先細レンズ
コシナ研究会の中でも、「何これ!」と言われるレベルの珍品だそうです。
「35-70mm/F3.5-4.8」というスペックからして、ニコンFM10の標準ズームレンズとしてOEM供給されているものと同種であろうことも推測できます。
このレンズ最大の特徴は、鏡胴の先の方がアールを描いて少し絞り込まれているそのデザインです。
ちょっと詳しいマニアだと、「ロシアのゼニット系?」とか思うかもしれませんが、しっかりと「COSINA」と記されています。
会長さん曰く「北米方面に輸出されていたC1Sあたりに付いていたレンズらしいんですけど」と。
何でZENITなの?と思う方に、面白い過去のブログ記事がありました→https://camera-kaukau.lekumo.biz/arrow/2013/07/post-70ae.html
ここにZENITの先細りなレンズが一緒に写っているのです。
この画像を見ると、ある意味納得できますよね。ちょっと似てる。そして、C1Sなら、この先細レンズが似合いそうであることも。
さて~、わたし的にはこの先細レンズが似合わなそうなボディに付けてみたくなって、試みたのは我楽多屋にあった「ペンタックスA3デート」。ちょっと横長で角張ったデザインのボディにアールが特徴な先細りレンズは、予想通りイマイチ似合いません。
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