィルムで撮ったもの。撮ったカメラは一緒に写っているSX-70。
まず、最初に「案外と大丈夫でしたよ」的なお話から始まって、期限切れて10年経過のフィルムで撮影したのを見せてもらいました。私は「やはり厳しいなぁ~」と思いましたが、お客さんはまずます納得している的な雰囲気。
次に、期限内のフィルムで撮ったのを見せてもらって、お客さんの納得の原因が分かりました。
噂には聞いてましたが、現行品でも独特な発色をしているのです。これで1枚300円以上ってのは「?」な気もするのですが、思いもよらない結果が得られることや、撮影後の作法によっても変化があるらしいので、そんなワクワク感を買っているのだとすれば、それは趣味として楽しみとしてアリですよね。
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フォクトレンダーの「ビトマチックⅢb」というカメラです。
ビトマチックシリーズの元になった、ビトーBのとてもシンプルなところが個人的に好きだったりするので、、、今までこのビトマチックにはあまり興味が無いと言っても過言ではありませんでした。
なので、画像のⅢb型の向かって左上面にある丸く白い樹脂の部分を「なんか安っぽいよなぁ~」とか思いながらも、それが何故なのか気にせずにいました。
が、これ。ファインダー内に露出表示をするための採光部だったことに今回気付きました。
画像のⅢbやⅡbはファインダー内に内蔵露出計の針が見えるようになっていて、そのための採光窓だったのです。
下の画像はビトマチックⅢbのファインダーを覗いたところなのですが、下方に黄色っぽく見える部分がそれです。丸い指標に指針を合致させると、適正露出が得られるようになっていますが、件の丸く白い部分を手で覆うと、この部分が真っ黒になって何も見えなくなります。
このファインダー。フレームの右下角にレンズ鏡胴部に記されたシャッタースピードと絞り値を投影させるようにもなっていて凝っています。あっ、ファインダーも等倍です。
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半月ほど前に「初心者?にもおススメのカメラ」という話題をしましたが、「レンズ交換が出来る一眼レフで、露出もシャッタースピードと絞りを調節しながら撮ってみたい~」という向きの初心者さんにおススメ出来そうなお手頃一眼レフが、今、我楽多屋に少しまとまって準備できていますよ。
内蔵された露出計はカメラによっては不良なもの・ちょっと怪しいもの・イケてるものありますが、そこは値付けに反映させています。
レンズはクリアなもの・部分的にクモリがあるもの・カビだかゴミだか…ちょっと汚れているものありますが、どれも致命的な症状ではありません。
そして何よりシャッターがどれもいい具合に動いているのと外観がキレイなので、「使える」一眼レフってことで昨日一斉に並べました。
全部標準レンズにフィルターとキャップ付きです。お値段は3,000円~8,000円。保証は付けられませんのでご理解ください。
あと、こんなのを望む向きの初心者さんもいらっしゃるんでしょうね。「一眼レフ使いたいけど、あまり面倒なことはしたくない~」って向き。1台だけ標準レンズ付きでペンタックスMV-1があります。
露出は絞り優先だから、絞りだけ自分で決めてください。あと、ピントも合わせてください。
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我楽多屋にはカメラ関連の色々なモノがやってくるのですが、カメラ店や展示会用と思われるカメラのダミー機も今までに何回かやって来ました。
今回やって来たのは、ニコンのデジタル一眼レフD3300のダミー機。
ちゃんとボディキャップが付いていると、外してみたくなるもの。ニコンFマウントは多くの他のマウントと違って脱着の際の回転方向が逆なので、それを気にしながらキャップを回すと外れました。
が、ニコンFマウントってツメが3つのバヨネットなのに、このダミー機のキャップにはツメが2つしかありません。ボディ側のマウント部も切り欠きが同じく2つ。
ということは、ニコンさんはダミー用のマウントをわざわざ作っていることになります。
ボディキャップなんか、前側はどう見ても最近のFマウント用のと同じ大きさデザインなのに、接合側をわざわざ変えているってことは、そのために型を起こしているんですよね。
ちなみに、パナソニックのマイクロフォーサーズ機とソニーのEマウント機も一緒に入って来たのですが、こちらはマウントは本物と同じようです。そして、これらにはダミーのレンズも付いていました。
ニコンとパナソニック・ソニーの比較では、ダミー機本体自体もニコンは電池蓋なども一体成型になっていて開閉出来ないのに対して、パナソニックとソニーは電池蓋の開閉が出来て、オリジナルの外装を流用しているように思えます。
この違いは何なんだ!?
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キヤノンAutoboy TELE(オートボーイ・テレ)のボディ背面にある「フィルム装てん日確認」って表示。思えば今までに何回も見ていましたが、いつもそのままスルーしていました。
今回、動作確認時にふと試してみたくなって、まずは日付時間を合わせ、テストフィルムを装填してみました。
そして、いよいよ!「フィルム装てん日確認」ボタンを押してみました。
「’18 5 14」と表示されました。正解です。こんな機能があったんですね。
我楽多屋でお客さんの話を聞いていると、家にフィルムが入ったままのカメラが複数台あって、いつフィルム入れたのか記憶が怪しくなってきてる...なんて話を時々聞きます。そんな時にこの機能があれば便利なんでしょうけどね。
でも、我楽多屋に来ているような方は、デート機能が付いているような時代のカメラはあまり使っていないでしょうから、結局は関係無いんだろうな。
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Pocket Camera(ポケットカメラ)と言っても、110フィルムを使うカメラのことではありません。
任天堂のゲームボーイ用のデジタルカメラが付いているソフトのことです。
と、偉そうに説明していますが、先日お客さんに見せてもらうまで知りませんでした。
1998年に発売されたものらしいので、一般向けデジタルカメラの先駆けと言われるカシオQV-10(1995年)の登場から僅か数年で、子供向けのゲーム機にこんな魅力的なものがあったことに驚きです。
画像はモノクロで解像度もかなり荒いのですが、ゲーム機の十字キーを使ってフリーハンドでの書き込みが出来たり、内蔵のスタンプやフレームを画像に合成出来たりもするそうです。そして、目玉のようなカメラ部分が自撮り用に180°回転させることも可能です(上の画像はその状態です)。
ただ、内蔵メモリーからデータを取り出す方法がないので、当時一緒に販売されていた感熱紙を利用する専用プリンターでプリントアウトするしか方法がないそうです。
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ライカMマウントのレンズリアキャップに付いている、この小さな3つのツメ状のものが何かご存知ですか?
画像のキャップはサードパーティー製ですが、純正品のキャップでも付いています。
これLマウントレンズをMマウントボディに装着する際に使うアダプターの「MLリング」をボディから外す時に使う小道具になるのです。
MLリングって、レンズごとボディから外してしまえばいいんですが(それでもMLリングをレンズから外す時に苦労する可能性アリ)、レンズだけ外してMLリングだけがボディに残ってしまうと外すのがかなり大変になることがあるんです。
そんな時にリアキャップの3つのツメを、ボディに付いてるMLリングの3つの切り欠き部に合わせて回せば簡単に外せるんです。
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