我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年11月

2010年11月 7日 (日)

ライトパンカラー

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かつて、愛光というメーカーからライトパンカラーというフィルムが販売されていました。豆カメラ用のボルタ判や、10枚撮りや16枚撮りなど、他ブランドにない不思議な枚数のフィルムで記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。

さて、たまたま見ていた1987年JAPAN CAMERA SHOWのカメラ総合カタログに載っていた広告が気になったので、愛光ネタなのです。

『そしらぬ顔で「ハイ!」』の意味がイマイチ良く分からなくて・・・。『貰ってうれしい、あげて楽しい~』って書いてあるから、キティちゃんのイラスト入りのパッケージで気軽に=(イコール)そしらぬ顔、ということだとは思うんですが・・・。

ただ、今の時代にそしらぬ顔でフィルムをプレゼントされたら、普通の人は使いように困ってしまうかもしれませんね。

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また、フィルムのタイプ名がフジと同じだったりすることから、不思議に感じた人もいるでしょうが、愛光はフジの下請け会社でフィルム製造していたりしたので、フィルムの中身はフジそのものなのです。

ちょうど同じカタログの表四(裏表紙)にフジカラーの広告が出ていました。愛光もフジも同じ「SUPER HR」です。

2010年11月 6日 (土)

カメラ女子狙い!

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「カメラ女子狙い!」と、ハッキリとこう宣言します(笑)。

 

ALESSI マジックバニー 楊枝入れ プレゼント!!

 

わけあって、イタリアのデザイン系キッチン・テーブル小物「ALESSI(アレッシー)」の楊枝入れ(市価3千円前後)がまとまって入荷したので、特別企画を実施します!

期限は年末まで、ただし、数に限りがありますので品切れの際はご了承ください。

我楽多屋で3,000円以上のカメラやレンズなどをお買い上げいただいた女性の方に、画像にある「マジックバニーのかわいい楊枝入れ」を1個プレゼントします!

男性の場合、この楊枝入れを見ても、あんまり反応しない人の方が多いかと思いますが、「私は干支がウサギだ!」とか、「どうしても欲しい!」という人がいらっしゃれば申し出てください。

審査!?の結果(笑)、女性の場合と同条件でプレゼントします。

2010年11月 5日 (金)

ZEITAX

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「ZEITAX」と書かれたカメラが入ってきました。

「ゼイタックス?」、そりゃ、昔、カメラは贅沢品だったのでしょうが~。いやいや、「税 TAX?」、何だか、英語の勉強をしているようで~。おふざけは、ここらへんにして、正確には「ザイタックス」と発音するそうです。

詳しい資料が見つからないのですが、戦前の国産カメラです。フィルムはブローニーで、フォーマットは6×4.5。

何タイプか型が存在するようですが特定できませんでした。昭和16年の広告にⅠ型というのが出ていて、デザインは良く似ていますが、付いているレンズ、シャッターが違いました。

広告内のⅠ型(当時価格73円)には、ザイタックス製の75ミリF4.5レンズとシャッターが付いているのに対し、ここにある個体には、ザイタックス製75ミリF3.5レンズと、オリンパス製のKOHOシャッターが付いています。このKOHO、昭和15年前後のオリンパス6にも装着されているシャッターです。

レンズの製造番号は「14441」、語呂合わせで「い~よ、よ、良い」。ちょっと無理ありますが、いい感じです。

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また、裏ぶたに表示された露出早見表もいい味を出してます。ボディは相当に程度が悪いのだけれど、何故かここは妙にキレイ。

細かいことは別にして、その名前にビックリな!カメラの紹介でした。

2010年11月 4日 (木)

板橋と岡谷

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最近、ふたつの町から、カメラの歴史をテーマにした展示がされているという情報が発せられてきました。

カメラの歴史は、今現在も刻まれているわけで、その主流がフィルムからデジタルに変わってしまったのは事実です。ただ、カメラ・写真愛好家には、フィルムにこだわり、その良さを訴えている人も多数います。

だからこそ、私たちもいろんなカメラを買わせていただくことが出来るわけで、そして、次に欲している人の所への橋渡しをさせていただいているのです。

そういう点で、私などは30年や40年前のカメラなんて、日常的なモノになってしまっているのですが、一般的には、歴史を感じるものになっているようで。。。

さて、一つは東京都板橋区。

板橋区には、ペンタックスやトプコンをはじめ、数多くの光学メーカーが存在したそうです。その歴史を振り返るべく、アサヒフレックスやトプコン、ミランダ、ズノー他、国産および外国製の一眼レフ発展の背景がわかる実機を展示しているらしい。

  • 「特別展 板橋と光学vol.2~国産35mm一眼レフ誕生の地・板橋~」
  • 板橋区立郷土資料館
  • 板橋区赤塚5-35-25
  • ℡03-5998-0081
  • 平成22年11月28日(日)まで 9:30~17:00 月曜休館
  • 観覧料:大人300円 小中高校生100円
  • http://www.city.itabashi.tokyo.jp/kyoudo/10kougaku2/newpage5.html


もうひとつは、長野県岡谷市。

京セラの岡谷工場から、かつて製造していた「ヤシカ」「京セラ」「コンタックス」3ブランドのカメラ、計207点が岡谷市に寄贈され、そのカメラを岡谷駅前の「テクノプラザおかや」にて展示しているそうです。

  • 「岡谷の機械遺産展示」
  • テクノプラザおかや
  • 岡谷市本町1-1-1
  • 0266-21-7000
  • 平日9:00~21:30 土日9:00~17:30
  • http://www.city.okaya.lg.jp/okayasypher/www/info/detail.jsp?id=6704
  • また、岡谷市役所1階ロビーにも展示されているそうです。

2010年11月 3日 (水)

ゲテモノレンズ!?

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先日、大量に買わせていただいた品物の整理をしていたら、ちょっとイビツな形をしたレンズが出てきました。

当初はマウントやリングなどを接合して自作されたものかと思っていたのだけど、良く見ると、伸びるは~くねるは~で、こんな格好に!どうやら、ドイツのZORK製のマルチフォーカスシステムというモノらしいです。

ボディ側のマウントは、これはコンタックス用が付いていますが、交換式で他のマウントにも対応するようです。また、レンズ側のマウントはスクリュー式で引伸ばしレンズなどを装着可能。

そういえば、Lensbabyなんてお遊び系のもありますが、こちらはより本格的な感じです。ただ、日本国内には、ほとんど情報がありませんでした。。。

2010年11月 2日 (火)

ベッサL

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ベッサLを愛用されている人、コシナの人には、ちょっと気分の悪い話かもしれませんが、、、

かつて、ベッサLを「ライカマウントレンズのリアキャップ」と言った人がいました。たしか、その人は、ベッサLが登場(1999年)以降、ベッサR、R2…と続けて購入された人だったと思います。

当時、市場にはベッサLの中古が多く溢れていたこともあり、ご自身も持て余していたのでしょう。「家の防湿庫の中で、リアキャップ代わりになってる・・・」とか、「長玉も地震で倒れないよ・・・」と冗談っぽく言われてました。

久々にライカマウントを採用した国産機であったベッサLの登場は、衝撃的ではありましたが、距離形・ファインダーが無いという~その割り切った性格から、使いやすさを求めると使用には制限がありました。

また、新品定価が33,000円と買い易い設定だったために、中古市場でも低めの価格相場になってしまうのも仕方の無いこと。とはいっても、リアキャップとしては、高めな値段ですが、、、

さて、マウントアダプタを介して、FDレンズの長玉を装着。ベッサLをリアキャップ代わりにしてみましたが、実際には、裏ぶた右上の親指を掛ける微妙な出っ張りがあるために、案外不安定。長玉ゆえに、揺すってみると揺れが増して、かえって危険な感じでした・・・。

2010年11月 1日 (月)

パラジャスター続編

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続編って、いつ前編があったの?と聞かれてしまいそうですね。。。1年半ほど前のこと、同じくミノルタのパラジャスターを紹介しています。

その時と同じように元箱付きです。しかし、本体自体は前回のが金属製だったのに対して、今回のはベークライトっぽいです。

ただ、前回も案内していますが、ここに二眼レフカメラを載せて上げ下げするので頑丈な造りでないといけません。可動部分は金属製です。そして、まさにその部分が電車のパンタグラフみたいな形をしています。

と書いて、気になることが、、、最近の電車のパンタグラフって、横から見て菱形じゃないのが多いみたいですね。。。こんなところで歳がバレてしまったりもするんでしょうか?

さて、前回のとどちらが古いモデルなのかというと、今回のが古いモデル。元箱のマークが同じ形をしていながら書かれている文字が、今回のは「CHIYOKO」なので判別できました。

いまでこそ、コニカと合併してコニカミノルタになってしまっていますが、「ミノルタ」はもともと、千代田光学精工株式会社のカメラのブランド名だったのです。社名も「ミノルタ」になったのは、1962年のことです。

 

第43回 得?or 特?

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今回はフィルムカメラ全盛時代の一眼レフのカタログいろいろです。

時代によって移り変わりはあるのでしょうが、お小遣いの少ない中高生あたりには、憧れの銘機と位置付けられるようなカメラがあっても手に入れることが出来ず、量販店などで入手したカタログを見て、ため息をつく・・・。そして、大学生になってアルバイトで貯めたお金で、または社会人になってもらった給料で買おうとした頃には、現行品では無くなっていて~。そんな経験をお持ちの方が多いのではないでしょうか。

今回のカタログ、ある意味、今や本体や取扱説明書以上に貴重かもしれません。

キヤノン、ペンタックス、オリンパス、コンタックスの高級品を中心に20冊ほど揃いました。ペンタックスLXは、時代差によって何種類かあり、@300円から。また、システム表やレンズやアクセサリーのカタログも少しずつセットにしたりしています。

当時は無料で配布されていたカタログですが、今では有料になってしまいます、、、(笑)。いつものように、我楽多屋ご来店早い者勝ちです。