ZEITAX
「ZEITAX」と書かれたカメラが入ってきました。
「ゼイタックス?」、そりゃ、昔、カメラは贅沢品だったのでしょうが~。いやいや、「税 TAX?」、何だか、英語の勉強をしているようで~。おふざけは、ここらへんにして、正確には「ザイタックス」と発音するそうです。
詳しい資料が見つからないのですが、戦前の国産カメラです。フィルムはブローニーで、フォーマットは6×4.5。
何タイプか型が存在するようですが特定できませんでした。昭和16年の広告にⅠ型というのが出ていて、デザインは良く似ていますが、付いているレンズ、シャッターが違いました。
広告内のⅠ型(当時価格73円)には、ザイタックス製の75ミリF4.5レンズとシャッターが付いているのに対し、ここにある個体には、ザイタックス製75ミリF3.5レンズと、オリンパス製のKOHOシャッターが付いています。このKOHO、昭和15年前後のオリンパス6にも装着されているシャッターです。
レンズの製造番号は「14441」、語呂合わせで「い~よ、よ、良い」。ちょっと無理ありますが、いい感じです。
また、裏ぶたに表示された露出早見表もいい味を出してます。ボディは相当に程度が悪いのだけれど、何故かここは妙にキレイ。
細かいことは別にして、その名前にビックリな!カメラの紹介でした。