ペリフレックス
「ペリフレックス」、あまり聞きなれないネームのカメラかもしれませんが、イギリスの「コーフィールド」というメーカー製のカメラです。
画像のペリフレックスは、1961年に登場した「ゴールドスター」というモデル。なんか凄いネームですが、位置付けとしては普及版。ちなみに、初号機は1954年に登場しています。
このデザインは好き嫌いが分かれそうなデザインかと。。。
レンズは交換式でして、39㎜のスクリューでライカと同じマウントです。
真偽のほどは分かりませんが、戦時中、敵国ドイツのカメラ「ライカ」が入手出来なくなって、民間人所有のライカまでもが軍隊に提供されてしまった結果、残ったレンズを使うために自国でライカマウントのカメラを造ったのだ~という話があります。
このカメラの一番の特徴は、ピント合わせの方法。
フィルムを巻き上げると、カメラ内部でレンズ後方に下りてくるミラーがあって(ペリスコープ)、それを利用して撮影レンズを通した実像でピント合わせが出来るのです。ライカのように、ボディ上部に距離計が内蔵されているわけではないんですね。
で、当たり前ですがシャッターを切る直前にペリスコープは上がって、撮影の邪魔をしないようになっています。動画を録ってみましたので、どうぞ~!
YouTube: ペリフレックス・ゴールドスターのペリスコープ
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