FUJICA ST-F
世界で最初にストロボを内蔵した一眼レフが、この「フジカST-F」です。1979年のこと。
今までうちのブログでは、このカメラのパクリモノは話題にしていましたが、ホンモノは取り上げていなかったようです。。。
レンズ交換できないし、全体の雰囲気からしてもあまり一眼レフっぽくないのですが、ちゃんとした一眼レフです。
特徴的な部分も多く、そう、まず第一に世界で最初にストロボを内蔵した点。シャッターがミラーシャッターである点。絞りはミラーシャッターと絞り板とで行なう点など~。
絞りについて文字で説明するの難しいのですが、、、シャッターも兼ねてるミラーが絞りにも加担します。
開放時、ミラーは完全に跳ね上がってから降りて来ます。その時、絞り板はレンズの下端で隠れたまま。
それに対して絞ると、ミラーは完全には跳ね上がらずに途中で折り返して降りて来ます。それと同時にレンズ下端からは絞り板がせり出して来て、露光量を制限するのです。
凝った絞りを採用したことが原因ではないと思いますが、実売期間はわずか1年程だったためか、今となってはかなり希少なカメラではあります。
デジタルのX10と並べてみたら、何となく雰囲気が似ていた...の図。
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