我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2015年2月 6日 (金)

フィルムカウンター

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先日話題にしたカメラボディの底面に記された「正の字」の件、私はてっきりフィルム本数と思い込んでいたのですが、Facebookページに「撮影枚数でしょ!」と、もっともなコメントをくださったYさんがご来店されました。

で、Yさんが、そうだろうと思った理由を聞かせてくださいました。

Yさんはまだお若くて20代前半。Yさんにとって、フィルムカメラのフィルムカウンターってあまり
信用ならないものなんだというのです。

古い金属カメラでは、カウンターが不調なものもあるし、カメラによってはカウンターが復元式でないカメラもあって、その種のカメラの場合、撮影中に間違ってカウンターをいじってしまうこともあるから、Yさんにとって撮影枚数はシッカリ管理しないといけないもの~みたいな感覚があったり、逆に意識しないで巻上げ出来なくなるまで撮るもの~みたいな感覚でもあるというのです。

だから、撮影枚数を正の字でチェックしているのだろう!と、すぐに勘付いたというのです。

これをうかがって、ジェネレーションギャップっていうやつですか!?それをガッツ~ンと感じました(笑)。

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これを読んでいる若い世代の方に追記しておきます。

フィルムカウンターが復元式でないタイプというのは、フィルム交換で裏蓋を開けた時に、カウンターが0(ゼロ)に自動で戻ってくれないタイプのカメラのことで、フィルムを装填したら、自分で0(ゼロ)や1、または装填したフィルムの撮影枚数(撮るごとに減っていく減算式のカメラの場合)にセットしないといけないカメラのことです。

まるで無限に枚数が撮れてしまようなデジタルカメラで育った世代には、撮影枚数を意識すること自体がフィルム世代とは別次元のことなのかもしれません。。。

 

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