データバック
デジカメや、スマホで撮った画像には、勝手に撮影日時などがデータとして記録されているものです。GPS機能付カメラの場合、撮った位置まで記録されています。
その点、フィルムカメラの場合、もともとフィルムには映像しか記録されません。
フィルムカメラも、ある時期から、日付や露出データの写し込み機能なんてのが登場しますが、そのシステムは至って原始的!?で、ボディの裏蓋部に備えられた装置で、撮影画面内に日付や、コマ間に露出データを写し込んでるだけです。
ただ、今の時代、記録はスマホに任せてしまう風潮ですから、フィルムカメラの撮影には、こういう機能は不必要というか、、、それとは対極に位置するような気もします。多分に、メルマガ「田中長徳の『チョートクカメラ塾』」の初回講義内容に影響されたかも。
飛躍的な発想をすれば、フィルムカメラにデータやデートの写し込み機能が付き出した頃から、フィルムカメラ自体が少しずつモノとしての魅力を落としてしまったような気もします。
だから今、それより前の時代の金属製マニュアルカメラが面白いのかなぁと思った今日この頃。
画像のデータバックは、オリンパスOMの最初期のモノ。操作盤が2種類しかありませんから、写し込める内容は、年月か月日か記号を絡めた数字の3パターンしかありません。年といっても「77~86」までしかありませんから、西暦でいうと27年前までしか刻めません。。。この無意味さが、かえって面白いかも(笑)。
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