スピード・ローディング・システム
1970年シユミツト版「ライカM4」のカタログにあった、「スピード・ローディング・システム」について書かれたページのイメージフォトがこれでした。
「寒い場所でフィルム交換する場合、手袋をはめたままで支障ありませんし、片手がふさがっていても不便を感じない程です」との記述も。
たしかに!改めて思うにM型ライカのこのシステムって、簡単ですよね。
一番多いと思う、背蓋を開けて巻上げ軸の溝にフィルムの先端を差し込む~方法と大して違わないようにも思えますけど、これはフィルムを落とし込むという一連の動作の中で完結しますからね。
そういえば少し前のこと、古いフィルムカメラのフィルムの出し方が分からない~という電話がありました。結局は買取り依頼の電話だったんですけども、フィルムをカメラから出してお持込みになりたかったようです。近頃のチェーン店系の写真屋さん(といっても既に稀少ですが...)は、フィルムの装填をお願いしても装填ミスの責任を気にして、やってくれないらしいですからね。
買取りの際は、フィルム入ったままでも構わないです。カメラによっては電池を入れないと巻き戻さないカメラもありますから、そのまま持って来ていただいて大丈夫です。ほとんどの方がそうですが、必要無ければこちらで処分します。
あぁ、そういえば、もうずいぶん前にそれは歴史級(戦前もの)の現像済フィルムを処分して、長徳先生に怒られた!?こともあったな...。この話は、まもなく発行の「我楽多屋で買ったモノMagazine」の200話の中に書かれていたはず。
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