8枚玉
正直な話、理系でも!?技術系でも!?ない私は、レンズの光学系の話には疎いです。
でも、ライカのレンズ、ズミクロン35mm8枚玉が神格化!?されているということは知っています。描写の話は好みもあるので、これも難しい話ですが、一般的に8枚玉ズミクロンの描写は優秀であるとされているので、その後の7枚玉と区別されて、神格化されているのです。
そんな8枚玉神話が、日本にもあるのをご存知ですか?
アサヒペンタックスのスーパータクマー50mmF1.4の初期型が6群8枚というレンズ構成なんだそう。
このレンズも早々に6群7枚構成に変更されるので、数が少ないうえにレンズの枚数が多い(=描写も優れる)8枚玉が、一部のマニアの間で持てはやされる傾向にあるんです。
実は私も1年ほど前に「タクマーの8枚玉」の存在を知って、それ以後、気に掛けていたのですが、やはり、8枚玉は少ないですね。今回ようやく見つけました!
7枚玉と見分けるにあたって、鏡胴など外装に差は無いのです。重さが10数グラム重いようですが、これも2本持って比べたって分かるかどうかの差。
識別のポイントは、刻印の違い。書いてることは同じなのに、微妙に並び順が違って、書体も少ーし違う。それだけの差なんですね~。
8枚玉は画像の右側で、「Super-Takumar 1:1.4/50 Asahi Opt. Co. Lens made in Japan 製造番号」と表記されるのに対し、7枚玉には「Super-Takumar 1:1.4/50 製造番号 Asahi Opt. Co. Lens made in Japan」と表記されています。