19年目の不覚
カメラ屋人生19年目にして、今さら知ってしまった、こんなこと。
レチナ(Retina)といえば、35㎜フィルム使用のスプリングカメラでレンズを収納するとそのコンパクトさはかなりなもの。
そのラインナップに「Ⅲc」というモデルがあります。15~20年前の中古カメラブーム時、その「大窓」と呼ばれるモデルはかなりいい値で売り買いされていました。
あえて「大窓」というのは「小窓」も存在するからで、違いはファインダー内に交換レンズ用の35㎜と80㎜のブライトフレームが入っているかいないかで、入っているのが「大窓」。
ここまでは知っていました。
ここからを知らなかったのです。「大窓」は「ⅢC」で、「小窓」は「Ⅲc」だったのです。
読みはどちらも「スリーシー」で良いと思うのですが、「シー」が小文字か大文字か表記が違ったのです。要は表記上で「大窓」か「小窓」か判別出来るようになっていたのに、私は文字にしてどうこうする機会がほとんどなかったために、必ず口頭で「大窓」「小窓」を言うことで区別していたのです。
あぁ~恥ずかしい。
上の画像はちょっと画質が良くなくてすみませんが、これは「Ⅲc」です。広角・望遠用のブライトフレームが無いので、外付けのファインダーがガゼットケースに収納されているのだけど、見難いですね。
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