オプチマ・マジック
これらの機種、もしかする・・・買ってからフィルムを入れて撮り終わるまで、気付かないかもしれない独特な構造を持っています。
手前のオプチマ500の場合はボディ底面、奥のオプチマ1035の場合はボディ上面に、そのヒントがあります。
普通、巻上げと巻き戻しが手動の場合、それぞれにノブかレバーがあるのに、これらのカメラにはそれらしきレバーが一つしかないのです。
カメラを買ってから、フィルムを装填して撮り進むことは出来るので、明らかに巻上げレバーと分かるものが500には底面、1035には上面にあります。
撮り終わってから、「さぁ!巻き戻そう!」とすると、巻き戻しのノブもレバーも無いことに気付きます。ちょっと焦ってしまいそう。。。コンパクトカメラの僅かな外面のどこを探しても見つからない。
種明かしすると、どちらのカメラもボディにある「R」印のレバーを操作することで、巻上げレバーが巻き戻しレバーに変わる機構になっているのです。
知らなかった人には意表を突かれた感があると思いますが、巻上げるのも、巻き戻すのも、同じレバーでやるという、ちょっと変わった機構を持っているのです。