ニコンFの巻き戻しクランク
もしかしたら、「今さら何言ってんの?」的な内容かもしれませんが、、、ニコンFの巻き戻しクランクをクルクル回して、「ホホ~ぅ」と思ったのです。
一言でいうと、「実に回しやすい」のです。
高級機でありプロ機ですから、当時から計算尽くされた設計なのかもしれないので、今さら何言ってるの?を気にしてみたのです。ただ、個人的には今頃「ホホ~ぅ」と気付いたのです。
回転部分の材質や精度によるところが一番の理由かとも思いますが、素人にはチェックしようがないので、見た目で分かる部分を比べてみました。
ニコンFの巻き戻しクランクは、回転中心部からクランクのツマミの中心部までの長さが16㎜で、他の多くのカメラより短めでした。ちなみに、ニコマートFTNの同じ部分の長さは20㎜。
この部分が長いと、回しやすくて回転数は減らせても、振れ幅が大きくなります。大袈裟な表現すれば、「ぐるんっぐるんっ」と回さないといけないのです。
その反面、短いと、回しづらくなり回転数が増えたとしても、振れ幅が小さくなり、回転速度を上げることが出来ます。
変な擬態語擬音語を使うと、「ちょこちょこ」と回さないといけないけど、「がーっ」と回せるのです。結果、素早く巻き戻せるんじゃないかと思うのです。プロの現場では、それが求められそうですよね。
と、そんな推測を勝手にしつつ改めて回してみたら、やはり回し心地良いです。ちょうど、店にあったニコンFの2台ともがそうでした。
が、、、ほぼ追記。ニコンFは巻き戻し軸がペンタ部に接近していることに気付きました。先程の部分の長さが長いとクランクをつまんだ指がペンタ部の側面に当たってしまうから短いだけなのかもしれません・・・。詳細は不明。
*アローカメラ&我楽多屋のFacebookページ(http://www.facebook.com/arrowcamera)、買取名人について語るブログ「日々買取名人学」(https://camera-kaukau.lekumo.biz/dailymeijin/)も合わせてご覧いただけると嬉しいです。