我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年7月

2015年7月31日 (金)

つくだにこん

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インド・ムンバイへ行った人からのお土産が、現地のニコン製品パンフレット。

コンパクトデジタルカメラ「クールピクス」のパンフレット(右側)の表紙、背景が見慣れた風景だなぁ~と思ったら、東京の隅田川河口に近い佃付近ですよ。

左側の大きな建物が聖路加タワー。中央に並ぶタワーマンションには写真家T氏がお住まいの建物も写ってます。

インド向けなのに佃か...!?と思いましたが、日本の宣伝物にニューヨーク・マンハッタンあたりが描かれているのなんて、いくらでもありそうですからね。不思議なことじゃないのか。

ただ、何で自転車の女性がこんな進撃の巨人みたいにデカいのかは意味不明。

ちなみに、左側は一眼レフのパンフレットですが、こちらは日本人が見てもインドっぽ画像が表紙にちりばめられていますね。

 

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2015年7月30日 (木)

無駄な機能・無駄なカメラ

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某常連さんが我楽多屋店内を物色しながら、つぶやかれたこと。

「カメラに無駄な機能は要らないが、無駄なカメラは欲しくなる」

実に奥が深いというか、いや実にストレートというか、いずれにせよ、的を射た名言。

フィルムを自動で巻き上げたり、露出を自動で合せたり、ピントを合わせてくれたり、暗けりゃ内蔵ストロボが勝手に発光したり。デジタルの時代になった今では、人の顔を認証してみたり、笑顔でシャッター切ってみたり、複数撮った画像を組み合わせて見たり~。これら、ある意味で全部無駄な機能。

カメラなんて、フィルムが入って、シャッタースピードとレンズの絞りが変えられて、ピントが合って、シャッター切れればいいのですよ。と、言いのけてしまえるような人には、前述の言葉は心に響く名言だと思います。

こういう発想が出来る人の多くはカメラのメカニカルな部分に惹かれている人たちで、それらを操作しながら~いわゆるマニュアル操作で撮影することが出来る人たち。そのうえ、その操作感がどうのこうの言えちゃう人なんです。

そうなると、実際には使いもしない魅力的なカメラに目移りして、使うかどうかは別として、例えばデザインがいいとか、操作感がいいとか、そういう観点でカメラが欲しくなったり、それこそ、無駄な機能だと分かっていながらも変わった機能が付いたカメラにまで目移りし出して、結局は無駄なカメラまで欲しくなっちゃうってことなんです。。。

 

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2015年7月29日 (水)

新豊洲アート公園

本日水曜日は、アローカメラ&我楽多屋とも定休日となっておりますので、よろしくお願い申し上げます。

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二代目の「先週撮ったもの行ったとこ」は、新豊洲アート公園。

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聞きなれない公園だと思います、10日ほど前にオープンしたばかりのようですから。

新豊洲市場建設現場の近くに不思議な明かりを発見したので近寄ってみたら、この公園でした。ライトアップされた動物の形をしたオブジェと、湾岸の夜景が独特な雰囲気ではあります。

昼にも行ってみましたが、ちょっと殺風景な気がしなくもなく。。。近くへ行ったついで~とか、近所にお住まいで散歩がてら~とかならいいですけど、遠くから足を運んで見に行くレベルかどうかと聞かれたら返事に困ります。

明るい時はこんな感じです。

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2015年7月28日 (火)

ニコンの中で唯一かな...

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ニコンの全天候型カメラ「ニコノスⅤ」を見ていて、何か違和感を覚えました。

程なくその理由と思しき点が判明して、ネットの画像検索などで調査の結果、その理由がシャッタースピードダイアルのスピード表示であることに断定されました。

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ニコノスⅤの場合、ダイアルを右に回すとシャッタースピードが遅くなり、左に回すとシャッタースピードが速くなります。

それに対して、S型ニコンやF1桁シリーズ及びその他のニコン一眼レフ、さらにはⅤ型以外のニコノス、すべてがその逆で、ダイアルを右に回すとシャッタースピードが速くなり、左に回すとシャッタースピードが遅くなるのです。

ちなみに、シャッタースピードダイアルに刻まれる速度って、ニコンとキヤノンはライバル故に!?逆向き!とかいいますが、キヤノンの方はレンジファインダー機及びキヤノンフレックス時代と、それ以降の一眼レフでは逆になっているんです(しかしEFは例外)。

なので厳密には、ニコノスⅤ以外のニコン製品と、FX以降のFT,F-1などのキヤノン製品が逆になっている~というのが正しい。

ところで、ニコノスⅤのベース機はFG-20だとかいう噂もありますが、、、FG-20はちゃんと他のニコン製品と同じ並びになっています。ニコノスⅤだけが、ニコン製品の中で何で逆になっているのか?その理由は不明です。

 

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2015年7月27日 (月)

ベトベト、イライラ

プラスティックカメラのグリップ部分などに滑り止めを兼ねて貼られているラバーが、経年劣化でベトベトになっていて困ったことありませんか?

使われている素材や保存状態にもよるのでしょうけども、ベトベトになりやすい機種・なりにくい機種もあると思います。ベトベト化の理由は専門用語!?で言うと、加水分解の結果だとか。

キヤノンではEOS-Kissの初期のモデルに多いような気がします。ニコンでも普及クラスのF50・60・70あたりに多い気がします。経年でいうとまだ浅めなF80あたりでもベトベトしているのが多いのは意外です。ミノルタαの場合、ベトベトより白くなってひび割れを起こしているのが多い気がします。それでいうと、ペンタックスは少ないような。。。

上に挙げた事例は、あくまでも私の多少曖昧な記憶に基づいた内容なので、鵜呑みにはしないでください。よろしくお願いします。

あと、アルコール系の何かで拭くとベトベトが取れるとか...言いますけど、これも責任負えないので各自調べて対応してみてください。

さて、先週、我楽多屋のウインドウに並べてあるAF一眼レフに付いたレンズのラバーが剥がれて来た~と言う事例をFacebookページにアップしたのですが、陳列中にこういう劣化現象が起きるのは悲しいな...と思っていました。

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そしたら、その数日後に気付いたのは、隣にあったAF一眼レフのグリップのラバー表面が、なにやらテカテカ~と湿っているのです。なんだよ~こんな所で劣化始めてベトベトになるのかよ...。

幸い、粘着性はほとんどない水分でサッと拭えたので、とりあえずは良かったのですが、、、これがベトベト化への第一歩だったのかと思うと、店のウインドウの中で湿ってるってどういうことよ。。。

 

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2015年7月26日 (日)

不変のFマウント

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一眼レフのAF化でレンズマウントを変えなかった、ニコンとペンタックス。

それに対して、キヤノンやミノルタはAF化に有利な大きめサイズのマウントに変更しました。

上の画像はニコンで最初のAF専用機であるF-501、そのカタログの最初のページがこんなでした。

左のF-501にはAFレンズが装着されていますが、右のF-501にはMFレンズが装着されています。

たとえ、互換性があったとしても、新しいもの(AFレンズ)を売ろうとするのが一般的であろうことを考えれば、普通はこういうアピールはしないでしょうね、あまり。。。

でも、ニコンはそうじゃなかった。マウントを変えなかったことで、過去のもの(MFレンズ)も含めて多彩なニッコールレンズが使えるのです~的なアピールをしたのです。もちろん、まだMFレンズも現行品として多数ラインナップされていた時代ですけどもね。

こういう頑固さというか、ユーザー思いというか、、、ニコンらしいと言えばニコンらしい部分なんでしょうか。

もしかすると、互換性があるのでAFレンズのフルラインナップ化をいくらかは急がなくても良かった...なんて裏事情もあったりして!?

 

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2015年7月25日 (土)

おしゃべりカメラ

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1972年頃と思われるヤシカのカタログ的なものを見ていて、「えっ!?」と視線が止まった部分がありました。

エレクトロ35MCの案内に、吹き出しで「おしゃべりカメラ」と記されているのです。

私の知る限り、このカメラはウンともスンとも言わなければ、プーとかピーとかの電子音も発しないはず。

わずかばかりの商品説明文を見ても、「おしゃべり」については何にも記されていません。

もしかして、「露出はカメラまかせで操作は簡単」ってあるから、おしゃべりしながらでも、簡単に撮れるってことですかね…。だとすると、あまりにも抽象的過ぎるような、、、

「おしゃべりカメラ」って言われたら、カメラがしゃべり出す~って思っちゃいますよね、ふつう。

ところで、ホントにしゃべるカメラがかつてあったんですよ!その名も「トークマン」。以前話題にしておりますので、詳細はそちらを参照ください→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2010/08/talkman.html

 

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2015年7月24日 (金)

WEST HYPER D

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今では当然になっているストロボ撮影。それは繰り返し発光が可能なエレクトロニックフラッシュ=ストロボのおかげで、50年程前までは発光1回きりのフラッシュバルブを使って、1カットごとにバルブを交換して撮影をしていました。*関連ブログ記事→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/11/post-4520.html

上の画像左側のような銀色の傘状の中心部にフラッシュバルブを装填出来るようになっている、フラッシュガンと呼ばれるものを使って撮影していたのです。

フラッシュガンでは、シャッターに同調させてバルブに電流を流して発光させるため、22.5ボルトの電池とキャパシタと呼ばれる蓄電器の装填を必要とするものがほとんどでした。

ところが、下の画像のWEST製「HYPER D」は違うんだそうです。

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1ヶ月くらい前から我楽多屋にありましたが、色・形が他のものと比べて少し違うなぁ~くらいにしか思っていませんでした。

先日これをお買上げいただいた常連さんが、「これは電池要らずで、多分、後ろのここを回転させるんだろうけど使い方は正確には分からなくて...」と言いながら買って行かれました。

そんな特別なものとは知らなかったので、取り急ぎ画像だけ撮らせてもらって、あとから調べてみよう~なんて思ったのですが、調べ出したらどこにも情報が無い...。

唯一近い情報として、形状が違うグリップ式のものだけども、グリップ部にあるレバーを数回操作することで発電蓄電して発光させる!というフラッシュガンを発見。

そこから推測するに、この「HYPER D」では、背面の丸く赤い回転部分を回すことで発電させるのでは???という結論なのですが、どれ程回せば良いのか~とかは不明。

 

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明日はがらくた市

明日25日(土)は、お待ちかねの第4土曜日。我楽多屋の「がらくた市」です。

最近また聞かれることが多いのでご案内しておきますと、「がらくた市」だからと言って、どこかから品物を集めて来たり、その日のために品物を貯め置いたり~ということは特にしていません。基本はいつもと同じ品物です。

本来、出たとき勝負的な中古マーケットにおいて、普段から足繁く通っていただくお客さんに対して、店のバックヤードに「がらくた市」用に品物を隠し置いておくようなことをしたくないからなのです。いや、店にそんなスペースが無いからかも…(笑)。在庫しておくお金もない...。

なので、「がらくた市」と言っても普段と並んでいる品物は特に変えません。午後2時から全品1割引きになるだけです。

たまに呼ぶのか、、、がらくた市の直前になってがらくた系の買取り依頼があって、それらを「がらくた市」当日にちょうど出品する~なんてこともありますけども。

さて、今月の「がらくた市」、先月の段階では「暑気払い」も共催する予定だったのですが、先週お知らせいたしましたように「暑気払い」は来月に延期させていただきました。楽しみにされていらした方、申し訳ありません。

田中長徳先生トークショーはいつも通り開催しますので、よろしくお願い致します。

以下、当日のタイムスケジュール及び注意事項をご確認ください。

  • 午前10時  : 開店
  • 午後2時   : 全品1割引サービス開始
  • 午後2時半~: 田中長徳先生トークショー開始(終了予定は午後4時)
  • 午後7時   : 閉店

★トークショーは我楽多屋店内で開催します、その間は店内でのお買い物がかなりしづらくなりますのでご了承ください。また、開催中は座り聞きOKですので、各自、敷物や座布団などお持込いただいて結構です。

2015年7月23日 (木)

大ネジ小ネジ

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カメラの底面にある三脚用のネジ穴。このネジには、国際的な規格サイズとして2種類が存在しています。

「大ネジ(太ネジ)」と呼ばれる、ネジ山が「3/8-16UNC(インチ)」ネジで直径9mmのと、「小ネジ(細ネジ)」と呼ばれる、ネジ山が「1/4-20UNC(インチ)」ネジで直径6mmの2種類。

現在ほとんどのカメラが小ネジですが、かつての大判・中判カメラやドイツ製の古いカメラには大ネジが採用されているものもあります。ライカM3の場合、初期のものに大ネジがあります。

そんなわけで、三脚側の雄ネジも現在はほとんどが小ネジ。なので、古い大ネジのカメラで三脚を使おうとするとサイズが合わない~なんてことが起こり得ます。でも、変換アダプターがあるので絶望的にならなくても大丈夫です。

さて、上の画像内で右側にあるカメラ(aretteⅠaの姉妹機種!?のOptinaⅠa)の底面には、大ネジと小ネジの両方のネジ穴があります。aretteの他の機種でも巻き上げレバーが底面にないモデルでは、同じように大ネジ小ネジ両方が備わっているようです。

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こういう両方を備えているカメラは珍しい部類だと思って話題にしてみました。

 

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