我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2012年8月

2012年8月 7日 (火)

第84回 得?or 特?

N845
得特企画は前回のストラップに続いて、再び韓国系のデモノです。いよいよ我楽多屋にも韓流ブームってとこでしょうか…!?

このレンズたち、右のは「DAEWOO LENS」と表記され、左のは「DONGWON OPT.」と表記されています。

DAEWOO(デウ=大宇)は、最近では日本国内にも家電品が入ってきているみたいですね。カメラ面でいえば、Anam Nikonと同じころに、DAEWOO CANONのダブルネームだったはずです。

どちらのレンズも、製造国を示す「MADE IN 〇〇〇」が入っていません。でもなんか、日本製のレンズで似たようなものがあったような気がします。

どちらも、マウントはPKマウント。

DAEWOO LENS MC ZOOM 28-80mmF3.9-4.9 → 3,000円
DONGWON OPT. MC ZOOM 35-70mmF3.5-4.5 → 3,000円

どちらも一本限りの中古品。我楽多屋ご来店早い者勝ちです。

2012年8月 6日 (月)

学校の怪談3

N850
こんなカメラありました。「学校の怪談3」とプリントされていますが、同タイトルの映画でしょうか?本でしょうか?それの記念品でしょうね。

さて、考え過ぎなのは分かっていますが、、、このカメラで写真を撮ったら、余計なものまで写り込んでしまいそうですね。。。

そういえばつい先日、プロカメラマンのお客さんからこんな話を聞きました。

占い師をしている人に、「これは心霊写真ですよね!」と写真を見せられたそうです。でも、その怪しい~と指摘された部分は明らかにハレーションだったそうで、隅に光源まで写っていたそうです。。。

さて、「学校の怪談3」などとプリントされていなかったら、絶対に右から左にスルーしていたであろうこのカメラ。

N849
何気に裏蓋を開けたら、こんなの付いてました。背景フィルターというのかな?しかも外れない。。。

ということは、全カットにこのイラスト(画像では分かりずらくてスミマセン)が写り込んで、心霊写真になってしまいます。

フィルム室に背景フィルターを装着することで、その絵柄を一緒に写し込んでしまおうというカメラは、以前にもこんなのを紹介しています。が、あの時のは背景フィルターの取り外しが可能でした。

もういっちょ。「かいだん」違いですけど、買取プロ野田康司の「四谷快談」なんて本もありますので、よろしくお願いします。

我楽多屋で買ったモノマガジン更新

田中長徳先生の連載コラム「我楽多屋で買ったモノ・マガジン」を更新しました。

第154回目の今回のテーマは「オートフォーカスの元祖キヤノンFE35-70mmで遊ぶ」です。

こちらよりお楽しみください

テーマになってるレンズは、7月16日付ブログで紹介したレンズです。

*閲覧は2012年11月上旬まで

2012年8月 5日 (日)

恐るべき…値上げ幅

N848
今から何年か前のこと、ペンタックスのカメラアクセサリーが大幅な値上げをした記憶があります。

すでにデジタルカメラが登場していた時期のことでしたから、フィルムカメラ時代のアクセサリーを継続して販売してくれること自体は喜ばしいことでしたが、その値上げ幅の大きさにビックリしました。

上の画像のアダプターリングKは、昔のペンタックスのレンズ(M42マウント)を、現代のペンタックスのカメラ(Kマウント)にも装着可能にするアダプター。その存在自体には、ペンタックスの良心を感じます。旧遺産が今のデジイチでも使えるわけですから。

このアダプターリングKの場合、1,000円から一気に3,500円になりました。

たしか、アングルファインダーや接写リングなんかも同等の値上げ率だったと思います。

20年も30年も継続販売されているモノが、少しずつ値上げしていって、当初の何倍かの値段になることはあることかもしれませんが、一気に3倍も値上げするってあんまし聞いたこと無い。

このブログを書くにあたって、ウェブで確認したら、アダプターリングKは現在5,350円になってました!!

ちなみに、何年か前まで1,000円で売られていたリバースアダプターが、現在7,350円になってました。さらなる値上げ率。それ以上のモノがあるかどうかは、怖くて確認できませんでした(笑)。

2012年8月 4日 (土)

貧乏性ゆえ・・・

N846

N847

ずいぶんと前から、引出しの中にあることは認識していたコレを、改めて取り出してみました。

「Memorial Cameras Collection」とネーミングされたトランプです。キヤノンの販促品かと思います。

開けてみたら、ケースの中のカード自体は未開封。一番手前にあるスペードのAには、「カンノン(試作)1934年」が描かれています。

他の51枚のカードに何が描かれているのか確認するには、封を切らないと…。薄いセロハン状のシートでピタッと封をされているため元に戻すのは大変そうだし、価値が落ちてしまいそうで、開封する勇気ナシ。で、他のカードの実体は不明なまま。

ネットで探してみたら、私と同じような人のサイトがあっただけなので、他のカードの実体は不明なまま。

さぁ、このカードどうしよう?

このまま元の引き出しに戻してしまうか、下手に封を切るくらいなら、このまま欲しい人に譲った方がいいのかな…。

2012年8月 3日 (金)

渋い貫禄加減

N836
4月に発足した偽貫禄クラブはおかげさまで、そのFacebookページに100人以上の「いいね!」をいただいております。

発足以後、以前より本物の貫禄カメラを見る目が変わって来ています。それは、偽貫禄の参考になるからです。

昨日入って来たキヤノンF-1。ボディ各所の角っちょの塗装がイイ感じに剥げて、地の真鍮色が見えています。また、残っている塗装面はイイ感じにテカっていたりします。

そして、一番引かれたのがペンタ部の「Canon」ロゴ周辺。

ロゴの白文字は少々黄ばんでいて年季が感じられます。その白文字を縁取るように、いや、、、ぼかすように!?黒の塗装が擦れて真鍮色が見えているんです。上の画像をよ~く見てください。

この微妙な「風化具合」とでも言いたくなる渋い貫禄感がお見事だなぁ~と!

でも、これを偽貫禄で再現するのは難しそう…。

第83回 得?or 特?

N843
当「得?or 特?企画」の第17回でも取り上げている珍品ストラップ再び登場です。

「Anam Nikon」って何?ですよね。

今から10年くらい前までの話。韓国では日本製品を販売する際、必ず韓国の商社を通さなければならなかったために、このようなダブルネームが存在したのだそうです。

これにまつわる話は、その第17回の時にも触れているので、そちらも見てください。

さて、最近では韓国の中古店でも見掛けることが無くなって来ているという、この「Anam Nikon」ストラップ、未使用品なのでお買い得と思います。1本1,500円です!

2012年8月 2日 (木)

手タレ

N840
もうずいぶん前のことですが、私、手タレをしてました。それが上の画像です。

なんて…ね。

久々にこの表紙を見て懐かしいなぁ~と思いました。チョートクのカメラジャーナルNo.88、2000年8月号。

当時、今の我楽多屋がある2階に、見て楽しいカメラの小さな博物館「我楽多館」があったのです。

「我楽多館」には、長徳先生の仕事カメラを展示しているコーナーがあって、そこにあったライカM4を、M4特集号に使う~ということで、展示ウインドウから出して、説明書きと一緒に撮影した時に、私の両手が使われたわけです。手タレじゃなくて、単なるアシ(スタント)ですね。。。(笑)

念のため、画像内の説明書きを書写しておきます。

「ライカM4/レンズはズミルックス50ミリF1.4です。ボディはM4の最初のロットで、このボディはフランクフルトシンフォニーオーケストラの公式ライカでした。ヘッセン放送協会のロゴも刻印されています。」

M4は1967年~1975年に作られていたので、初期ロットということは1969年生まれの私とほぼ同じ歳。

写っている袖口から、当時はスーツ姿で店に出ていたことも思い出しました。手の肌具合はまだ劣化していないようで一安心。あと、これもどうでもいいことですが、買取名人と爪の形が似ているんですよね、、、

8月も休まず営業!

アローカメラ&我楽多屋の営業日について、年中無休(年末年始・お盆など除く)としておりますが、お盆のあるこの8月も休まず営業致します。

13・14・15日は少々閉店時間を繰り上げさせていただく可能性もございますが、その際は事前にこのウェブやフェイスブック上でお知らせいたします。

まだまだ暑い日が続くこと予想されますが、皆様のご来店をお待ちしております。

2012年8月 1日 (水)

ワイルドだろ~

N835
京セラ Tスコープ(T SCOPE・1988年発売)というと、カール・ツァイスの銘玉テッサーレンズを搭載したコンパクトカメラ。

テッサーレンズを搭載した京セラのTシリーズには何機種か存在しますが、唯一、F2.8の明るさを誇っています。また、ボディー上面にウエストレベルで画角を確認出来るニューアングルスコープと呼ばれるファインダーがあるのも特徴。

フィルム派の人の中には、いまだに使っている~という話もちょくちょく聞きます。

さて、このようなスペック的な切り口は、このブログちっくじゃないですね。

というわけで、、、

この個体、ボディ上面にあるニューアングルスコープと情報表示の液晶部を覆うプラカバーが壊れたためでしょうか、本来のパーツよりも分厚いプラ板で、ボコッとペタッという感じで補修されています。

その様がお世辞にも美しい…とは言えない、、、「こんな感じで直しちゃったぜぇ、ワイルドだろ~」ってノリ。

そこまでして使いたかったのか、、、修理出すほどでもないからこんな程度なのか、、、単に大雑把なのか、、、いずれにせよ、使い続けるための補修には違いありません。そこに愛着というか、使い続けようという意志が感じられて、ある意味で素敵!

どうでしょうか?みなさんも見た目を気にしていないような、ワイルドな感じの補修自慢ないですか?

私は、メモ代わりに使っているコンデジのバッテリー&SDカードの蓋が折れてしまったのをセロハンテープで留めて使用上は問題なく使ってます。「ワイルドだろ~」。

F933