我楽多屋で買った    モノ・マガジン

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2010年10月12日 (火)

ミランダFvの

P10285 

戦後、日本には相当数のカメラメーカーが存在し、中には「四畳半メーカー」と呼ばれる小さなメーカーもありました。ただ、一眼レフのシェアが増えて来る1960年あたりには、その数が減少してきます。

それでも、ミランダやトプコン、ペトリは一眼レフに力を入れていましたが、長くは続かず息が途絶えてしまいます。それから30~40年が過ぎた今、それらのメーカーのカメラを見掛ける機会が減って来ていて、特にこの2~3年はその傾向が強いような気がします。なのに、先週と今週と続けて、ミランダFvの買取り依頼がありました。

ミランダといえば、多くの機種でシャッターボタンがボディ前面にあることが特徴です。「この位置の方が使い勝手良い!」と言う人もいらっしゃいますが、世の中には、ボディ上面にある機種が大多数であるのも事実。

さて、この機種は巻上げレバーの位置、分かりやすく言うと、巻上げレバーの軸の位置が少々変。ずいぶんと隅っこに位置しています。

裏ぶたを開ければ一目瞭然ですが、フィルムの巻上げ軸とは、明らかに位置がズレているので、わざわざギアを介しているのです。これは、操作性を重視した結果なのか、それとも、構造上の問題なのか、不思議なところです。

ちなみに、ニコンF3、キヤノンEF、ミノルタSR系など、ボディ中心よりに軸をズラしている機種は案外ありますが。

実際、巻上げ操作を数回してみたところ、隅っこにあることによる違和感は特にありません。でも、シャッターボタンが前面にあるから~という前提で意識的に巻き上げてみると、、、もしかしたら、隅っこにある優位性があるのかな~・・・的なくらいでした。。。