視度調整レンズ
フィルムカメラ時代から、最近のカメラのファインダー窓には視度調整機能が内蔵されている機種も多いのですが、それ以前のマニュアルフォーカスの金属カメラ時代には、ほとんど内蔵されていませんでした。
ファインダーを覗いて自らピント合わせをするマニュアルフォーカス機こそ、自分の視力に合わせた視度調整は必要とされるのですけどね。
そこで、そういうカメラの場合、ファインダーの接眼部に視度調整用レンズを取り付けて自分の視力に合わせて見やすくするのだけど、小さな部品だから古いモノはもうなかなか残っていない。
中古カメラ屋に行っても、自分の手持ちの機種用で自分の視力に合った視度調整レンズを見つけるのは、それこそ運とタイミング。。。になってしまいます。
それから、店でお客さんによく聞かれるので記しておきます。
視度調整レンズには度の強さに段階があります。近視の人は「-2」や「-3」など「マイナス」側の数値のレンズ、遠視や老眼の人には「+2」や「+3」など「プラス」側の数値のレンズです。
細かい数値については、それぞれの目に合わせたものになるので、私どもも聞かれたところでお答えしようがありません。
ただ、プラスかマイナスかが問題です。さすがに、私も最近覚えましたが、お店の人でもどっちがプラスかマイナスか覚えていない場合もあります。ご自身がどちら側なのかは覚えておいた方がいいかもしれません。
あと、眼鏡をかけるほどでもない方に多いと思うのですが、ご自身で近視なのか遠視・老眼なのか把握されていない場合に、、、中年以上の人だから~と、無条件に「プラス」(老眼)よりですね!なんて答えられませんから...。
*下の画像は、視度調節機能が内蔵されている例。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。