我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年4月30日 (木)

FLASH FUJICA ZOOM Date

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今や一般的には、コンパクトカメラに限らず一眼レフでもズームレンズというのが、普通になってしまった感のあるカメラレンズ。それはフィルム時代からそうで、デジタルになっても同じ。

で、その歴史を振り返って、コンパクトカメラで最初にズーム機能を搭載したカメラが、これなんだそうです。「フラッシュフジカ ズームデート」(1979年発売)。

レンズは、FUJINON・Z 37-55mm/F3.8。外装はプラスティック製なので重量こそそれほど気になりませんが、その図体の大きさはかなりなもの。

同じフジカってことでいうと、中判レンジファインダー機のGWやGSW系のカメラをも連想しちゃいます。

このカメラ、ズーム以外にもフラッシュ内蔵していたり、デート機能がついていたりで、当時としては充実機能満載と言って良さそう。

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他にも、富士の純正フィルムに限るんですけども、フィルム感度感知機能が付いています。

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あと、ファインダー。ズームファインダーではなくて、ブライトフレームがレンズのズームに連動してフレーム自体が無段階に拡大縮小します。どっちが良いかは別として、スムーズに変化するブライトフレームは力作です。ただ、ピント合わせは目測...。

でも、このカメラ、実際にはそれほど売れていないはずです。特に今となっては、かなり希少ですから。

X10と並べてみたのは、時代やフィルム・デジタルを超えたフジのコンパクトカメラという意味合いとともに、変な類似点を感じたからです。

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フラッシュフジカズームのファインダーは、前述のようにブライトフレームが見事に連動して動きますがピント合わせは目測。X10のファインダーは、デジタルカメラでありながらズーム式の光学ファインダー搭載で話題になりつつも、AFがどこに合っているのか...何にも表示されない~ってあたり。

 

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