フィルターに刻まれた線
このニコンS2に装着されたレンズ、ニコンの純正キャップに騙されてはいけません(笑)。実際にはロシアレンズが付いています。
で、よーく見るとフィルター枠に、キズみたいな線が数本入っています。これ、このカメラのオーナー氏のアイデアなんです。
ロシア製ジュピター12(35㎜F2.8)って、絞りの調整を一番前寄りの鏡胴部(フィルター装着部)を回して行なうのですが、絞りの指標は窪んだところにある前玉の周辺に記されていて、とても確認しづらいのです。
そこで、このアイデア。
装着したフィルターの枠に刻みを入れて、それを絞りの指標としてしまおうというのです。一番長い刻みがF11で、右がF16、左が順にF8、F5.6、F4、F2.8となってます。
これなら、カメラを構えて、ちょっと上から見やれば良いわけで、レンズの前玉を覗きこむような動きをしなくて済む~というアイデアなのです。