我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2016年12月12日 (月)

連続撮影機SR-M

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このミノルタ カメラ総合カタログ、そこに載っているカメラの機種から、それらが併売されていた時期を検証するに、1972年後半頃のカタログと思われます。

そして、そこに記されている価格を見て、非常に興味深く楽しむことが出来ました。

一眼レフの最高峰とされている「SR-T101」の価格が33,000円。それに対して露出計が内蔵されていない廉価版の「SR-1s」が23,000円。そして、当時としてはまだ画期的とも言える、モータードライブ専用カメラの「SR-M」は129,000円と桁違いの高価なのです。

SR-Mには露出計が内蔵されていませんから、単純にSR-1sと比較して良いと思います。

そのSR-M。現状、見かけることは非常に稀なカメラになっています。連続撮影時代黎明期の駆動装置ですから、現役で駆動可能な個体が少ない~というのもあるでしょうし、当時高価であったこと、ミノルタであること…などなど、元々の出荷台数がそうとう少ないであろうことも当然にその理由だと思います。

ちなみに、1972年というのは大卒初任給が54,000円ほどの時代です。

 

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