フィルター効果
Cokin(コッキン)のソフト系フィルターを覗きながら、「夢が広がるなぁ~」とつぶやかれたお客さんがいらっしゃいました。(画像はKenkoのフィルターです)
*Cokin/プロ需要の多いフランスのフィルター関連のメーカー。
とても素敵な表現だし、そういう感覚自体がデジタル時代になって忘れられているような気がしました。
最近の多機能デジタルカメラには、様々な撮影モード(フィルター効果)が備わっていてモードを切り替えるだけで、その効果が液晶画面ですぐに確認(拡大までして)出来ちゃったりします。ミスも起こらず確実なので、機能として素晴らしいものですよね。
しかし、フィルムカメラの場合、レンズの前にフィルターを付けることでそういう効果を得ていました。
柔らかな描写にするソフトやフォギーフィルター、光の線を引かせるクロスフィルターなどなど。用品メーカーのKenko(ケンコー)さんのカタログには、何十種類にも及ぶフィルターが紹介されています。
フィルムカメラだって一眼レフであれば、ファインダーを覗いて効果を確認出来ないこともないのですが、ファインダーの情報量は限られているし、やはり、現像やプリントするまで未知な部分は残されていて、そこに「夢が広がるなぁ~」という気持ちが出て来るんだと思います。
そのお客さんは、こうも付け加えていました。「実際に撮ってみると、なかなか思い通りには仕上がらないんだけどね…」と。
だからこそ、撮影前に想像力をたくましくするわけで、仕上がるまでのワクワク感が楽しめるんですよ!
それから、デジタルのフィルター効果と、アナログなフィルター効果との違いを指摘する人もいらっしゃいます。効果が自然だとか、、、以前、デジタルカメラでも、アナログなフィルターを積極的に使っている~という人がいらっしゃいました。